うそうさ〜第二号室〜

フリゲ・鬱展開・ヤンデレ 万歳!

フリーゲーム「HOLLOW WORLD」感想

「どんぶらこのどんぶらとはどこから」
擬音って時々不思議な前置き。

 

 

えー、今回はhalfさんところのフリーゲームHOLLOW WORLD」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。


女性向け恋愛短編ハロウィンADV。公式サイトに飛んで下さった方で、前々からこちらの作者様のゲームをしている方ならわかるかと思うのですが――そう、あのハロウィンゲー「Night of halloween」のキャラクターが登場します!超嬉しい!!大好きなんですあのゲーム!ジャックにまた会えるんですよ!嬉しい!テンションあがりまくりです!


あ、「Night of halloween」は配布停止されているようですのであしからず。それこそファンサービス的なだけで、前作を全然知らなくてももちろん楽しめる一作です。

(記事再掲載現在202007は本作も公開停止中ですがリメイクとして別作が公開さいれています)

 

 


というわけで、項目立てて感想を。

 

 

ストーリー

 

お化けや悪魔の世界に迷い込んでしまったヒロインが元の世界へ帰るため頑張る、というお話。明るい展開も交えてはあるものの、ダークな要素は多めです。でもまあ、ホラーというよりはブラックジョーク寄り、かなあ。
キャラクターごとに白・黒のエンドがあって、探索パートでの行動によって分岐します。作中にヒントページがある他、詳しい攻略が公式サイトのメモにも載っているので、難易度はそう高くないかと。 エンドにはほんのりヤンデレ気味なものもあるので、必見ですよ! 詳しくは追記に伏せて書きますね。

 

 

キャラクター

 

ジャック:幽霊みたいに掴みどころのないキャラ。でも一推し。こういう、独特の思考回路しているキャラクター好きなんですよ!エンドまでのテーマというか、心の移り変わりがこう、ぐっと萌えを掴んでくる感じでした。

 

ベリアル:プライド高い。人間嫌い。わかりやすく位の高いキャラクターです。正直、プレイ中は「この人本当に落とせるのか?」とはらはらしつつプレイしてました。でも白エンドで一安心。ベリアルと絡んでる時のイデアがなんか生き生きしてて好きなんですよねぇ。

 

アル・ウル:無邪気に危ない双子キャラ。ウルが敬語キャラなのが萌えます。ヒロインの取り合いとかはせず、どこまでも仲良しなのが和みました。

 

システム

 

ゲーム的なところを言うと、「一休みする」がただの時間飛ばしコマンドにしかならなかったのがもったいなかったかも……?  これを選び続けると辿りつけるエンドみたいなのがおまけであると有効的だったかなあと思いました。


でも、それを置いても良かったのがルーチェ探しです。たくさんある会話パターンが楽しくって! 確か一か所に4種類くらいあった気がします。よくよく探すともっとあるかも? エンド回収中は一生懸命ルーチェ会話を探していたので、周回プレイも楽しくできました。

おばけイベントが多めで微笑ましかったですw

 

 

グラフィック

 

スチルや立ち絵は相変わらずクオリティが高いです。キャラデザだとやっぱりジャックさんが好きだなあ。ジャック白エンドのスチルは美しさに思わず込み上げるものがありました…!

 


とまあ、こんな感じで。 ダークな世界観が平気ならオススメしたい一作でした。 追記には詳しいネタバレ込みの感想。

 

 

同作者様の他フリーゲーム感想記事↓

フリーゲーム「Vivace」感想

フリーゲーム「ぴこぐらむ」感想

フリーゲーム「ストーカー男は報われるのか?」感想

フリーゲーム「暮れ六つの始まり」感想

 

 

 

 

 

 

ネタバレ注意!

 

 

 

 

好きなのはジャック白。

萌えるのはベリアル黒。

続きが気になるのはアルウル白。

とまあ見事にどのキャラにもピンとくるエンドがありました。

 

 

・ジャックエンド

 

どっちのエンドでも共通して、執着・独占欲みたいなのが生まれたっていう流れにとても萌えました。いいよね。イデアが依存に片足突っ込んでたのも良かったです。
白はなんというか、理想のダークラブストーリーって感じ。まさか本当の意味で最後まで一緒になれるとは思っていなかったのですごく嬉しかったです。
黒は想像以上の鬱っぽさ。にこにこしてて無害そうな彼もよくよく考えるとあの世界の樹運だったんだなあと改めて感じさせてくれる展開でした……。

 

 

・ベリアルエンド

 

白エンドの展開が意外すぎて固まりました。いやまさか、来て頂けるとは。そこまでして頂けるとは。驚きました。
黒エンドは、つい想像したくなる語りぶりが良かったですねぇ……。身体を治してほしいってところを意地悪く解釈した結末ってことなのかなあと思ってるのですが、合ってるかな。異形化みたいな。それで人前に出られる身体じゃなくなってほぼ監禁状態みたいな。 色々と妄想の余地があってにやつけるエンドでした。

 

 

・アルウルエンド

 

白エンドの明るいヤンデレっぽさがたまりませんでした。あれは飼い殺しフラグ。万歳。
黒エンドは明言されなかったので、それをわざわざ言っちゃうのも水を差しちゃうようであれですけど、カニバエンド……ですよね?バックストーリーがしっかりしてて、凶行に至る理由にも納得。要はきちんとしたヤンデレ!素敵!萌えました。

 


イデアエンド

 

ギャグっぽい居残りエンドに反して、犯人がわかるエンドはどきっとさせられました。元の世界に、と言いつつもこの世界に残るエンドの方が多いのは、やっぱり(色々な鬱エピソードの関係で)帰りたくないからなのかなー、なんて。

 

 

とまあ、こんな感じで。 黒めの展開が多くて楽しかったです!