うそうさ〜第二号室〜

フリゲ!鬱展開!ヤンデレ!万歳

GW・クズ男になって死にまくるアプリゲー4作感想

「最優先は自分の利と爽快感」

生き延びるためには仕方ない前置き。

 

 

えー、今回は普段とちょっと趣向を変えて、スマホでプレイできるアプリゲームの感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。

 

今回取り上げるアプリゲームは以下の通り、順番は私のプレイ順。制作会社はグローバルギアという商業会社ですがアプリ自体は無料です。

 

どの作品も相互の関係性はありませんが、

・選択肢分岐ありのノベルゲー

・人間関係のハラハラ、三下クズ主人公

・死亡パターン多数

という、鬱というよりはチャラくバッドに突き進んでいる独自の味わいです。

 

ではさっそく各作品など。

 

 

 

 

『元カノ(仮)と今カノと僕』(選択式ADV・恋愛)

 

[概要]

知的で大人で優しい今カノ、子どもっぽくベタ甘でかわいい元カノ。別れようと思ってはいるけど、ずるずるずるずる……なノベルメインのADV。

元カノがメンヘラちゃんなので即死ゲー。ヤンデレっぽいエンドも楽しめます。

 

 

[システム・難易度]

 

選択肢は基本総当たりで全回収可能。選択肢や分岐自体はかなり多く、バッドエンドは驚きの39種類でしたが、リトライ機能のおかげで回収も楽でした。エンド回想がついているのも嬉しいところ。

多少アクションや速さが求められるところもありはしますが、基本はあちこちタップするだけでなんとかなってくれます。アイテム組み合わせ系のギミックはせいぜい1か所なので易しめだと思います。

 

彼女からのLINEもといLIMEでの選択肢での疑惑度変動も基本は固定なので、調整もやりやすかったです。エンド条件もけっこう極端かつシンプルでした。

一方で、チャプター選択で巻き戻ってやり直すと章の既読設定もリセットされてしまうのが面倒ではありました。なんと書けばいいのかな、エンディング直前まで行ってから1日目に戻ったとして、その直後にまたエンドへ飛ぶのはできない感じ。疑惑度リセットの関係で難しいんでしょうけどね。

 

 

[好きなところ]

 

そりゃもう彼女たちの性格ですよね! 二人の性格や病み具合を上手く差別化しているなあと思わされました。どっちも可愛く見える気持ちがよくわかる!

 

元カノは序盤こそ「うわあ……」となってたんですが、BAD14だったかな、別れを察してなお言わせない強気なプレイングに不覚にもグッときました。なんだろう、頭弱いバカな子じゃなくて、甘えたいだけである程度人の機微は察せるんだなあっていうアンバランスさが良いです。LIMEでも子ども扱いするより元カノちゃんを立ててあげるような回答をしたほうが機嫌良くなったような。常に優位に立ってたい子なんだろうなあと思います。

 

今カノも今カノで、付き合いが深くなると問題が発覚するケースなんですよねぇ。ぱっと付き合っただけだとわからない分、こじれにこじれる可能性もかなり高そうで何とも厄介。そこが良い。ワガママちゃんな今カノだと絶対しなさそうな病み方なのも、彼女の個性って感じがして素敵です。

バイオレンスエンドでは意外なほうに病んでくれたので思わずガッツポーズでした。今カノは頑張り屋さんだなあ!

 

また、あの手この手のバッティングや浮気バレ展開も面白かったです。マンネリがなくて、起こりうるバレ方を網羅している感じがわくわく(ひやひや)しました。最後まで「ここでぇ!?」と驚かされていた覚えがあります。わりと力業で解決していくのも面白いところ。

 

絵柄も良かったですよねぇ。ピンクとモノトーン重視で、唯一目立つ赤と青はそれぞれの彼女の色。ああいう、青年誌っぽい感じ? 萌え萌え系ではないけど「可愛い」と「美人」がよく伝わるイラスト大好きです。スキルも可愛い(危うい)ものが多くて眼福。

 

さりげなく、広告類が邪魔にならない場所に表示されるのもありがたい心遣いでした。

 

 

[惜しかったところ]

 

惜しい、というか素朴な疑問なんですが、なんでタイトルは「僕」なのに一人称や彼女たちからの二人称は「俺」なんでしょうね?

プレイ前はてっきり気弱くんが翻弄されつつ二股かけ続けるゲーだと思っていたので、ふたを開ければわりとチャラっぽくて意外でした。

あっでもゲス具合は好きです。別れるぞっていうシーンの直後に顔だけは可愛いんだよなあって思っちゃう辺りとか最高にゲスい本音って感じがして痺れました。いいよなあ人の本音。

 

 

[総括]

一手間違えると即死のスリル満点の恋愛や、メンヘラ展開を楽しみたい方向け。

 

 

 

 

『シェアハウス -今日も僕は監視する。』(選択式ADV・推理・探索)

 

[概要]

背後からルームメイトに襲われたので各人の部屋に監視カメラを付けて真相を突き止める、サスペンス風なノベル中心ゲー。

 

 

[システム・難易度]

 

基本的には選択肢総当たりでエンド回収もできる仕様。ストーリー進行でも基本的に詰まることはないはずですが、一部意地悪な(わかりづらい?)推理があります。

上手く立ち回って犯人を突き止めるというよりは、理不尽選択肢に死にまくって分岐を楽しみつつ読み進めていく、死亡集サスペンスな印象でした。

 

 

[好きなところ]

 

まずグラフィック。各キャラの特徴を出しつつもシルエット風な描き方で、シンプルな上手さを感じます。フィクションでもちゃんと現代っぽい感じの見た目が好き。

ユズとアイカワの身長差がなにげにツボです。立ち絵変化も多いですし、立ち絵以外のスチルやエンド絵もちょこちょこ肝が冷えてグッド。

犯人特定ができると脅迫文みたいにバチッと決まったり、推理パートの演出だったりも素敵でした。

 

あとはキャラクターかな。けっこうわかりやすくテンプレなキャラ属性がつけられているんですが、話が進むごとに彼らの本性がわかってきてゲスキャラ萌えを楽しめます。良いよね小悪党。

主人公も正義感バリバリというわけではなく、むしろ小心者で自己中。ある意味すごくそこらへんにいそうな小市民感があるので、なんというかこう、性格悪いとわかっていながらにやにやプレイしてしまう魅力がありました。フジに対する煽り力の高さと、ギャグにかけた上手いこと言ってやった感が好きです。ドヤ顔が目に見えるようだ。

 

ストーリーもなかなか、サスペンス?ミステリ?としておっと思う出来でした。序盤は勿論犯人の意外さや主人公の云々に驚かされ、中盤はお決まりの流れを楽しみつつ少し疑念の種がまかれて、終盤でおおーーなるほどと思わされる展開。どこかで見た事ある感じではあっても、構成の仕方でこうも意外性が出るんだなあとしみじみしました。

先に取り上げた同会社のアプリゲー『元カノと今カノ(仮)と僕。』のほうで「なんで主人公俺なのに僕なのか」と触れましたが、こちらの作品の方では僕なのも納得のオチでした。フェイクか何かだったのかなーという。

 

システムとしては、既読スキップと即コンティニューが助かりますね。欲を言えばコンティニューは直前の選択肢まで巻き戻ってほしかったですが……。あるだけでも御の字でしょう。

あと、広告表示の時にキャラがちょいちょい顔出してるのも微笑ましかったです。こういうやり方するならむしろ広告はあっても良いくらいなんですよねー。

 

 

[惜しかったところ]

 

人物がいるところだけではなく、何もない部屋も何度か行き来する必要がある他、フラグが立たないと同じ場所でも進行しないことが多いところ。探索ゲーってそういうものでしょと言われればおしまいですが、もうちょっと監視カメラの映像からわかるヒントを出してくれてたらより監視感が高まって楽しかったのになあと思います。

バッドエンド回収しようとするとチャプターを一からやり直さないといけないところもあり、攻略を見ないとけっこう作業ゲーな感じです。

 

また、キャラクターのうちの一人に恋愛沙汰の子がいるんですが、彼女があんまり恋を貫いてくれないというか、惚れてるわりに全然惚れてない? 態度に出ない? 恋愛じゃなくてよくね? となった点は少し残念でした。ヤンデレっぽかったのにヤンデレじゃなかった、という身勝手な残念さもあるんですけども。強気にいくとバッドエンドに行くしね……。

 

ただ上記の通り、ストーリーには驚かされたので、ライトなゲームとして楽しむなら有りなのかなー、なんて。

 

 

[総括]

即死・死亡集ゲーや、人の本性を暴く展開が好きな方向け。

 

 

 

 

『犯人は僕です。』(探索・サスペンス)

 

[概要]

他人の秘密を握って殺人疑惑を黙らせる、部屋漁り&追い詰め論破ゲー。なんで僕なんだろうっていうのは天丼かな。

 

 

[システム・難易度]

 

探索パートについて。黙らせたい相手を尋ねれば行動方針が見えてくるので、基本的には難易度低めです。話が進展しない時は虱潰し戦法で。タップすべき場所も光っているので進みやすくできてます。おつかいゲーにはなっていないところも良点。

 

ただ、探索パートを終わらせるタイミングについてはけっこうシビアです。

証拠品欄が全て埋まるわけではないうえに、明確にここが区切りだとわかるイベントが挟まれるわけでもないので、いつ探索を終わらせて会議を始めるかは完全に自分の手ごたえ頼り。この点で難易度が急上昇している印象でした。

 

会議パートについては、バッドエンド回収なども考えると失敗するのが前提になっているかも。地雷選択肢はわかりやすくネタっぽい感じなので、こちらもそう難易度は高くありません。でもネタ選択肢って選びたくなるよねw

失敗選択肢を選ぶと次のヒントを明示してくれるのでスムーズに進められました。

 

 

[好きなところ]

 

まずこのゲームの発想です。犯人を捕まえる、のではなく、追及してくる相手を黙らせる。いやあ人の不幸は蜜の味、気持ち良いですよね! こういう裁判もの?で悪役側に立てるゲームって初めて出会ったので新鮮でした。

 

キャラクターのグラフィックはシルエット表示、名前もそれぞれ色から取ってあって、まるでモブキャラのよう――かと思いきや、かなりしっかりキャラ付けがされていて楽しかったです。

なんだろう、リアルなキャラ設定というよりは、「咬ませ役な小悪党」が多いんですよね。黙らせがいがあるというか、こっちが弱みをちらつかせた時の反応がざまあな感じで気持ちいいというか。ある意味テンプレ、しかし王道なキャラ属性でした。それぞれの反応を見に、無駄にあちこち顔を出しに行ったのも良い思い出です。

 

アオキに皆が「?」を浮かべるあの会議中のシーンと、料理を食べ切ろうと和室で奮闘するカナザワのシーンが印象的でした。キャラとしてもアオキが一番好き。クスッとくる笑いが多かったです。

 

 

[惜しかったところ]

 

おつかいゲーでないところは良点と述べた一方、調べる部屋が少し多いなと感じたのも確か。ほぼ終盤にしか使わなかった和室と、1回しか使わなかったバスルームは無くても良かったのではないかなと感じます。

 

また、前述の通り、探索パートを終わらせるタイミングが難しいのも1点。調べ損ねがないようにタイミングを調整できること自体は有難いと思うので、何か区切りだとわかるイベントがあればいいなと思いました。そろそろ会議の時間が近づいている――の一言等々。

 

加えて、バッド回収を目指すと会議を4回こなさねばならず、トゥルーエンドのためには2周する必要があるので中弛みするところも。選択肢直前まで戻れるコンティニューがあればいいなと思ったのですが……これに関しては次作以降で実装されているので、この経験を生かしてこそだったのでしょう。

 

 

[総括]

人の秘密を暴きたい方、小悪党を黙らせて悦に入りたい方……は少数派かもしれませんが。ともあれ一風変わった切り口の裁判ゲーがやってみたい方におススメです。

 

 

 

 

『犯人は僕です。~露天風呂編~』(探索・サスペンス)

 

[概要]

旅館漁り&強硬言いくるめゲー。前作に当たる『犯人は僕です。』との関わりはほとんどなく、やっていれば主人公の内面について深読みができるかなというくらい。

 

 

[システム・難易度]

 

まず探索パートについて。前作と比べてイベントが人物に集中しており、共犯者のおかげで次に行くべき場所もある程度目星がつくので、理不尽な難易度は緩和された印象。議論へ挑むタイミングは相変わらず掴みにくさがあるものの、証拠品の数も減り、よりお手軽にプレイしやすい感じでした。

 

一方、会議パートは証拠品が減った代わりに、選択肢誤りの疑惑度変動がかなり大きくなり、結果としてはプラマイゼロでした。新しく、ロンパのパニック議論的なものも実装はされていますが、あまり難易度としては変わらないかな。

 

 

[好きなところ]

 

ストーリーに共犯であるところを生かそうという心意気が見えているところ。序盤の、共犯にさせられてしまう展開自体はけっこう力業で受け入れがたかったんですが、後半になればなるほど、「なかなかやるじゃん」と思えるようになりました。

トゥルーエンドの展開は意外でもありましたが、これはこれで。主人公のクズ度が下がってしまった代わりに、お話のまとまりは綺麗でした。

 

あとはやっぱりキャラですね! ミドリカワの真相には思わず吹き出しました。次いでモモイ、キダのパンチが効いてました。出来てるキャラ像をぶち壊すのが上手いですよねぇ。

 

また、スキップ機能の実装と、トゥルーのために1からやり直しという羽目にはならずに済んだのもありがたかった点です。

 

 

[惜しかったところ]

 

前作と比べ、会議パートでの選択肢での疑惑度向上はコンプを目指しがちな自分としてはややマイナスでした。せっかくバッドエンドがあるからには地雷選択肢も試していきたいんですが、間違った時の疑惑度の上昇値が高すぎて、色々差分を見ようと思うとかなり手間なんですよね。前作ではエンド回収ついでに色々見て楽しめたんですが、今回はさすがに諦めました。

また、スキップと早送りのスピードがあまりに遅いので、実装されてもあまり意味がない、かなと思うところも。無いよりは勿論有る方がありがたいんですけどね!

ストーリーに脅す要素が減り、言いくるめる・誤魔化す要素が増えたのも、個人的には残念だった点です。しかし、こちらのほうが罪悪感薄目でマイルドに楽しめる面もあると思うので、ここはあくまで合う合わないの問題かなと思います。

 

 

[総括]

私は悪やゲスに振り切れているほうが好きなので、今作よりは前作派かもしれません。キャラ同士の掛け合いも仲間内のギスギスが裏に隠れていて楽しかったですし。

逆に言えば、ある程度報いのある綺麗な結末を見たい方はこちらがおススメです。

 

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

ヤンデレを楽しみたいなら『元カノ(仮)~』を推しますが、

初心者向け?は『シェアハウス』かなーと思います。

 

空いた時間でさくっとのはずが、思わぬ楽しみにうっかりのめり込んだ作品でした。