「しゃべる家電に愛はあるのか?」
最近の家電製品ってけっこうな頻度でお知らせしてくれるよねな前置き。
えー、今回はクレナイブックさんところのフリーゲーム『Glare』シリーズの感想をつらつら書いていきますね。一部レビューっぽいかも。
女性型アンドロイドとツンツンいちゃいちゃしながら過ごすノベルゲー。ちょこっと操作あり。何よりも、ツンデレメイド、という言葉にピンとくるならDLすると幸せになれると書いておきます。グレアさんかわいいよグレアさん。
難易度はかなり高めですが、攻略サイトを作って下さっている有志の方もいらっしゃるのでご安心を。
さてまず、このシリーズに共通した特徴から挙げていきましょう。
検!索!システム
このゲームの一番の特徴として、文字入力での検索システムが挙げられます。“家電”であるグレアさんとお話をして、そこからキーワードを導き出して検索、さらにお話が発展――というのが大まかな流れ。
bot然りゴースト然り、たとい相手がプログラムであっても、こちらの問いかけに反応してくれるというのは、お話している感があって良いものです。この作品ではその話しかけを文字入力の形で表現されているんだろうなあと。時にはとんでもない方向に話が転がることもあって、ついにやにやとしてしまいました。
ただ、少しばかり困ったところとして、反応するワードが限定的という点も挙げられます。なので発想は合っていても検索ワードの言い換えが思いつかず詰まってしまうことも。とはいえ反応ワード自体はかなり多く作ってあるので、その辺りの膨大な労力を考えると高望みしすぎているのかもしれませんね……。
というわけで私はちょくちょく攻略サイトに頼りました。
ヘタレユーザーでごめん!
でも、やはり自分で検索ワードを見つけられた時は嬉しかったものです。ツンツングレアさんが反応を返してくれた時のあの喜びといったら、たまりませんね!
いちゃいちゃしながら真相を暴くストーリー
こういうジャンルは、SFって呼んでいいのかしらん。
とにかく、このシリーズは単にグレアさんといちゃいちゃするだけのものではありません。いえ、いちゃいちゃシーンもありがたいことに豊富なのですが、それだけではないのです。
メインのストーリーには必ず、大きな謎が一つ挙げられています。それを解くためにグレアさんとお話しているうちに、だんだんと謎の背景が浮かび上がってきて、まさかの真相に辿りつくという……。
男性向けなラブラブ要素は勿論のこと、読み物としても面白くまとまっている良いストーリーでした。
グレアさんかわいい
グレアさんかわいい。
とまあ、こんな感じで。
続いて、それぞれのナンバリングの感想を。
『Glare1.10』
全年齢の健全バージョンもあるのですが、私は悪い大人なので堂々とR-18のほうに手を出しました。えろ可愛かったです。
初めは何をどうすればいいのやらぽかーんとしてしまいましたが、だんだんコツがわかってくるとこれが面白いんですよねぇ。超ツンツンだったグレアさんがゆっくり心を開いてくれるのがまた可愛くって。
ヒント機能も大いに役立ってくれました。ありがとうイケメン。クリア後のおまけもひそかに嬉しい仕様でした。
うん?と気になっていた違和感が、ラストに明かされる事実で綺麗に回収されるのも気持ち良かったです。
ぶっちゃけると今までツンデレに萌えることは少なかった私なんですが、ツンデレもよいものだなあと思わされました。ツインテは元から好きだけどね!
『Glare2.10』
検!索!のイメージが強いですw
「げ」から新キャラが来るのかとひやひやしていましたが、そんなことはありませんでした。良かった。私は純然とグレアさんだけに愛をそそぎたかったのだ。
両手広げてドヤ顔している検索グレアさんの立ち絵が好きです。
シナリオ面としては、1と比べて日ごとの小目標がなくなったぶん、ちょっと大変だったかも。ルートマークはあるんですが、いかんせんそのルートの繋がりが難しくて……。
でも、2になって反応ワード数やタイトル回収など、コレクターに嬉しい要素が加えられたのはとても嬉しかったです! これだけグレアと会話を重ねてきたんだなーと感じられて、クリア後はしみじみワードを眺めてしまいました。
1の時と比べると、グレアさんがはしゃぎがちだったり語尾が「なのです」に変わったりと、デレ期が楽しめてとても可愛いです。反応ワードにもきわどいものがあったりなんかしちゃったりして。
メインの真相も、切ないながらロマンティックで素敵でした。最後につくオチも好きですw
とまあこんな感じで。
現在はシェアウェアとしてglare3も発売されているようなので、ひとまずフリゲ版でお試ししてからがっつりのめりこむ……というのもありかと思います!