「嘘が間違ってるなんて大間違いだ!」とハチャメチャな前置き。
前置き久しぶりだなあ。
『鷽替真と月夜の×××』
http://usogaimakoto.iza-yoi.net/
というゲームをプレイ致しました。なかなかに強烈だったので、つらつらと書きます。
その前に、紹介としましては、
・会話のテンポが良い(会話劇好きさんは特に好きそう)
・特にギャグ/恋愛パートは微笑ましく羨ましく楽しい
・ストーリーのアップダウンが激しい
・承転転転転結みたいな感じ
・ヤンデレ好きはプレイせよ
・本名入力の上でプレイせよ(ただしバグの関係で一気プレイをオススメ)
てなところ。
ではネタバレ満載で、追記より感想です。
ネタバレ感想
ヒロインむっちゃ可愛い。
違さんと真さん、どちらをヒロインと呼ぶべきか少々悩みますが、いやあどちらも可愛らしい。狂おしく苦しい選択ですがどちらかと言いますと真さんを推します。はい。顔文字会話むっちゃ可愛い。剣十郎宅でのきりりと礼儀正しい真さんも頼れる。
違は姉御であろうとしてなのか、多少自信がなくとも様々なことをやり遂げようとするところが可愛い。頑張り屋さんなのだなあと思います。
あ、ちなみに初プレイでは無事に?殺人エンドでした。いやっほーい。チルドレン覚醒の真ちゃんかーわーいーいー!唐揚げたーべーたーい!(嘘)
真ちゃんが幼いときに何をどうやらされて初めは普通にどう思っていたはずがどんどんおかしくなって最終的にどう思うようになってしまったのか等々、妄想し始めたらやめられない止まらない果てしない!!
ペンチがあの選択肢を生み出した、って時点でちょぉっと嫌な予感(もとい期待)はしていたのですが、いやはや、まさかあそこまでぶっとんで展開が変わるとは思ってもみませんでした。殺されたよ!本名なのに!w
てっきり殺されるなら真ちゃんだろうと信じて疑っていなかったので、たまらん意外でした。
展開が急なところで予想外にキャラ達が平静すぎて置いてけぼり感を食らったのがちょっと残念でした……。真さんはまあ、異常な展開を昔から体験していたので仕方ないとして、違さんが足撃たれた後とかヒノと後日対面する時とか、もうちょっとうろたえるまたはぶち切れるくらいしてくれても良かったのになーと。
ああでも、真ちゃんの真実がわかったときに冷静だったのは、主人公の気持ちをくみ取ってくれたのと「哀れ」という諦めが見えて、すごく良かったなあ。
剣十郎の豹変ぶりはぎょっとしました。初めは無害なギャグキャラだと思っていたのでこちらもびっくりです。どこの民族かと思いました。おかげでほんのり天然さんなお爺様(黒)にもお会いできたのですけれども。
あの辺りは全然予想できていなかったので、おおおおおう人間恐ええってなりました。じぃじ泣いてたのにー。いや、あの涙と凶行どちらも本心なのでしょうけれど。やるせないねえ。
しっかし違さんもとい姉御の付き合う経緯についてはもうたまらん悶えました。なにあれ。告白させるって。突っ込むって。わーお。おっとな。
ものすごく萌えました。はい。いいよね。強制的と言っても過言ではない状況下であえて相手に選択をさせることにより合意のものという強力な言い訳と罪悪感もとい背徳感が芽生え、うん、萌えました。
EDのロゴというか、最後にあの単語が浮かび上がる演出もすごくきました。余韻がすごかた……。タイトル画面に戻っても衝撃が収まらず数分間ぼうっとしてしまいました。タイトル画面の真ちゃんの笑顔が眩しいこと。
サイトの方から来てくださっている方は御察しかもしれませんが、私、「嘘」というテーマがすごく好きなのです。歴代のサイト名は全部好きなものでまとめようとして嘘・月・兎・黄色の中から適当にドッキングしたという安直な由来ですはっはっは。
なので、あの終わり方に思わず「うわああ同じこと考えてる人居てはったああああ」と思って嬉しくなりました。
一応あのエンドを見てから別の選択肢も全部選んでみました!違う選択肢を選んでもちゃんと選択肢まで引き返させてもらえるのが新設設計w
しかも真へのプレゼント選び、茶葉をどうするかの選択でハッピーエンドに!w やったー!
そしてラスト、指きり以外は選べられないのですね…。ちょっと残念。
おかしな方の名前が真で、まともな(言い換えれば多数派の)方の名前が違というのもまた、シニカルですね。
息もつけない作品でした。楽しかったです。
真教に入りたい!w