「いざ反旗を翻す時!」
はためきすぎてもっかい表向きに戻る前置き。
えー、今回はMAKA BLOGさんところのフリーゲーム「反乱軍記」(http://www.freem.ne.jp/win/game/8406)の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。
FE風、とよく称されるマス型の戦略シュミレーションゲーム。しかしながら独自のシステムも練り込んであり、シンプルで歯ごたえ抜群の一作でした!
というわけで、特徴など。
即時転職可能なシステム
いくつかある独自システムの中でも真っ先に挙げたいのがここです!
その場その場ですぐに最適な職を選べれるので、行動範囲や戦術の幅がぐっと広がります。が、勿論それは敵側も同じこと。回復職の懐に飛び込んだと思ったら近接攻撃職にチェンジされて返り討ち、なんて展開もあるあるです。
エムブレマー向けな説明としては、馬から降りるのと同じ感覚で転職ができてかつ同ターンの移動も行えるという感じ――と書いといて何ですが説明難しいですねw
移動・攻撃だけのシンプルなゲームと見せかけて、取れる行動の幅がめちゃくちゃ広い一作です。
どのキャラともずっと一緒!
もう一点挙げたいのが、キャラロストが無いこと! キャラに愛着湧きやすい私としてはこの仕様本当嬉しいです。倒れたキャラを抱えつつどきどきしながら次章に進み、またその子が戦線復帰してくれたこの喜びと言ったら! 良かったああああと叫びかけました。下手くそ軍師でごめんよー!
この点を利用して、やろうと思えばキャラを使い捨てにすることも一応、できます……。経験値の関係でもったいなくはありますが。
カスタム可能なオリジナル主人公
キャラに愛着ということで、続けて挙げたいのが主人公について。
ゲーム開始時に顔グラ・ステータス・レベル・職業を自由に選ぶことができます。これも単にカタログを選ぶようなものではなく、きちんとメリットデメリットも加わってきます。
どんなカスタムをしても詰むことはないと思いますが……レベル1でセイントorネクロマンサーを選ぶのだけはやめたほうが良いです、とだけ。
ちなみに私は力と速さだけに絞った魔術師キャラを作りました。俺TUEEEができてめちゃくちゃ楽しかったです! やっぱ自分で選択する部分があるといっそう楽しいですねぇ。
シンプルながらもあっと驚くストーリー
暴行蔓延る帝国に対抗するレジスタンス、そんな彼らに協力することにしたプレイヤー……という王道的な導入から話は始まります。
ストーリーやキャラの性格付け自体はとてもシンプルで、ゲームを進める最低限の動機付けとして添えられている印象です。印象でした。が! 終盤になるとこれがあっと驚かされました!
書きすぎるのも何なので、あとは追記にて。
さて一方、不満な点としては、
基本的な情報の不足
実を言うと、冒頭の主人公カスタムからちょっと戸惑いました。というのも、クラスごとの攻撃範囲がわからないので、こういうキャラにしたいっていうビジョンが立てづらいのです。
攻撃範囲がわからないのは本編でも同じく、キャラごとにどのクラスを選んでいるのか確認できはするのですが、向こうがその職になってみるまでどういう動きをするまでわからず対処の仕様がないという! こればかりはちょっと致命的でした……。説明書にもクラスの説明は乗ってないんですよねぇ。
他にも、水面は1マスずつ進める・草むらは進みづらい等々、マスごとに設定がしてあるようなのですが、こちらも情報をどこで見れば良いのかわからず困ってしまいました。
マウス移動と範囲選択が被る
マップの移動はマウスクリックで行うんですが、敵の行動範囲を見ている時にマップの端に隠れた部分を見ようとしても動作が被って見れないんですよね。
こればかりは仕様上どうしようもないのかなと思いつつ、やっぱりちょっと致命的。マス目を数えようにもマップの境目は数えづらいのです……。
会話中のSE
これは私の好みの話になりますが、ちょっとSEが甲高い音すぎて耳に痛かったので、数文字分SEを流したら後は止めるとかするだけでも随分印象変わるのではないかなあと思います。
とまあ、こんな感じで。
戦略シミュレーションにはちょっと致命的なところもありはするものの、「やればわかる」でゴリ押しもできますし何よりミスした時のデメリットが少ないので、なんだかんだと言いつつ何度もチャレンジしたくなる一作でした。
追記ではほんのり攻略メモっぽい何かとか具体的な感想とか。興味ある方は右下よりどうぞ。
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