うそうさ〜第二号室〜

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フリーゲーム「100-questions」の感想

「ひゃっはーと問われればひゃっはーと返すべし」
全てはノリで片付く前置き。

 

 

えー、今回はプチレア(旧あそこのひと)ところのフリーゲーム「100-questions」の感想をつらつら書きますね。

 

先に書いておくと、実はこの作品、未完成です。プレイできるのは第一章まで。色々な謎は解かれないまま終わってしまいます。
ですが!
途中までとは言えど、完成度の高いストーリーにハマるシステム、とっても楽しかったので感想を書くことにしてみました。一応、お話もキリが良いところで終わるので。

 


ということでさっそく見どころをば。

 

 

ストイックに無駄を削ったシステム

編成→ストーリー→ボスバトル→編成、というのが大きな流れになります。ザコ敵を倒してレベル上げをしたり金稼ぎをしたりする必要は一切なし。謎解きもチマチマ作業も面倒!という方に強くオススメします。

 

 

職業の癖を掴んで挑め!

“仲間”の個性は薄く、デフォルトキャラを雇用してバトルを進めます。世界樹ウィザードリィDQ3ルイーダの酒場な感じと書けば通じるかなあ。戦士、魔術師などよく見かける職業から、アルケミストなどちょっとコアな職業までよりどりみどり。それぞれ使えるスキルも決まっているので、バトルによって使い分けることも必要です。
私はアサシンが便利でお気に入り。メンバーはbattle3辺りからずっと、戦士・ブシドー・魔術師・アサシンで進めてました。高火力低防御の殺らねば殺られるチーム。

 

 

 

頭を使うバトル

何も考えず適当に殴るだけのスタイルだと十中八九やられます。敵を倒す順番や、味方キャラの扱い方を考えるのがこの作品の醍醐味。

連戦は警告がない限りありませんので、常にガンガン行こうぜでやっちゃいましょう。
事前に敵キャラの情報やbattle傾向は教えてもらえるので、ある意味で詰め将棋っぽいかも。こういう、対策できれば必ず勝てるバトルってのは楽しいですねぇ。あれかこれかと試行錯誤したくなって、やめられなくなりますw

 

 

 

プレイヤーにquestionするシナリオ

さて、バトルにばかり注目してきましたが、ストーリーにも魅力がたっぷりです。短編連作かと思いきや壮大な長編だった、それぞれの断片が繋がっていく楽しさがあります。
「人食いが生き延びるのは罪か?」「運命に抗う術は無いのか?」「戦争が起こらざるを得ない理由とは?」答えの出ないテーマをコンパクトに、そしてそれらしくまとめているこの手腕は素晴らしい。
重苦しいテーマだけでなく、おとぼけさんの大冒険みたいな面白おかしいものもあるので、落ち込みすぎず気分的にもバランスは取れます。
特に印象的なのはやはりリドルのバトル。あの選択肢は悩みに悩まされました……。

 

 

 

濃いキャラクター

ストーリーで登場するNPC達は顔グラこそデフォルトの子が多めですが、内面はそりゃもう、かなり個性的です。PLの個性が削られている分、NPCにキャラ性が集まっているのかもしれません。ともあれ、キャラ重視の方も十分に楽しめると思います。
私は自作の『zero-questions』を先にやったので、「あのキャラのルーツはここだったのか!」と驚かされることもしばしば。不在だったダイヤさんも登場していて、苦労するやら嬉しいやらでした。

やっぱりトランプ組の軽快な会話は良いですねぇ。ぎゃー。ぎゃー。

リチェナも出るかと思っていたら予想外にひゃっはーでした。
とりあえず、ルークファンの方は是非やりましょう!

 

 


とまあ、こんな感じで。
編成画面に戻るたび隊列チェックが出てきたり、数回バトルしないと1フロアがクリア扱いでなかったりと、ちょっと不便なところもありはしますが。

それ以上に、中毒性の高いハマるゲームでした!

 

 

 

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