うそうさ〜第二号室〜

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フリーゲーム「エインワーズ家の従僕たち2」感想

「諦めこそが真の負け犬の証」

遠吠えくらいは効かせて見せろな前置き。

 

えー、今回はとらねこさんの小屋さんところのフリーゲームエインワーズ家の従僕たち2」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。 

以前に感想記事を書いた「エインワーズ家の従僕たち」(以下無印)に続編が出ました! やったね。

 

今回も燕尾服の魔法使い少年がメインのRPG。

パーティ構成やバトルシステムも少し様変わりし、ストーリーの毛色もコメディ一辺倒からシリアス交じりに。それでも根本の良さは安定の、まさに望むべき続編でした。

 

というわけで良かった点など。

 

 

一人にスポットを当てたストーリーへ

 

前作はレオンを導入に据えつつもみんなでワァワァ大騒ぎする感じのストーリーでしたが、今作はなんとディーデリックがメインです。確かにドラマ映えしそうな性格ではありますが、明確に一人がメインポジションに来るとは思っていなかったので意外でしたね~。

焦点が定まったぶん、お話もシリアス寄りになりました。怪しげな薬の出どころ、不穏なキャラクターの正体などなど、伏線や謎も追加されてついつい先が気になるような流れになっています。情報収集パートもあり、前作以上にノベル要素も感じられました。

 

物語のカギを握るキーキャラクターも、ツンツンしていながら根は良い子なところが見えるイベントもあり、自然と一緒に頑張りたいと思わせてくれる子だったのが良かったですねぇ。ディーの成長含め、色々と報われるお話だったのがとっても嬉しかったです!

もちろん洞窟での分岐も両方見ました。キャラの零れ話も見れておいしかったです。

 

 

魔法打ちまくりの一新システム

 

無印では防御でHPMPを回復しながらバランスよく魔法を打っていく、コスト管理が一要素として挙げられたと思うのですが、今回はMPが廃止されて魔法はバンバン打ちまくれるようになりました。やったー! 

彼らの魔法使いとしてのキャパの多さを感じさせてくれていいですよね。

 

このほかウィルが貴重な回復技を覚えることもあり、全体的に難易度は無印よりも緩和されているように思います。

元がアイテムとレベルを縛ってちょうどよいくらいだったので、今作は縛ってなお簡単だったかも? 

それでも特殊条件で勝利するボス戦や、隊列の入れ替わり、継続システムであるODゲージなどのおかげで飽きさせない工夫を感じられました。

 

 

いざという時は全員そろって決めポーズ!

 

パーティメンバーが5人、というわけでバトルのスタメンが3名ベンチが2名の構成で先に進んでいきます。前述で防御コマンドがなくなったぶん、HP回復は控えで行えるというのも面白いシステムでした。HPが削れたらくるくる入れ替えて、それぞれの個性を感じながら戦えるのが楽しかったです。

個人的な好みによりディー・シャル・ロイで歩き回ることが多かったんですが、このメンバーだと喧嘩も無さそうでなんとなく平和でした。うんうん。逆にベンチだとウィルが苦労してそうですが。

 

で、見どころはやっぱりカットインですよ!

無印ではOD技で見られたカットインですが、今作では一枚絵がさらにパワーアップしていてかなりテンションが上がりました! 

レオンの絵が中でも一番好きですね~。

 

ボス戦ではなんと編成が変わり、途中から5人全員で総攻撃ができるようになります。

これもまた熱くって、初めて勢揃いカットインを見た時には思わず叫びました。大大大好きですこういうの! かっこよすぎる!

 

 

幻想的なマップとシンプルなエネミー

 

この作者様は初期作品の『幻影のビブリオ』のころからマップ作りが良いなあと思っていまして、特に分かれ道がすぐ行き止まりになってくれるおかげで迷子にならず宝箱をスムーズに回収できるところがありがたかったのですが。

今作では分岐した道が合流するタイプのマップ作りが多く、より進みやすくなっていた印象でした。さらには妖精の森や謎の洞窟など、マップの背景や小物もパワーアップ。特に森の幻想的な雰囲気はとても美しくて素敵でした……! ああいうマップは歩き回るだけでも楽しいですよねぇ。

 

また、シンボルエネミーも不意に襲ってくるタイプと向こうからは来ずに巡回するタイプの二種類がいて、避けたい時は避けれます。アクセント的にバトルが入ってくる感じ、で伝わるかなあ。

 

 

数の豊富な装備とまさかの衣装替え

 

無印では装備がほぼ固定でしたが、今作では装飾品がかなり増え、選べる楽しみがより大きくなりました。

どちらかといえば補助的な装備が多いんですが……中には見覚えのある人狼の牙や吸血鬼の羽根などもあり、くすっとできる要素が楽しかったです。

 

そして説明文にある通り、実に気合の入った女装イベントもあります。いやすごい似合うな……似合うな!?

特にディー・ウィル・シャルの三人は驚くほど似合っていて好みのご令嬢だったのでエンディングまでそのままでした。強く生きて。

立ち絵と言えば、仲間のパーティ加入時にちっちゃいウィンドウが出てきてくれたり、戦闘中にデフォルメキャラが出てきてリアクションしてくれたりと、色んな所で出てきてくれるのが嬉しかったです。ステータス画面で全体図が見れるのも良いですよね!

 

 

魅力的な敵キャラ・ジャックと味方キャラ・ドーラ

 

今作の新キャラはツボなキャラが多くて! 

とても! 

嬉しかったです!!

 

まずはドーラから、ツインテ無表情キャラが斧振り回すの最高だと思います。ありがとうありがとう。好きです。かーわいーい! 技名見るに優雅な戦い方をしそうな中距離キャラのシャルロッテに、ガンガン勇ましく敵を屠るドーラが揃うとなんていうか、バランスが取れていいですよね(?)。

 

ジャックは飄々キャラということで初対面からほんのりと気になってはいたんですが、例の二階の宴会場イベントでもうそりゃもうたまらなくめちゃくちゃ好きになりました。

積極的!!笑うし惚れる!!! 

相手があのそのあれなところもすっごく笑いを誘ってくれて楽しかったですね。続編が出るならまた会いたいなあ。

 

 

惜しい点

一方での惜しい点も挙げておくと、

 

敵が柔らか低難易度仕様

万人向けを狙ってこその低難易度だろうという意見もわかります。でもでもやっぱり技もカットインも凝っていてとても楽しいバトルだったので、もう少し敵の難易度が高くても良かったのではないかなーとは思います。

 

ボイスの音量調整が難しい

これはちょっとバグなのか私の環境のせいなのかわからないのですが、音量設定で調整しても戦闘開始時のボイスは大きいままでした。なんでだろ?

 

 

とまあ、こんな感じで。

ところどころでコメディを見せながら、起承転結をきっちり決めて熱い展開も見せてくれるRPGでした。

タイトル画面のバリエーションとTHE貴族なBGMが好き!

 

 

 

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