うそうさ〜第二号室〜

フリゲ・鬱展開・ヤンデレ 万歳!

フリーゲーム「MerryMerry」「モタモタバレンタイン」感想

「身近にいるからたくさん増える」

そのうち当たり前になる前置き。

 

えー、今回はへもへもさんところのフリーゲーム「MerryMerry」「モタモタバレンタイン」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。

どちらも女性向けの短編恋愛ゲームです。思わず一気にプレイしてしまったので、紹介もセットで失礼。といっても相互に関連性はなく、それぞれ単品で楽しめます。

 

というわけでさっそく順番に。

ぼかして書いてはいるつもりですが、念のためネタバレ注意です。

 

 

 

『MerryMerry』

 

 

[概要]

サンタな少女とその師匠がミニゲームしつつドタバタする、女性向けクリスマスゲー。

 

[ストーリー]

イロモノキャラ注意の説明書き通り、序盤からなかなかにどぎついです。中には世知辛いエンドに現実を思わされることも。とはいえ誤解なきよう、序盤のエンドはとことんギャグコメディに走っていますし、全体的にもイケイケハイテンションな雰囲気でした。

何より初めの号令が本当ツボですw 演出もあいまって吹き出しました。

一方、回想シーンになると一気にシリアスへ変わります。あの始まりからこんな味も出せるのかーと驚かされました。

やっぱり鬱展開好きとしてはメリの背景事情に注目したいところ……。今、彼女がくるくる表情変えてにっこにこしてるのは救われますね。

公式の紹介にある通り、確かに糖度は控えめ。けどこの二人はそのくらいの距離がベストと思わされる、いい感じに家族愛も含めた明るくあったかい話でした。

 

[システム]

通常のノベルパートの他、2つのミニゲームと1つの探索要素があります。

ミニゲームはけっこう鬼門で、手ごわかったです。アクションのほうがクリアできない一方で、ランダムのほうは逆にいつも勝ってしまうというw いやー苦戦しました。

探索のほうは、単に調べるだけじゃなくって回想も絡めてあって、進めていくとどんどん二人の思い出がわかるようになっていくシステムです。これぞ乙女ゲームって感じがしましたねぇ。二人の関係性がわかるといっそう萌えます。

その他基本システムも勿論充実してました。

 

[一言]

師匠×弟子ものや、ラブコメ、家族愛、クリスマスゲーをお求めの方向け。

 

 

 

 

 

『モタモタバレンタイン』

 

 

[概要]

ファンタジー学園ものが舞台の恋愛調合ノベルゲー。吸血鬼×狼娘なカップリングになってます。幼馴染萌えの方も是非に。

最近吸血鬼萌えが激しいので思わずガッツポーズしました。

 

[ストーリー]

説明書きにはほのぼのとありますが、個人的にはやっぱりこの作品もコメディ要素が強かった印象でした。一部のギャグエンドが強烈だったからかな。いわゆるイロモノネタもちょこちょこありはしますが、何でもありな超展開こそ調合ゲーあるある、これはこれで笑いながら楽しませてもらいました。

既にヒロインのモカには想い人がいる設定なので、そのぶん片想い・片想われな描写が多めです。特に片想われをヒロイン視点で描写するのは難しそうなイメージですが、サブキャラのエリンが良い動きをしてくれてました。さっすが良い親友だ。片想いならではの健気なエピソードも多くて、ぐっときますねぇ。

基本的にどのエンドもあっさり味かコメディ風で終わりますが、唯一の恋愛エンドでは糖度がかなりたっぷりです! 見惚れてしまいそうなスチルと共にあんな台詞を言われちゃそりゃあ、きゅんときますね。見ているこっちが照れてしまうくらいロマン溢れる展開でした。

 

 

[グラフィック]

調合ゲーということで組み合わせによるエンド数が多く、それに合わせてスチルも多めです。ぶっとんだものからほのぼの癒されるものまで多種多様でした。お手手つないでるスチル――って書いたら既プレイの方には伝わるかな。あれがお気に入りです。

また、おまけの立ち絵閲覧モードが素敵です! ゲーム内では見られない全身図が確認できるので、思わず舐めまわすような視線を向けてしまいました。アレンジが効いてはいてもエリンと一緒の制服ではあるんですねぇ。着る人が違うとこうも違って見えるのかー。

立ち絵だとナルシスト全開のドヤ顔が大好きです!!!

なお、全クリすると起動画面に変化が起こります。すごくうっとりできる、ロマンチックな雰囲気なのでお見逃しなく!

 

[攻略・システム]

システム自体は3つのアイテムから好きなものを選んで組み合わせる、オーソドックス調合ゲーです。攻略も公式サイトに記載されているので詰まることはないかと思われます。

一直線に全エンド回収を目指すと、貴重な会話変化をちょこちょこ見逃すことになってしまうので、何度か色々試してから見るといいかもしれません。

 

[一言]

幼馴染萌え、吸血鬼ネタ、ラブコメなどピンとくる方向け。

 

 

 

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