うそうさ〜第二号室〜

フリゲ・鬱展開・ヤンデレ 万歳!

ゴールデンウィーク・短編フリゲ6作品感想まとめ

「休みも続けば気が緩む」

いざ世界を救ってシリアスになろうな前置き。

 

えー、ゴールデンウィークということで、さくっと短時間で終わるフリゲの感想文をざざっと一気に放出します!やったね!

どれも雰囲気は違えど面白いので、ピンときた方はこの休みを機にぜひDLしてみてください。

 

 

 

 

 

金星脱税戦争』(ギャグ・クイズ)

ギャグクイズゲーム。クイズ内容が珍しく、ほとんどが“美味しいお米の炊き方”などのピンポイントにコアな問題ばかり。クイズジャンルを見ただけでつい吹き出してしまいます。ググらずリアル知識のみで解けた方がいらっしゃったら是非お会いしたいところ。トリビア感覚で楽しめましたw

グラフィックに関してはハイクオリティ。立ち絵もデフォルメ絵も可愛い!ついつい手を止めて観賞してしまいました。

キャラクターは皆キワモノそろい。奇人変人オンパレードです。しかも皆、名が体を表しまくっています。自分は、男キャラだと博士、女キャラだとラミ・ネートさんが好きです。ストーリーもギャグ中心で、楽しくプレイできました。あらゆる人にクイズをふっかけられるという点では、ぷよぷよ地獄を想い浮かべて頂けるとわかりやすいかと……って伝わる方がどこくらいいらっしゃるのか謎ですけれども。

キャラ設定と言い、世界観と言い、主人公が税務官であることと言い、発想の勝利という言葉をひしひしと感じます。

とりあえず、肩の力を抜いてゆるゆる楽しく笑いながらプレイできる良作でした。

 

 

 

無感無痛 [無痛少女]』(ホラー・アクション・考察ゲー)

矢印キーだけでクリアできるホラーアクション。左から右へひたすらに進んでいくシンプルなゲームで、主人公もシルエットのみでどこか愛嬌が感じられる外見です。拾えるテキストやストーリーらしきものは最低限ですが、代わりに視覚的な演出が多めなので考察の膨らませがいがあります。

白黒の主人公についてはおまけエンドで触れられるので良いとして。やっぱりあの出てくるキャラ達には隠喩的にそれぞれ役が割り振られていたりするんでしょうかね。大筋が把握できたので自分は満足しちゃいましたが、きっちり考察するならこの辺り深めるとさらに面白そうだなー、なんて。

アクション面では初め手こずってばかりでしたが、「引っかかったら一歩後退して後ろ向きのままジャンプで前進」をするようにしたら掴まることなくすいすい進めれました。これ文章で書くとややこしく見えますが操作は簡単です。詰んでる方もし居たらお試しあれ。

なにげにスタッフロールの出し方が一番好みです。かなりシンプルに、そして凝った一作でした。

鬱々淡々と進むホラゲが好きな方向け。

 

 

 

戦の神子』(鬱展開・探索ゲー)

ツクール製の探索ゲー。鬱展開。冷たく重苦しいシリアスもの。風刺っぽい。

とにかく文章が印象的。ヒントの出し方も詩的でかっこいいです。TRUEエンドの力強さに惚れぼれしました。あのエンドタイトルもまた痛烈で気持ち良かったです。

終始主人公の台詞がモノローグなのはお喋りできない設定があるのかなーとか思っていたのですが、公式サイトのクリア後おまけページを見てすっきりしました。クリア済の方はお見逃しなく。

モノトーンに近い感じの色を抑えたグラフィックや、TRUEエンドでのルミナのキャラチップのささやかな変化など、見た目も細かく凝っていて素敵でした。

短編ながらも心に焼きつく一作です。

 

 

 

犯人は田中』(ギャグ・サスペンスミステリ・見るゲ)

ツクール製のノベル、いわゆる見るゲ。タイトル、ゲームファイル、必読要項、ストーリー、全てが洗練された出オチで構成されている一品でした。いやあ、わかっちゃいるのに笑ってしまうこの豪快さと疾走感が素晴らしかったです。

主人公(?)二人の顔グラが好きなキャラだったので密かに嬉しかったり。もっと見たい!と思いつつあのボリュームがぴったりと思わされもして、なんだかんだと小粒で大満足でした。

「ヴァンダインの二十則」を事前にググってチラ見しておくとさらにお楽しみ頂けるかもしれません。

 

 

日記のネタがない時の逃げ道6』(ギャグ・経営・ミニゲームあり)

ツクール製のお店経営ゲー。作者様曰く「第11回3分ゲーコンテスト優勝作品だけど3分では絶対に終わらない」とのこと。その理由はプレイするとわかるはず。

冒頭のかっ飛ばしたギャグ展開、有無を言わさぬゲームスタート、そして展開に反してきっちりしたチュートリアル等々でプレイ初めから掴まれるものがありました。

材料集め・商品づくり・お店経営の3つのミニゲームが中心で、どこにどの程度時間をかけるかが肝になってきます。材料集めで起こるバトルのコマンドが初見殺しなのも面白いところ。

なにせできることが多いので、たった3分でかなりの忙しさと充実感を味わえます。キャラグラフィックやゲーム画面全体のゆるゆる可愛い雰囲気も見どころかな。ここだけ見ると女性向けの経営ゲームと思っちゃうかも。

可愛い女の子キャラ・ツッコミ不在のブラックギャグ・シビアな難易度の試行錯誤もの、にピンと来るなら。

 

 

 

Heart』(探索ゲー)

ハートを操作して1マップの中に潜むハートを集める探索ゲー。ウディタ製。

単にうろうろして探すだけでなく、メタ的な発想をする必要があったり、マウスとキーボード両方を駆使する必要があったりと、かなり頭を柔らかくして挑む必要がありました。思いつく限りの操作法を試した後に、「まだこんな方法があったとは!」と驚かされるこの楽しさ。ある程度時間をかけていると、ヒントがじわじわと増えてきてくれますので、もやもやが苦手な方もご安心です。

しかしながら白状すると私、実は全てのハートを探しきれていません! うええん! なぜか特定のキーが反応してくれない? んですよねぇ。コンプしたという方も一度見かけたことがあるので、詰むわけではないはず。

ともあれ発想がとにかく面白いですし、気が向いた時にいつでもできるお手軽さがあるので、気になった方は是非にDLを。

 

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

短時間で楽しいをいっぱいに吸収できる作品たちでした!