うそうさ〜第二号室〜

フリゲ・鬱展開・ヤンデレ 万歳!

フリーゲームアプリ「大繁盛!まんぷくマルシェ」感想

「未知を探求するのが人気への第一歩」

とんでも展開も意外と慣れてこれる前置き。

 

 

えー、今回はアソボックスさんところのフリーアプリゲーム「大繁盛!まんぷくマルシェ」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。

 

やっとスマホにしたんです!(記事を書いているのは2017年現在)

これでアプリゲーもソシャゲも自由自在、そんなわけで以前からTwitterのTLで話題になっていたこのゲームにチャレンジしてみました。

 

舞台やストーリーはお店経営型ですが、小難しい数値管理などはなく、中身としては育成放置ゲーに近いかも。

 

 

というわけで良かった点など。

 

 

主人公はシェフじゃない料理ゲー?

 

材料を調達してレシピを考案して売りまくる、という流れ自体はよくあるお店経営ゲー。ですが、このゲームを独自のものとして色付けしているのが主人公の立場です。

主人公はシェフではなく、料理アドバイザー。

彼女のアドバイスを通じてシェフたちの、個性たっぷりで意外性のあるストーリーも楽しめる構成です。こういう、自分一人でガツガツお金を稼ぐんじゃなくて、お互いお手伝いし合いながらマルシェを盛り上げるぞ!っていう仲良し感がすごく素敵でした!

 

初めの内は皆噛み合うとは思えないくらいてんでバラッバラ。そこもご愛敬。

主人公は主人公なんだけど主役ではなくて、それでもみんなの中心。この意外な切り口がまず新鮮で、それこそ良い具合にトッピングの効いた設定でした。

 

 

フツーの料理じゃやってけない、はちゃめちゃネオ料理

 

意外性といえば、料理のレシピ自体もそう。

例えば食パンがそこにあったとして、そこに併せるならレタスとトマトかな?

……なんて無難な組み合わせは存在しません!

 

意外なものが組み合わさって、案外イケる味にな……いや本当に美味しいのかこれ!?と一瞬引いてしまう流れがすごく楽しかったです。出来上がりを見ると確かにおいしそうなんですよ不思議と。

レシピ考案の際のヒント文で材料を当てる、ほんのり謎解き(?)要素が入っているのも楽しいところですね。ぽかぽかあたたかい~の文言によく騙されていた覚えがあります。

 

ご自宅のキッチンで作ろうと思えば作れそうなのも好奇心が湧きました。

深淵を除く時また深淵もこちらを……。

ドリンクバー全混ぜ派の方や、給食の食パンにみかんとマヨネーズを乗せた経験のある方などは感覚としてもしっくりくるのかもしれません。

 

 

リアクションたっぷりの食レポシーン

 

とんでも料理が出てくるからには、食べた時の反応だって気になるところ。

レシピを思いつくとシェフたちが食レポしてくれるんですが、この反応がまた面白いんですよ。何故泣く何故脱ぐ何故跳ねる! キラキラが飛び交い食べれば汗と涙が止まらず思わず駆け出したくなる、そんな反応が如実に伝わってくる食レポがたくさん。まさに必見ものです。

 

反応によってシェフのキャラがより詳しくわかるのも良いところなんですよねぇ。

軽いところだけ書いちゃうと、フェンネルお酒飲めないんだー!とか、ブーケガルニって小学生男子っぽいけど女の人に興味はあるんだー!とか。良いギャップ萌えでした。

 

 

タップで簡単食材集め

 

いわゆるAPに当たる体力を消費しておでかけして、タップしながら進んで食材を集めるのが基本システムです。簡単操作で隙間時間に、と思いきや熱中しちゃう感じでした。

このAPの量がちょうどいいんですよね。無くなったと思ったらイベントが進んだり、レシピを思いつく間に溜まっていたり。料理を食べると回復するだけでなく実績も埋まっていくので、いっぱい食べるのを推奨されているのがシステムとしても伝わってきました。

どんどん進んでどんどん食べてイベントが進んでいく、ゲームのテンポの良さがハマる秘訣だったのかなーと思います。

 

またグラフィック面として、ウディタ改変(と思われる)キャラチップがぴこぴこ動きながら進む姿は見ていてとってもかわいかったですし、行く場所によって変わる背景や画面フレームも綺麗。時々起こるレアなイベントもわくわくでした。

 

 

 

その他、

お店の品物切れが目に見えてわかったり、

お客さんの人数や稼いだお金が記録されたり、

シェフたちとの会話や過去のストーリーが見返せたりと、

プレイヤーの欲しい機能が全部搭載されている辺りもすっごくありがたかったです。

 

無料アプリゲで言われる広告についても、この作品ではきちんとメリットのあるシステムとして組み込んであったので好印象でした。

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

 

意外性のあるキャラ達、スカッと明るくて笑える展開や、奇妙奇天烈おいしそうな料理の数々など興味がある方におススメです。

 

追記にはキャラクターについてちょこっと。

 

 

 

 

ネタバレ込みでつらつら。

 

 

キャラクター

 

 

ユーカリがぽよぽよ立ち絵、マジョラムが竜、フェンネルがダーク、ミツバがトランス……と続く中で、リンドウとブーケガルニはこの手の裏立ち絵みたいなのがないんですよね。あえて挙げるならリンドウは切腹ネタかな?

一番驚かされたのはユーカリでした。言われてみればあの服装、多少ぷくぷくしても破けないように隙間がいっぱいあるんですよね。袖とか。なるほどなあ……。

 

 

エンド 

 

けっこう男女問わず皆エンドが特別な人っぽく?演出されているのが意外でした。恋愛的に見えるストーリーはあえてフェンネル専用にされているのかなと思っていたので……。

フェンネルは一周回って落ち着いた感じに好きです。伝わらないね? 男女カプ厨かつ乙女ゲープレイヤーとして避けられない運命的にハマり、叫んで、一通り萌えて落ち着いたので今後は穏やかに愛でていきたい気持ちです。抱負になってしまった。

 

 

実はひっそりと、リンドウの「手じゃなくて荷物だ!」のセリフにすっごくときめいていたので、エンディングでは思わぬ展開にるんるんしました。やったー! でもミツバちゃんとの、お子様/ちょろっこいな関係も好きです。下に見てる子が実は上手でした展開好き。

 

 

その他

 

食レポが好きだったのは魔王様です。なんだかこう、意外とワイルドお色気っぽい料理とコメントが出てくるので、ドキドキしてしまいましてね!

ブーケガルニ自身にあんまり深い意味はなく、小学生男子が綺麗なお姉さんを見てはしゃぐ感じなんだろうとは思っているんですけどもね。

ストーリーも反応もすごくお日様みたいで、安心して見ていられるキャラでした。

 

 

ちょっとしたネタだとマジョラムの弟も気になるなあ。

マジョラムのキッチンカーに一度でいいから乗ってみたいです。

 

 

 

本当にとりとめなくなってしまった。

とにかくあちこちに魅力があって、プレイしていくうちにどんどんキャラが好きになって、ついつい起動してぷにょんに会いに行く日々でした!