うそうさ〜第二号室〜

フリゲ!鬱展開!ヤンデレ!万歳

フリーゲーム「ソラドウト」感想

「何も言わなくても君はわかるって信じてる」

言葉ほど不安定なものはない前置き。

 

 

えー、今回はほーむorあうぇいさんところのフリーゲームソラドウト」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。

 

ウディタ製の廃墟探索ゲー。スムーズに進めば1時間とのことでしたが、けっこううろちょろしたので1時間半くらいかかりました。

 

 

黙して語る雰囲気ゲー

 

空飛ぶ島のあちこちにある石板や、ふっと現れては消える女性など、意味深なものが多めです。この島に何があったのか、主人公は何のためにここにきたのか、細かく詳しい解説はされません。だからこそ、こうだったのかなーと考察したり想像したりするのが楽しいんですよね。

色々考えたことは追記に畳んでおきますね。

 

 

 

どこかもの寂しい雰囲気

 

朽ちた建物、ちらほら咲く草花、神々しい像、幻想的な言い回しの石板ときらきら光るマホウ。ほとんどがこれらの要素で出来上がっていて、決して青一色ではないのに、どことなく切ない雰囲気でいっぱいになります。

マップが大きく変化する仕掛けもあって、それを堪能するために意味なくふらふら遠くまで行ったり来たりすることも。あの世界を歩き尽くした気がしました。

BGMもぴったりで、ごぅ、と吹く風もなんとなく耳に残っていたり。

 

 

 

頭をちょこっとひねれば解ける謎解き

 

うん?と立ち止まることはあっても詰むことはなかったかなーと思います。作中にヒントがあることも多かったし、仮にヒントはなくても怪しげなところを弄ってれば解ける感じ。時間制限のイベントもないので、心ゆくまでまったりと謎解きが楽しめます。

ただ一か所うっかりってことで、「許されぬものもある」のところを思いっきり見逃してました。最後の最後で戻ってやっと発見。しかしこのヒントの一文、かっこいいしわかりやすいしで惚れますね。

 

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

探索、廃墟、徘徊、考察メインなどなどにピンとくる方が特に合うんじゃないかなーと思います。

 

 

 

追記にはネタバレ込みで考察とか。

 

 

同作者様の他フリーゲーム感想記事↓

shiki3.hatenablog.com

 

 

 

ネタバレ注意。

 

 

アシアトに書いてあることが全て、という感じはしますねぇ。

なのでちょっと妄想込み込みですが、まあこんな考えもあるんだなーくらいに見て頂ければ。

 

 

光が夜に人になる

  光は単純に考えてもう亡くなった島内の人かと。向こうもこっちも干渉できないうえに透明になっていることや、石板にあった望むものを映しだす云々のテキストから考えると、主人公の願望が形になっただけの幻かもしれない。生前の皆が過ごしている風景、みたいな。

 

なぜ島は滅んだ?

  信仰されてるっぽい女神像の他にちょっと黒ずんだ女神像があることや、戦を思わせる仕掛けがあることから、島はどこかと戦争をしてたんじゃないかな。島の人達は月組だから、戦うとしたら相手は太陽組だと思う。

 

ゴーレム

  島の守護者。かなあ。前述の戦争で動かなくなったみたいな。

 

初期から花を集めている

  これが主人公にとっての“やるべきこと”。主人公は島内の人達が既に亡くなっていることをスタート時から知っていたってことになる。つまり主人公の目的は島内の人の弔いかなーと。

 

謎の女性

  花ENDでちらっと見えた島の昔の姿(?)のところで、女性は一番奥、一番偉い人がいそうなところに立っていた。グラフィック的に女王様って感じはしないし、女神様かそれに通じる……巫女さんみたいな立場の人じゃないかと思う。主人公との関係は明言されていないけど、恋仲とかだとときめくなあ。

 

 なんで逃げるのかについては、これこそ妄想過多だけど、戦争を逃れた主人公とあっさり顔を合わせてしまうと亡くなった人たちに申し訳がたたなくなるからかな。

だから、花ENDの方では故人をしっかり弔った主人公を見て悼む気持ちがあることがわかったので、向こうから近付いてきてくれたみたいな。

 

  女性が形を変えた姿かなあと。こっちが近づいたら逃げるし。

 

 

 

まとめると、

空飛ぶ島で戦争が起こった→主人公は島から離れた→なかなか帰れない日々が続く→島が滅びる→ようやく主人公が島に帰ってくる→生き残っていた女性と再会する

って流れ。だったら楽しいなって言うことを考えながらプレイしてました。

 

 

正解、というか、ストーリーの全貌をしっかり知りたいような気もするし、この掴み切れない雰囲気を大事にしたいような気もするジレンマ。

何にせよ、心に残る、染みいる作品でした。