うそうさ〜第二号室〜

フリゲ・鬱展開・ヤンデレ 万歳!

アニメ「AMNESIA」感想

「世界の可能性は全て君のためにあるんだ」
全知全能的な前置き。

 


えー、今回はアニメ「AMNESIA」の感想をつらつら書きますね。
原作は未プレイ、漫画版は既読です。
漫画の方ではウキョウとオリオンのルートが無かったので、アニメでの展開は色々と新鮮でした。原作をプレイしたら完全に補完できるんだろうけども……うーん。

さてでは、以下、完全にネタバレありです。
ネタバレ嫌って方はご注意ください。

 

 

 

・キャラクター

主人公(パウリちゃん)は流され系のおっとり大人しい子。
あれ、記憶を無くす前は結局どんな感じの子だったんでしょうね?
記憶がないからかもしれないんですが、終始ぽわーんと和んでいる印象です。かわいい。キャラデザも可愛いですよねぇ。
アニメを見ている間はひたすら、今日は死ぬのかいつ殺されるのかどう死ぬのかとはらはらしてましたw


好きなキャラクターはケントさんです!
ああいう、不器用通り越して変人になりかかってる人、素敵。あと攻略キャラの中でも一番、こちらの話をしっかり聞いてくれそうなイメージがあって、そこが好きだなーと思います。誠実そうだし、すごく、向き合ってくれそうです。
実質1話分というのもあって、量的には残念だったんですが……
そのぶん、一番綺麗にまとまってて、質的には優遇されてるんじゃないかな?と思いました。結果、満足です。なでなで!わぁい!
なんだかんだでパウリちゃんはケントさんとくっついたら平和に生きられるのではなかろーか…。


で、ヤンデレ好きとしてはトーマも推したいところ。
まさかまさか、アニメで監禁をして下さるとは思ってもみませんでした。ありがとうありがとう。
大事にしたい守ってあげたい、が高じて病んじゃった感じでしたね。「お兄ちゃんとして守りたい」と「恋人として愛したい」の葛藤や嫉妬やらが混じり混ざったような。自分を客観視して「何やってんだ」と自責する冷静さも持ち合わせている辺りがなおいっそう萌えました。おかしくなったわけじゃないのにおかしいみたいな。素敵。
こちらの√は3話分あって、ヤンデレ好きとしては嬉しかったですねー。
怖い顔と瞳の色が綺麗で好きです。
10話(だったかな?)の渇いた「痛い?」って台詞がたまらんツボです。

 

 

・真相、ストーリー

ストーリーとして、大きな謎はパウリちゃんの記憶喪失の理由と平行世界への移動が起きる理由、でしょうか。
ニール様、とやらにより、ラストでととととーっと解決してしまいましたが……。
納得はいくものの、どうにも急で、ちょっと理解するまで時間がかかりました。もう少し良い感じにまとめられなかったかなあ。というわけで、アニメでのストーリーは満足とはいいがたいです。

 

・演出

シュールな笑いが多かったですね。はい。
ウキョウさんが道路で寝てたり、イッキさんが仮面ライダーになってたり、オリオンの似顔絵がすんごいことになってたり、夏に鍋をやることになってたり、アイスホッケーで二刀流だったり、シンとのシリアスな話の背後に何故かジャグラーがいたり。
ギャグパートと言っていいのかなんというか、突っ込みどころが多かったですね。
ある意味楽しかったですけどもw

最終話の演出は良いものが多かったなーと思います。やっぱり気合い入ってんだなあ。まず、扉を開けるときのOPアレンジ。単純にオルゴールとかオーケストラにするんじゃなくて、独特の音が入ってて、好みです。
Cパート、トランプのマークがパウリちゃんの目の前に浮かぶ演出。あれも良い演出だなーと思いました。結局、パウリちゃんのお相手は視聴者側で好きに選んでいいよってことですよね。やったー!パウリちゃんがにこやかに駆けだすのも嬉しかったです。やっと幸せになれるんだね…!と拍手したくなりました。ABパートのもやもやも吹っ飛びましたね!

 

 


とまあ、こんな感じで。
何だかんだで楽しんで見れましたし、ヤンデレ好きとしてもダークな話好きとしても良い感じのアニメでした!