「恋の駆け引きなんて抜きにして、ありのままの気持ちを見て欲しいの」
板チョコ1枚顔面に叩きつける前置き。
えー、今回はOtomE Deviceさんところのフリーゲーム「Flavor of Chocolate」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。
「Flavor of C'Lover」の番外編。基本的な操作感もキャラも共通で、前作のとある一日にスポットを当てたような作品です。
というわけで良かった点など。
誰にどれをどこで?
番外編ということでコンパクトにまとまっている本作ですが、会話分岐の多さは依然として魅力的です。
キャラごとにエンドの種類は3つ。ですが選択肢での展開の違いが多く、1つのエンドで二粒も三粒もおいしい展開が味わえました。あげるチョコも義理か本命か選べて、さらには渡し方もキャラによってさまざま。
プレイヤーによっては本命より義理イベントのほうが好き、なんてこともあるかも?
あなたが渡しに行く操作感
マップ移動のシステムや、キャラに街のあちこちで出会える操作感は健在です。なので、自分で選んで渡しに行くワクワクがより味わえるなあと感じました。
道中で思わぬ本命に出会い、うっかりチョコを渡してしまった――なんて小悪魔なプレイも楽しめます。ふふふ。
さりげない改善
体力がステータス画面に飛ばずとも一目でわかるようになりました!
もうこれだけで素晴らしい改善ですよね。ありがたい……。
チョコ数が行動可能数に直結しているので、見た目もオシャレでわかりやすいです。前作で求めていた機能をしっかり組み込んでくれるところが好印象でした。
意外な構図のスチル
前作でも感じていたんですが、スチルの構図がすごく攻めてるなあと思います。あまり見かけない構図、ですよね? ただ口元をアップするだけでなく、角度とか、足の位置とか、それぞれの表情とか、かなり独特で興味深いなーと思いました。
特にルーチェのスチルがお気に入り。ああいう表情大好きです。
とまあ、こんな感じで。
各キャラの感想は追記に畳みますね。
相変わらず糖度高めで愛され感の強い作品でした。
同作者様の他フリーゲーム感想記事↓
ネタバレがっつりで、軽く感想。
セオドア
モブ衛兵さんの明日やいかに!w
ああいうところで起こるのではなくちょっと窘めていく辺りが、まさに大人の男って感じがしていいな~と思います。
コロ
拗ねるかと思いきやころっと機嫌を直してくれるところがすごく微笑ましくてほのぼのしました。「お父さんにも」って言葉が出てくるとこう、背徳感が増してどきどきします。ふへへ。
セオドアもコロも、年相応の態度が出てて素敵ですよね。
詩人さん
彼の反応を見るに、このゲームの時系列は好感度イベントの2・3つ目辺りなのかな?
本命チョコはいっぱい~って言う一方、それならばとこちらが義理をあげたらもやもやされるところにすごくにやにやしてしまいました。好きな子の本命こそ欲しいのに、みたいな、モテ男特有のこの感じ。良いですよね。
オリガ
本命イベントの選択肢に吹き出しました。酒て!w
展開自体は微笑ましいやきもちイベントなんですが、こういうところでパワーあふれる選択肢を見せてくれる辺りに独自の味を感じます。
ルーチェ
いやほんと、常に彼は全力で喜んで全力でフォローして全力で好き好きしてくれるのでもうたまらなく癒されますよね。好きだわあ。チョコクッキーを街中であげた時のリアクションが本当好きでした。元気いっぱい好きいっぱい。
記事の表でも書きましたが、スチルになるとイケメン度が天元突破していくのも良いなあと思います。これは惚れるしかない。
ルーチェの直後に渡しにいったので、ヒロインの落差にくすっとしてしまいました。片や男を手玉に取り、片や緊張で思わず逃げちゃう乙女心……いいですよね。そりゃぐっと来ますよね。
セオドアと違って一目憚らずキッスしてくれるところも、また違った漢らしさが見えて良いなあと思います。
ファンテン
心なしかこっちだとギャグ補正が付いていたような印象。
世俗に疎いというよりは、避けられてる&興味もない、なんだろうなあと。
フードを被ってたらバレない辺りも、興味関心の両極端さ、好きな子のことだけ考えている極端さが感じられて良いなあと思います。
メタ要員になりつつ、元気いっぱいにお友達してくれるキャラ。
もっと男を狩りにいかなきゃ!と応援してくれつつも、素直に喜んでくれるところが微笑ましかったです。何より彼女にチョコをあげに行くことができる、っていうのがもう嬉しいですよね。
そんなこんなで、特にルーチェの株が思い切り上がった番外編でした。