「不安は何とも言えないからなおさら不安だ」
トートロジーもどきの前置き。
えー、今回は終止音さんところのフリーゲーム「ゆきどまり」「キスまでの距離」「誰かの間に間に」の感想をつらつら書きますね。
短編なので3つ一気に書きますが、それぞれに関係性はなく、別個の作品として遊べます。
ゆきどまり
短編のR-18BLノベルです。内容はけっこう過激。んでもって鬱展開です。
てっきり、ヤンデレが暴走系かなー?と思っていたのですが、意外や意外の展開でした。初めに快楽堕ちしておくと後の展開がわかりやすくて良いと思います。
淡々と得体のしれない行為が続く様は実に背徳的で大変楽しめました。
キスまでの距離
短編のBLノベルです。
内容はノンケが目覚めるまでといった感じ。こちらは全年齢です。
色々な人間関係が絡み合う様を楽しめます。ファミレスのお姉さんとのぎこちなさがツボでした。主人公も顔グラのみでなく立ち絵があるというのは珍しかったですねぇ。
誰かの間に間に
短編のミステリ(?)ノベルです。
事情聴取のパートと殺された少女のパートが交互に挟まる構成です。全体的に鬱っぽい、ダウナーな雰囲気で話が進みます。初読で話の全貌をクリアに分かる人は少ない、かも? 自分で色々と考えつつ読んでいくのが楽しい話かなと思います。
この手の雰囲気がかなり好きなので、ついのめり込んで一気にプレイしてしまいました。
いかんせん、自分の話の理解度に自信が無いので、追記に伏せ字でネタバレ考察を書いてみますね。
誰かの間に間に(ネタバレ感想)
翔太が殺した:いおりの愛を重く感じて離れたせいでいおりが計画を立ててしまったせい
いおりは自殺した:河下の連続殺人現場に行って、わざと焚きつけて殺してもらった
いおりのシーン:会話文は、先に出た方(河下視点)と後に出た方(いおり視点)の掛け合い
なのかなー?
懺悔とか告解室みたいな、終わったことを終わったこととして淡々と語るようなノベルゲー大好きです。はやってほしい。
またふと思い出して一周するんだろうなと思います。
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