うそうさ〜第二号室〜

フリゲ・鬱展開・ヤンデレ 万歳!

フリーゲーム「マヨヒガ」感想

フリーゲーム感想「マヨヒガ」編。
御本家様のリンクはこちら(PC)

 

雰囲気、グラフィック、シナリオ、ゲームの長さ、エンド、全て良ゲー。
全クリアにかかった時間は一時間くらい。おそらく探索ゲームに慣れていない方は二時間ほどかと。脱出ゲーとしてはほど良い容量で、さらに内容もすっきりとまとまっていてわかりやすい。

 

内容を簡単に言うと、マヨヒガに連れてこられた女の子をお家へ帰すゲームです。


結構死にゲーなのでセーブは必須。けれども、怖いというより切ない雰囲気。ほの暗いというか、こう、日本独特の感じ。伝わってほしい。
タイトルからも分かる通り、古風な雰囲気と妖怪とが織りなすほんのりと切なげなゲーム。日本らしい雰囲気が出ていて、かつ古事記などの勉強にもなります。


反応ワードとしては、和風・古典・妖怪・イザナギイザナミ・迷子の幼女・千と千尋の神隠しトイレの神様、などでしょうか。何か一つでもピンと来るものがあれば是非。そうでない方も試しに是非。


基本は探索・謎ときなわけですが、この謎がまた日本昔話好きにはたまらんものがありまして楽しいのなんのって。もちろん古典が苦手な方にもヒントはたくさん散りばめられておりますので、さほど難しくはないかと。しかしながら悩むところはかなり思考錯誤が必要だったりと、難易度は丁度良い感じでした。
ヒント役の影小僧君がこれまた好みな話し方してくれるんですよ!私の影にもいないだろうか。
化け物屋敷のグラフィックもさほどおどろおどろしいわけでもなく、しかし不気味な感は漂う、まさにお屋敷って感じ。


エンドは五種類あって、特にエンド壱はクリアにかなりかかりました…。最後には御本家にリンクしてある攻略サイト様に頼る始末。く、悔しい。けれどもその分、演出としてはついホロリと涙してしまいましたねー。報われた感がした。良い。
エンド参~伍はどれも切なさが漂う、心に響くものでした。特に四・伍は良い鬱展開。

 

かなりかなりかなりオススメなので、是非ともプレイしてみてくださいな。
続編に「オチシヤ」なるものがあるそうですので、ちょっくらプレイして参ります。