うそうさ〜第二号室〜

フリゲ・鬱展開・ヤンデレ 万歳!

アニメ「Another」感想

「疑心暗鬼が殺人鬼!」死亡フラグはぶっ壊してしまいたい、前置きです。


Anotherを視聴し終わったので感想を書いていきます。

前半は何が起こるかわからない緊張感、後半は誰が死ぬかわからないハラハラ感でいっぱいでした。ちょっと終わり方が残念だった印象もありはするのですが、何だかんだで最終話までじっくり楽しめたアニメでした。
原作は未読なので、そのうち読んでみたいなあと思っています。

ホラー、人形、オッドアイ、無口天然系美少女、バトロワ、辺りが好きな方は見てみると面白いと思います。
よくよく思い返せば伏線がたくさんあったので、勘の良い方は見ながらだいたいの予想ができていたのかもしれませんねえ。私はもちろん無理でしたがw


ともあれ、感想は追記より。
ネタバレは気にせず話を進めていきますね。

 

 

 

 

 

前半のストイックなまでにホラーを追求した感じがたまりませんでした。微妙な間の置き方といい、思わせぶりなアングルといい、演出が素晴らしいです。校舎も病棟も少し古めかしく、雰囲気がすごく出ていました。何が起こるんだろうと視聴中はドキドキです。
音楽も何かと不安を煽るような曲が多くて、ぞわぞわとしました。あと、ヘッドフォンで視聴しているとちょっとした物音がものすごいリアルで、見ながらぴゃっと飛び上がってしまいましたw

 


キャラクターも可愛い子が多かったですねー。

メインヒロインの鳴ちゃんがやっぱり一番好きです。オッドアイ萌え!コンパス弄ったり、殺されかけていても慌てずてこてこ歩こうとしたり、何かとマイペースなのがまた可愛い。
踊りだすシーンも(妄想とは言え)超可愛かったです。

対抗ポジションの赤沢さんも、最終話のヤンデレ全開台詞にきゅんときました。皆の前で鳴ちゃんを謝らせたり、私怨込みで決めてかかったり、ちょっと途中はもにょっとしましたが……。
彼女の最期が、庇われるでもなく庇うでもなく、ただ死んだってのが切なかったです。

勅使河原くん(一発変換できて感動した)もちょっと後半株が下がったんですけどねー…。風見くんに対しての最後の雄叫びに関しては、「お前が言うな!!」と突っ込みたくて仕方がなかったです。しかも〆るのあんたかい、と。

あ、モブちっくなクラスメイトで気になっていたのは百合ップルのお2人です。画面の端々でひっそりとキャラ立ちしていたので、映り込むたびに萌えていました。お手手つないだり袖引っ張ったり何かと可愛らしい。
あと王子くんも気になってました。名前でキャラデザイン決まったんじゃないかと。意外とひょっこり生き残るかな、と期待していたので、まさかあんなにあっさり死ぬとは…。ブルータスお前もか…。

初めに委員長に惚れていたので、早々の退場にショックを受けました…。EDにまで出てたら普通生き残ると思うじゃないですかー…。死に方が何気にエグかったです。あれ、廊下を迂回しようとしていたのは、やっぱり無視すべき鳴ちゃんがいたから気まずくてなんでしょうかねえ。


あれだけ可愛いキャラがいたら、とことんハーレム展開や恋愛パートに走りそうな気もしますが、Anotherはそこまで過剰じゃなくて嬉しかったです。萌えさせるところは萌えさせて、シリアスやホラーはちゃんと強調してあったような印象です。


それだけ得体の知れなさを煽っていた感じがあった分、11話辺りから急にB級ホラー化してちょっと笑ってしまいました。緊張感が無くなってしまって、その、ね。ブリッジ死体の辺りは爆笑でした。ごめんなさい…。最終話に向けて盛り上がり惨殺事件が必要だったんですよね、たぶん。

グロもなかなか解放されていて良い感じに怖かったです。グロに重点を置きすぎず、一応セーブかかってた感じだったのが好印象。
ラストは、根本の解決はともかく生き延びたぜ、というホラーらしいものだったと思います。ちょっとばかり物足りない気もしてしまいましたが、まあ、意外と爽やかに終ったイメージでした。


どうも原作既読の方には評判が悪いそうなので、ちょっと原作も読んでみようと思います。