うそうさ〜第二号室〜

フリゲ・鬱展開・ヤンデレ 万歳!

フリーゲーム「名のない司書と閑話休題」感想

「最も尊ぶべきは生命の誕生である」

負けるな少子化な前置き。

 

 

 

えー、今回は時雨屋本店さんところのフリーゲーム名のない司書と閑話休題」の感想を書きますね。一部レビューっぽいかも。

 

前作「color:clear」の続編、かつ前日談要素も含む一作です。前作をやったなら是非プレイして欲しい、そしてこちらをプレイしたなら是非前作もやってほしい、相互でおいしいゲームでした。

 

概要としては妊婦さんを守りながら過去を思い出そうRPG。前作と比べて周回要素やマルチエンドシステムはなくなったものの、そのぶんとっつきやすいボリュームになってます。一捻りある選択肢は健在なのでご安心。

では特徴をつらつらと。

 

 

 

傾向を決めれる主人公カスタマイズ

 

一番初めに、主人公のステータス傾向や性別などを軽くカスタマイズすることができます。内面についてはフレーバー要素に近いですが、こういうのがあると主人公に親近感が湧いて良いですよね。

個人的には一人称設定できたのが嬉しかったです。無機質な喋りする子が俺一人称とか、そういうギャップが大好きです……!

選択肢が多めでおちゃめなのも相変わらず、ただ前作より喋るようになってくれててほっこりしました。

 

 

 

幻想的なマップ

 

とにかくマップがはっとするほど綺麗です。単純に綺麗なマップチップを並べただけじゃなくて、背景画像と画面の明暗とが良い具合に調和してて、すごく幻想的でした。ダンジョンに入った時に思わず、おぉ……と手を止めてしまったくらいです。BGMの影響もあるのかな、ああいう雰囲気に惚れぼれします。

とはいえこういうのは文章で書いても駄目ですね。あとはプレイしてその目で確認してくれよなってことでお願いします!

 

 

 

あの裏事情がわかるシナリオ

『color:clear』の続編ということで、主にラスボスさん周りのエピソードが中心のストーリーになっています。いやー、想像していたよりピュアく甘酸っぱいエピソードでたまらんです。

過去話は懐かしい思い出を見ている気分で、今の話はキャラの成長や日常を見守る気分で楽しみました!

 

 

 

文学好きにはピンとくる小ネタ

 

公式サイト冒頭にもあるように、色んな著作のネタが引用されています。といってもストーリーはきちんとオリジナルで、引用があるのは装備品や敵キャラなどに限られているのも好印象でした。

言っても私はそう詳しくないので、元ネタは数個しかわからなかったという……w それでもわかるとにやっとできて楽しかったです。クリスティ読んだこと無いので手をつけてみようかなあと思えました。

 

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

繰り返しになりますが、前作・本作共に「プレイしてよかった!」と思える良作でした!

あとは追記でネタバレ感想など。

 

 

同作者様の他フリーゲーム感想記事↓

shiki3.hatenablog.com

 

 

 

 

ネタバレありでだらっと感想。

 

 

 

意外ッ!それは純情なサキュバス

ってことで、敬語+本好き+おしとやかで好きな女性キャラ属性をコンボで決めてくれる可愛い人でした!デフォルト名もしっかり決まっていますが、二周目ではこっそりフィリアにしてしまったり。

 

 

ストーリー

ラスボス前のクリアの口上が良かったですね!! ものすごく好きです。あれを読みたいがために、ついでに選択肢回収のために、ついもう一周してしまいました。

 

 

主人公設定

color:clearだと基本的に女の子設定でプレイしてましたが、こちらの作品だとキャラチップが男の子っぽく見えたので男性設定・物理特化でプレイ。二周目は女性設定・魔法特化で進めました。

比較すると、道中は物理特化のほうが楽で、ラスボスは魔法特化のほうが楽だったイメージです。ただ、二周目はボス低レベル撃破の報酬を集めながら進んでいたので、その関係もあるかも。吸収のピアスが便利で助かりました。

 

 

小ネタ

最後に色々な引用系の小ネタについて。

明らかわかったと言えたのは赤の女王仮説くらいでしたw 浅学なり。あと海からきた男はディープワンなのかな、あんまり自信はない……。

腕輪の作者達はどういう共通点があるんでしょうね?

ちゃんと読んだことがあるのはゲーテくらい。しかもファウストだけという中途半端っぷり。クリスティは読みやすいと聞くので手を、つけたい、うん。今度探しに行ってみます。