「タイトルホイホイを恥じるなかれ」
むしろあえて踏みに行く前置き。
えー、今回はRay [rei]さんところのフリーゲーム「月夜に処女は恋文を濡らす」の感想をつらつらと書いていきます。
概要
がっつり百合で、えろいところもあるので15歳以上推奨。と、ありますが個人的には18禁でもいいんじゃないかなあと思ってしまうくらいです。
そういうシーンは短いんですが、うん。直接的な部分がないので、なおさらこう、湧き立つものがあります。
プレイ時間はコンプ+おまけで一時間ほど。
シナリオの達人、という企画の提出作品でもあります。これは、すでに用意されている素材を駆使してゲームを作成し、シナリオとスクリプト面での優秀さを競う企画、とのこと。
普段ノベルゲーというとスチルが気になる印象ですが、その認識をがらっと変えられました。タイトルもまさかのスクリプトだけで作った力作。ゲーム制作のほうは詳しくないですが、いやー、こんなこともできるんですねぇ。かっこよい起動画面でした。
感想
まず印象的だったのが冒頭部分。謎の相手から送られてきた手紙を読み進めていくわけなんですが――これがまた良いんですよ、もう。
初めは、とんでもな文体と内容になんじゃこりゃ、と思ったんですが。二通目になると、おっ?と思わされます。そして、最終的に謎がすっきり解ける、と。いやあ思いっきり騙されました。
短いからこそ、謎もありスリルもありと、起承転結が良い感じにまとまっている印象です。
百合ならではの禁断と背徳の感じや、恋愛相手への執着なども見られます。
いいねえドロドロ。色んな意味で。
ただ、たぶんノベルソフトの問題になると思うんですが、音量調節がないので起動時に耳をやられるかと思いましたw イヤホンを使っている方はご注意ください。
というわけで、百合に抵抗がなくて、えろいお手頃サスペンスものに惹かれた方には、一度プレイしてみることをオススメします!
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