うそうさ〜第二号室〜

フリゲ!鬱展開!ヤンデレ!万歳

フリーゲーム「白狼恋歌」感想

「舐められたくないけど甘やかして欲しい」

複雑乙女心な前置き。

 

 

 

えー、今回はPhysical Room C.S.K.さんところのフリーゲーム「白狼恋歌」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。

 

前作「白狼隊士記」

shiki3.hatenablog.com

の続編ということで、前作既プレイ前提の文章になります。興味が出てきた方は前作品の記事を覗きにいってもらえると嬉しいです。

 

 

というわけで前作との違いなど。

 

 

 

女性主人公、ほんのり恋愛要素あり

前作が男主人公で友情と熱い展開が中心だったのに対し、今作は女主人公(ヒロイン)で、恋愛な雰囲気も楽しめます。

共通ルートの間に攻略キャラを決めることになる分、想いを募らせる日々云々の恋愛的な心理描写は薄めです。しかしながら、前作同様章ごとに各キャラがメインを張るため、「このエピソードで彼に惚れた!」というポイントは掴みやすいです。要は、シンプル王道で妄想が捗るストーリーな印象でした。

エンド数の多さは健在、ほのぼの寄りなのも同様です。大筋が決まっていた前作と比べ、今作では後日談のバリエーションがキャラごとに変わってくるので内容がより濃くなっています。

 

ただこれ、私としては一点気になるところがありまして。ネタバレになるのでそっと追記に畳んでおきます。とりあえず、前作で気になるキャラがいた方や恋人未満くらいのほんのり淡い恋愛要素を楽しみたい方向けかなあと思います。

 

 

 

細かく種類の多い会話選択肢

また今作では、共通ルート内でも会話分岐がたくさん仕込まれています。選んだ選択肢によってキャラの好感度が上下することも。選んだ後はSEが入るので、その場ですぐ正否がわかるのは助かりました。

選んだ内容によってヒロインの反応も変わってきます。初めはなるべく好印象の選択肢を選んで真面目で一生懸命なヒロインとして頑張ってもらっていたので、二周目以降であえて選択肢をミスした時の不真面目ドギツイ台詞にぎょっとさせられましたw

選択を外しまくっても章最後のキャラ選択を一貫させていれば目的のエンドに行けるので、難易度も易しめです。

 

 

戦闘難易度の引き下げ

負けイベントや戦闘中断イベントは健在ですが、是非は前作で熱く語ったので割愛。

ポイントはボス戦、かなり強さが軟化されています。刀のレベル上げさえしておけば雑魚敵を避けまくっても十分安心できるくらいです。一方で、呑気に通常攻撃だけしてるとやられちゃう程度には固いので、普段RPGしない人にちょうど良いくらいの難易度になってるんじゃないかなと思います。

雑魚敵のシンボルシステムも少し変更され、倒すと敵が一時後退するようになりました。ただ、後退した敵が行き先を塞いで結局再戦、ということがしばしばあったのでちょっと残念だったかなと。レベル上げがキーになるゲームなら無限湧きもありがたいんですが、このゲームはストーリー進行で勝手にレベルが上がってくれるので……。

とはいえ、ストーリーを考えると今作は説得メインな印象だったので、難易度が下がったのも物語の流れに合ってるなー、なんて。

 

章ごとに入れられるスチル

キャラの立ち絵は一新され、さらにほぼ毎章スチルが挿入されるようになりました。さらに加えて、ミニゲームで特別な一枚絵も鑑賞できます。

長屋がなくなった代わりにセーブがいつでもできるようになったので、ひょっとして章ごとのアイキャッチもなくなったのかなあとどきどきしていましたが、こちらも健在でした! これは嬉しい。このシリーズのアイキャッチ大好きなんですよね。

9章アイキャッチが特にお気に入りです。

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

 

前作のおさらいが序盤にあるので単品でも遊べるとは思いますが、両方遊んでおくとより味わい深くなるのは確かです。

恋も戦も頑張るような感じのストーリーが好きな方に向いてる一作でした。

 

 

 

追記ではネタバレ込みの感想。

ご興味ある方はどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ注意。

 

 

 

 

まずストーリー上の気になっていた点について。

ちょっと主観強めの批判っぽくなってるかもしれません。飛ばす方は次の【】へ。

 

結論言ってしまえば、一周目からフェイルートに入れても良かったんじゃないかな?ってところが気になってます。

ネタバレになるとはいえ彼の正体については早い段階から察せますし、何よりあそこまでフラグが立っているのだから、その勢いで突っ込ませてほしかったんです。それに一周目は強制で“友達”として終わるから、どうも鈴音が性格悪い子に感じちゃったんですよね。なんていうか、気のあるふりをしといて結局他の男のところ行くんですかと。

ついでに言うと、向こうからデフォルトでアピールしてくる男性が多いのに対して、鈴音がそこだけ難聴鈍感主人公化するので、構成上どうしても鈴音がカマトトぶってるみたいに見えてもやもやするという……。出自があるとはいえ選択肢の反応を見る限りある程度の察しの良さは持っているように見えるので、なおさらです。

 

とはいえまあ、ここは私の好き嫌いも多分に含まれてるとは思います。単純に思わせぶりな子が苦手なだけです。そんでフェイさんが気に入り過ぎただけです。重々承知です。

徹平君はまだ、○○さんと約束があるから等々でこっちからフラグ折っていけるから罪悪感少なくて良いんですけどね。そもそもフェイに感情移入し過ぎたのが間違いだったってことか……。

 

なので結論、一周目からフェイを攻略できるようになるか、フェイからのフラグを早めに折れるイベントか選択肢が欲しかった!というのが素直な感想です。

 

 

ぐちぐちと失礼。

ということで各キャラの感想など。

 

 

 

【惣助】

前作で白狼隊士の中では一番気にいっていたので、とりあえず彼から攻略してみることに。前までは良い兄貴分ってイメージだったんですが、恋愛ごとが入るとちょっとツンデレな面も見えて面白かったです。

鈴音がやっぱり言うこと言うキャラなのに加えてあんまり媚びないタイプみたいなので、サバサバしてる惣助とは相性良さそうだなー、なんて。

一周目だったのでデートのお誘いが共通イベントと知らず、向こうから誘ってもらえるのが意外過ぎてどきどきでした。おうちまで迎えに来て下さったときは「あの惣助さんが!?」と驚いたものです。

5章だったか、パートナーが迎えに来てくれる展開の直後に惣助さんメインのストーリーが始まったので、一章丸々パートナーといちゃつける章なのか凄いなあなどと勘違いしてしまっていましたw 恋は盲目だからね、しかたないね。

 

 

【実時】

話し方がかなりつっけどんになっているというか、「~ぬ」等々の語尾も相まって前作よりお固い言い回しが多かったように感じます。前作の良い上司ってイメージがさらにレベルアップしてもはや師匠になってましたね!

恐怖の乗り越えるには無心になって己の感覚を信じるのだ~みたいなくだりがあったと思うのですが、あれ目から鱗な話で思わずほうほうと聞き入ってしまいました。

あと実時さんに好感度上がってもらえる選択肢を選んでいくと、真面目でちょっとおどおどした面もあるけど芯は強いって感じのヒロイン像ができるので、その点でも萌えました。

 

 

【フェイ】

いやー、エンディングでの鈴音の台詞が忘れられません。ナチュラルに依存させに来てらっしゃる。これもしかしなくても何らかの事件で鈴音がいなくなったらまたすぐに世界滅亡計画が始まるのでは……?

他ルートと違い、間に戮焔さんが入って来なくなったぶん、フェイ側の皆さんがどうなったのか気になるところでもあります。薊さんに鈴音殺されやしませんかね。フェイと鈴音の二人だけ見るとにこにこ幸せそうで何よりですが、薄皮一枚剥がれただけでとんでもないことになりそうだなあという鬱展開好きな私の穿った妄想が止まりませんでした。

 

 

【鈴音】

初めは、世間知らずながらも負けず嫌いで一生懸命頑張る子……なキャラづけがされているのかなあと思っていたのですが。八章だったか、徹平メインのルートで彼を振り回しておいてさらっとフェイを探しにいく流れや、前述のフェイとのフラグを立てつつ十章では結局“友達”で終わる流れなどを見ると、思い切りイメージ変わりました!天然悪女だ!

選択肢によるところも大きくはあるんですが、どのキャラにおいても相手が好意を向けてくると途端に自信満々な台詞が増える辺りがなんというか、凄かったです。マウント取りにくる女性は怖い!w

 

 

【他キャラ色々】

美景が出てくれるのは嬉しかった、一方で、「出てった理由は結局気まぐれなんかい!」と力が抜けるところもw 謙遜かもですが、見聞を広める~くらいの理由で留めておいてくれればかっこよく聞こえたんですけども。とりあえず、美景メインの章での鈴音の太鼓持ち感がシュールでした。美景自体は良い少年漫画主人公だなあと思ってたんですが、ここまで持ち上げられちゃうと見ていてむず痒いですね。

あと舘羽さん×美景がグイグイ来てましたね。この組み合わせは全然考えてなかったのであちこちでそういうイベントがあってびっくりしました。やっぱり前作もBL要素ありとして紹介するべきだったかも。

 

正親さんのお説教は今作もビビっときましたね! 前作で柳牙さんを一喝していた時も痺れました。無玄と一の好敵手なやりとりも面白かったですねぇ。いっそ無玄さんも黒虎隊に入って欲しいと思ってしまうくらいでした。とはいえ、彼のフェイさんへの感謝も素敵だったので、あくまで世迷言なんですけどね。

 

他キャラ攻略ルートでのフェイさんは他5人となんやかんやで平和に過ごしてほしいなあと思いつつ、まあ、このノリだと薊さんは報われないんだろうなあと虚しくもなりつつ。けど、言ってしまえばたかが人間の彼女を傍に置いておく辺りにもフェイの優しさがあるのかもしれませんねぇ。

 

 

 

 

 

だいたい考えたことはこんな感じ。

とにかくフェイ推しに落ち着きました。