「とりあえず嫌なもんは嫌なんだよ!」
理不尽すぎる前置き。
えー、今回は、ミギキマさんとライチさん共同制作のフリーゲーム「虹の魔女と絵の具の王子様」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。
童話メルヘンヤンデレと聞いて。
女性向け恋愛で、3つあるエンドのうち2つは鬱展開。途中まではほのぼのなので、攻略を見るなどしてハッピーエンドだけ見れば癒され系が好きな方も楽しめる……かな? プレイ時間はフルコンプで1時間くらいです。
というわけで、色々要素を挙げつつ感想を。
ストーリー
絵の具の国という発想がまず斬新で良い! 魔女と来れば魔法の国ときそうなものですが、一ひねりあるのは良いですねぇ。
ただ、要所要所の理由付けがちょっと引っかかりました。例えば黒が嫌われる理由は「不気味だから」だけでしたが、そもそも黒ってそんなに不気味かなぁと疑問だったり。黒は素で好きって人も多そうなので、絵の具の国ならではの理由が欲しかったです。他にも、雨が嫌われる理由もあんまりなかったような。もう一歩世界観濃くしてほしいなぁと感じました。
キャラクター
ルーチェ
純真無垢な少女ってのは良いものですねぇ。苛められてるのにひねくれないこの強さ健気さにきゅんとします。
アルクス
某エンド後の口調変更にときめきました。敬語!敬語!
腹黒豹変じゃなく素黒い感じがたまりませんね。
立ち絵やスチルなど
主人公達の年齢が低めなのもあって、等身低めの可愛い感じ。
お気に入りのスチルはルーチェがキリっと魔法を発動させようとしているスチルです。
かっこいい!かわいい! 背景画像もコントラストがはっきりしていて、絵の具っぽさがあって良かったです。
とまあ、こんな感じで。
根本の設定は気になるところが多かったんですが、キャラクターや展開としては可愛くダークで好みの作風でした。
メルヘンダークや、少年少女の恋愛もの、ヤンデレがお好きな方向けの一作です。