「ハサミと筆ペンで鬼退治だ!」
さすがに無謀すぎる前置き。
えー、今回は船のフリーゲーム部屋さんところのフリーゲーム「狐憑き学園七不思議」の感想をつらつら書きますね。案の定一部レビュー風かも。
ジャンルはホラーノベル+ミニゲーム、やや恋愛要素もありますが、比較的一般向けかなあと思います。
なお本記事はリメイク前の内容です。
さっそく、良かったなあという点を挙げてみると、
まさかの動画!
ところどころの決め場面で、動画がふんだんに使われます。ぬるぬる動くってやつです。他ゲームでもEDやOPでなら見かけますが、こういう演出のための動かしっぷりは凝ってるなあと思いますね。
お耳としっぽのぴこぴこがたまらんツボです。
あと、自分、終盤でセリフが聞きとれなくて非常に悔しい想いをしたので、「そろそろクライマックスかな?」と思ったら音量を上げてプレイすることをオススメします。はい。
親切なヒント&好感度システム
初回プレイでは色々気づけず、けっこううろうろしていたのですが、狐さんのヒントに大変助けられました! で、ヒントをもらってるうちに好感度も上がってくれるので、嬉しいことに初回でベストエンドに到達でした♪ ま、まあ、別の場所のヒントも見たからっていうのはありますけども……。
どうでもいいんですけど、そんなにreadme見る方って少ないんですかね。自分が常に見る習慣ついてるので、わりと謎です。
熱く前向きなストーリー
やっぱりホラーなので、暗い展開も鬱展開もあります。やるせない結末もあります。
でも、最後までプレイして思ったのはやっぱり、熱くてハッピーにまとまってくれたストーリーだったなあってことでした。
ヒロインこと彩華ちゃんが芯の強い子だから、っていうのもあるかもしれませんねぇ。怖がりつつビビりつつ、それでも奮起してくれる様は見ていて共感しやすかったですし、こっちも一緒になって頑張りたくなりました!主にミニゲームとかを。
よく言ってくれた!と思うシーンも多々あって、いやあすっきりしましたね。元気な子は良いものです。
変化するタイトル画面
ストーリーの進み具合によってタイトル画面が変化します!
凝っててすごい!
惜しいなあと思うところ
併せて気になった点など。
ウェイトが長い
ホラーですし、ある程度の待ちや溜めが必要だというのはわかります。ただ、プレイヤーとしてはどーしてもストレスが溜まってしまうのが難点。
場所移動のあのゆったり感は結局コンプしても慣れませんでした。常にスピーディにとまでは勿論言えませんが、場所移動や、ミニゲームでの反応はもっと迅速にしてほしかったです。3秒以内に、といった制限もあることですしね。
注意や説明が過剰
プレイ初めの説明がなんというか、長くて、ちょっと気合いが削がれてしまったところがありました。それこそreadmeに書いておけば良かったように思います。
たぶん、プレイヤーの解釈や誤解を非常に気にしておられる作者さんなんじゃないかなー、なんて。もうちょっとプレイヤーを信じてくれてもいいのにな、と寂しくなりました。
こうやって好き勝手感想を書き連ねている時点で私も同類でしょうか……。少し悩まされるところです。
とまあこんな感じで。
とにかく、クオリティは高いです。
ホラーだけど後味は良いものをやってみたい!という方も、鬱展開に興味があるという方も、人外萌えな方も、是非どうぞ。
追記はネタバレ込みのちょっとした感想。
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ネタバレ注意!
王牙かっこいいいいいいいいい、が第一の感想でしたね!!
わかっちゃいるんですけど、あの手のクールなキャラ好きなんですよ。はい。それで、あの、鬱展開好きなので、EDリストで彩華の画像が出るあのエンドでの彼が非常に好みです……。
あと、秋久さんの絶望顔が大変その、精神的に傷つけられつつときめいてしまって、乙女心が複雑でした。
タイトル画像も一工夫あって凄かったですねぇ。コンプ後は、お気に入りの画像で止めてあります。
ストーリーで印象的だったのは、雪弥さんが川で救おうとしているシーンと、言っても狐憑きとされてしまうと嘆くシーンでした。ああいう、やるせないシーンは、心にズンときますね……。でも好き……。
あと、EDが大好きな方で嬉しかったです。えへ!