「華々しく正面から挑んで勝てるのはヒーローだけ」
凡人は泥臭く土を噛み締めてふんばろうな前置き。
えー、今回は信じた俺が馬鹿だった。(TS)さんところの有料ゲーム「新説魔法少女+(アドレナ戦記)」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。
元々はフリーゲーム。
無料部分だけでも40時間超のSRPGです!
まだ遊んだことのない方は先にこちらの記事からどうぞ。
本記事は「アドレナ戦記」と呼ばれる有料版、パラレルストーリー部分についての感想です。本編の倍以上のストーリーと新キャラが楽しめるので、フリー版プレイヤーの方も是非!
スーパーヒーローと軍人
本編の千代子たちはいわばスーパーヒーロー。
たくさんのわからないことに振り回されながら、理不尽に殴られ根性で奇跡を捥ぎ取る、選ばれし者の物語という印象でした。
パラレルのアドレナたちはまさに軍人。
知識も対策もあるからこそ、できることを確実に行い、しかし綻びが抑えきれない、力なき者たちがそれでも抗う物語だったように思います。
言ってしまえば、泥臭い!
そしてそこも良い!
一般人であるはずの千代子たちがスペシャルに、特権階級も多く参入しているアドレナたちがコモンに見える構造も、改めてみると興味深いですね。
パラレルの全体的な感想
パラレルのストーリーもやっぱり濃厚でした。
「ええ!?」と叫ぶシーンも「ええん……」と泣きたくなるシーンもたくさんありましたし、インパクトで黙らされるシーンもあれば、綿密に論を展開していくシーンもありましたし。読み応えがあって嬉しいです。
やっぱりどの作品でも、キャラが作り物ではなく血の通った人間味を感じるから、こんなに魅力的なんだろうなあ。
パラレルは初めから物語の真相がわかっている状態で遊ぶことになるモードですが、それでもこんなに楽しめたのはすごかったですね……。ボリュームも本編と同程度かそれ以上はあるだろうし……。
より多種族で広がる世界観
世界観の広がりという意味でも楽しかったです。
色んな種族とその生活。もう世界観解説資料集とか出せそうな勢い。
そもそもアドレナたちの外見的な特徴が統一されているのも面白かったですね。千代子たち地球人はフィクション表現としてカラフルでしたが、アドレナたちのように所属する星ごとの統一感があると、他種族入り乱れた急造の部隊だというのが強調されます。
とまあ、こんな感じで。
追記ではガッッッツリネタバレ感想です。
1万字を超えました。恐縮です。
クリアした方は是非スクロール先もどうぞ!
▼ネタバレ▼
いきなりエンディングの話から始めるのでご注意を。
エンディング
千代子たちの物語を尊重してくれたなあ~……!
そのうえで精いっぱいのハッピーエンドではあったなあ……。
溢れ返った私の感情をなんとかまとめると、こうなりました。
■戦争
新説魔法少女の世界観において、終始徹底していたのは、地球人産マジカロイドとそれ以外産マジカロイドの格差です。
なのでパラレルを始める前から覚悟していました。
最悪アドレナたちの全滅エンドになっても、まあ、当然ではあるなあと。
エピローグで、想像以上に生き残ってくれたと息を吐いたのを覚えています。いやまあ好きキャラの大半は死にましたが、戦なのでね……。
勝ってアドレナたちの目的を果たした戦いではありましたが、自然と「敗戦処理」という単語が頭に浮かびました。それだけ失うもの、アドレナの絶望を大きく感じたのかもしれません。
エピネフの最期が良いんですよね、やっぱり……。
アドレナがエピネフと共に逝くつもりだったからこそ良い。
アドレナは痛みで動きを止めた自分を一生恨むだろうしエピネフは一生を超えても良かったと思い続けるだろうしそこも良い。エピネフの笑顔に至ってはもはや爽快感すらある。なんかもう全部良いです。
■本編に誠実なパラレル
苦い後味が残ったからこのエンディングが好きです。
普段であれば鬱展開が好きだからという理由になりますが……それ以上に本編の千代子たちの戦いも大事にしてくれたことが嬉しかったんですよね。
アドレナたちの戦いで幸福を掴めるのであれば、千代子たちは本当に、巻き込まれ損になってしまうじゃないですか。
でも、パラレルはそうじゃないよと示してくれたんです。
精いっぱいやって、どんなに最良の選択を取っても、千代子たちでなかったならここまでしかたどり着けないんですよという証明です。
こんなに残酷で、しかし真摯なことを、公式がやってくれるなんて。良いんですか! もう本当に感謝を述べるばかりです……。
こうして誠実な語り方をしてもらえると、物語の強度が増してくれるのでとても嬉しいです。ありのまま受け取って良い物語って、結末が暗かろうが明るかろうが、本当に輝かしいので……。
非操作キャラクター
■フォン・オリジン
本編と比較したいところは山ほどありますが、やはり着目したいのは彼女になります。
フォンの動き方がめちゃくちゃ面白かったですね~!!
生まれたてだから遠慮なく番外戦術も取れるし、自由に動けるという。敵とか味方とか信念とか執着とかを飛び越えて、「やりたいしやれるからやる」をとことん感じました。
それがアドレナの物語をより希望へ近づけるんだから、不思議なもんだなあ。
イースリーのセリフに出てきた「命名」のくだりがなんだか好きで。
パラレルの世界でフォンがフォンを名乗ったことと繋げてくださいと言わんばかりですよね。イースリーを信頼する人たちが、E3の呼び名をよしとしないところにも。
この辺りの、物語の流れの作り方も好きでした。
■シナプス
本編では「得体のしれないマッドサイエンティスト」という印象でしたが……。
パラレルでは「研究費に悩む研究者」という印象に変わりました。
いやっ、金欠という意味ではないんです。こう、正体がわかっている前提知識の違いもあるでしょうが、そっちもそっちで苦労してるんだねえという感覚……?
キャラクター
並び順は公式のキャラ紹介ページ準拠。
■アドレナ
[性格・印象]
本編で登場した時は「融通の利かない優等生」という印象だったんですが(ごめんね)、アドレナ戦記だと「お姫様」だなあと感じました。偉い人の娘さんなのでまあ間違っちゃいないかな。
良くも悪くも、愛されているし、守られることに慣れているような。そういう自分を脱却するために頑張っているのも伝わってくるんですが、どうにもこう、見ていられないと言いますか……。
欠点は私と似ている一方、良点は似ていないので、見ていてグアアと顔を背けたくなるシーンも多いキャラでした。
重めの愛を受け取ることって、かなり本人の懐の広さが必要だと思っているので、そういう意味では博愛の人だなあとも。
愛されるって大事だし素敵なことですが、疲れることでもあると思うので。あの各方面からの熱烈アピールを拒絶しないだけでもすごいよ……。
優しさで判断がブレるシーンはありますが、決断力自体はあるのがとても好きです。
[性能]
通常攻撃の射程が3なの素晴らしすぎる~!!
回復も射程があって使いやすいんですが、結果としては中距離アタッカーとしての運用が多くなったキャラでした。本人のやることが多いので、バフ技はほとんど使わなかったかな……。
■エピネフ
[性格・印象]
うおお想像を超える熱量のレズ!
千代子たちの前ではあれでもまだ抑えていたのか……と思わされる勢いでした。愛も燃やすし嫉妬も燃やす!
戦場での頼もしさはやはり印象的。
中でも好きだった登場シーンがこちら。
私がいたほうがいいに決まってる。
言い切ってくれてスカッとします。気持ち良い!
こういう彼女だからこそ、ラストのシーンの笑顔が忘れられません。いやもう、あの、苦しいけど芸術的な結末だったな……。
[性能]
わかりやすい高火力キャラ。
改造で長距離射程技も覚えますが、怒気と劣化振動脚で色付き強化敵にドデカイダメージを叩きこむ役になることが多かったです。よくリヒール(HP回復&攻撃力上昇)を付けて前線に放り込んでいました。
■アルチル
[性格・印象]
サボりた~い、お気楽ちゃん。
後ろ髪のうねり具合が気になります。そういうセットなのか、寝ぐせなのか。
本編の香と同じようなキャラになるかと思いきや、地球人との友人、そして仇討ちと思わぬ形でモチベが発生。これだけキャラがいてなお被らないのしみじみとすごいですね……。
[性能]
コールサンダーボルトの射程5が頼もしい!
回復役にも回れて素の攻撃もそこそこ高い、すごく使いやすいユニットでした。
■レプチ
[性格・印象]
ボボボボボクっ娘!?
このばいんぼいんなお胸で、ボクっ娘。意外だな~!! 一人称が出るたびに新鮮に驚いていた覚えがあります。
芸術家だけどあんまり芸術している印象はなかったかも。でも不思議と、印象に残っているセリフはレプチから出てくることが多かったので、やっぱり芸術家していたのかも。
[性能]
オートリフレッシュ&ヒールソング。
中距離アタッカーとしてサウンドアローを使いたいものの、とにかくMPが重要な本作においてはヒールソングが最優先。結果、接敵もしないのでレベル上げが一番遅くなるキャラでした。
■バソプレア
[性格・印象]
ツンツン。
でも気の合わない上司と組まされる若者ってこんな感じだよね、という納得があります。アドレナ信仰者や傍観者ばかりの序盤パーティにほどよく緊張感をくれたキャラ。
終盤はかなり影が薄くなっていた印象。
[性能]
スナイプヒールの長距離回復がかなり有用。
火力不足は万の能力の宿命なので、まあ……。
アドレナ戦記は蜘蛛型を処理するのが難しく、思い出したかのようにサンナックルで窮地を救われたことが何度かありました。
■エルドパ
[性格・印象]
一貫した戦闘狂。
そうなる背景事情もきちんと用意されており、そのうえで一切可哀そうな子にはならない、“生き残ってきた者”の強さを感じます。
言いづらいこともズバズバ言ってくれるので、話が早くて助かりました。
料理が得意というのもまた味わい深い。
[性能]
もうね~、技のことごとくが対強敵性能なの、大好き!
この作者様はキャラクターの個性を技やステータスに乗せるのがすごく巧い方だと思っているんですが、このエルドパは最高峰ですよね。
自分が戦うとばかりに吹き飛ばしで味方を退け! 雑魚は先手で蹴散らし! 逃げる敵は中距離射程で仕留め、強敵にはガツンと叩きこむ!!
とにかく最前線で殴り合いたいのね~、とニコニコできます。大好き。
吹き飛ばしで動の能力に近いこともできるので、暇なときは鈍足の味方を前線に運ぶなどもしていました。オートリフレッシュは必須。
■クローネ
[性格・印象]
この髪型でこの巨乳でおどおどキャラというのも珍しい組み合わせな気が。ニッと笑う表情はレアだしかわいい。
「友達は貴女だけ」から、「私も交友関係を増やそう」とはなりづらいところが彼女の難しい課題ですよね。本人の気質以上に本人の能力がそうさせてくれない。ううん。
印象に残ったのはやっぱり、見せ場でもある、アドレナに対する葛藤のシーン。心は読めるが読みたくない……。
テロメアのセリフになってしまいますが、悩むクローネへの回答が大好きです。以下に引用を。
好きだから心を見たかった
でも、もっと好きだからやめた。
理由は他にいるの?
あれをエゴや汚い感情だと片づけずにポジティブな感情を抽出して言い添えてくれるのが、テロメアの、ひいてはこの物語の優しさだなあと思います。
[性能]
中~長距離、超火力。まさに魔法砲台ですね~。
調子に乗って中衛に置いてやられてしまうことも何度か。意識して後方に置かないと危なっかしいキャラでもあります。
どの技もまんべんなく使い処があった印象です。MPは潤沢ですが、それでもMP補充するくらいには頼りっきりでした。通常攻撃の格闘が使い物にならないからというのもあるかも。
■ドーパム
[性格・印象]
生ぬるい内輪ごっこにならないために、テロメアへ敵視を向けるためのキャラ……という印象。本編では唯がその役割を担っていた気がしますが、パラレルではエルドパが戦闘狂な分、情動的な理由をドーパムが引き受けていたように思います。
[性能]
フルパワースラッシュの防御無視が心強い……!
終盤はもっぱら強敵処理係です。ただ、タフではないので注意。
チャージで自己回復できるのもあり、分断される時は少人数側へ送り出していました。前線に送り出して雑魚敵を削って引っ込ませる感じ。
■ポラン
[性格・印象]
過去作品『ハーチウム』からの登場。
お久しぶり~!
数あるキャラからまさかポランちゃんが来るとは思っておらずかなり驚かされました。もっぱら世界観説明係だったような。
[性能]
遠距離型に見えて意外と射程が短い。
というか、長距離技が低火力?
打たれ弱いのもあってやや運用に悩まされた覚えがあります。囮をしつつ雑魚敵を削ってもらうなど。
■ルフィン
[性格・印象]
メンタルも能力も安定、人間関係も柔軟で、非の打ち所がないおねーさん。
アイドルというよりアナウンサー向きなのは本当にそう。でも華が無いからとはちょっと違う。全体的に高水準な人って、崩れちゃいけないところに置きたくなるじゃないですか。それです。
セロトンとの、恋愛にはならないが相手のことはわかっている、みたいな温度感がなんだかカッコよく見えました。自立している……。
[性能]
かなり頑丈!
中距離攻撃もできて、盾役もこなせるうえに、格闘に属性が乗っているので敵の弱点も狙いやすい。優秀~~~!!
MPがすぐ切れるのでオートリフレッシュを持たせたいものの、彼女以上にMPを使うキャラがいるので難しいところ。とはいえ通常の格闘が十分強いので、ほっといても大丈夫……。いや本当に安心できるなあ貴女は。
余裕があれば移動力を装備や他キャラのバフで補って前線に置きたい。
■イースリー
[性格・印象]
本作の販売ページ閲覧時や序盤は「どうしてこの子がピックアップされているんだろう?」と思っていましたが、なるほど納得。アナザー主人公と言っても良いくらいのドラマ性があるキャラでしたね……。
アドレナと違った意味で痛ましいお姫様。
過剰なストイックさは自己を支える土台が脆いからこそ。
「突き放さずに周りをありのまま受け止めて!」と言いたくなるキャラでした。君には妹さんも慕ってくれる部下もいるだろうがよ……!
だからこそ、欲張りすぎみたいなことも作中で言われていたんでしょうね。そして、んあああああ、この手の人は休めと言っても休まない! もう!!
もどかしい気持ちがあったぶん、一皮剝けてほっとしました。
また地球に行ってね、秋や冬や春も是非楽しんでほしいな……。
……とか言いつつ。
私自身リョナ趣味があるので、痛めつけられる姿に「うぅ……」と苦しみつつスクショを撮ってしまうなど。あの、拳の痕が残る立ち絵とかほんとに、すごくて……。へへっ……。いやもうほんまに、あの、性欲と共感と理性が別領域にあるんですすみません……。
金髪褐色お嬢様にスク水を合わせるこのセンスにも脱帽だよ。
[性能]
霧化、助かる~……!
発動が読めないので過信すると危険ですが、雑魚の初手の削りでよく使っていました。
本編の小夜は本心が見えないみたいな意味で霧が似合いましたが、イースリーは不安定って意味で霧が似合いますね……。
通常攻撃でもそこそこダメージを出せる分、ボス相手の高火力には期待できないかな……。一時期は回復役として運用していたことも。
ミスティックミスト(ミストクッション)は正直使いどころが難しかったです。テロメアイベントの後も結局使わなかったかも。
■ノルア
[性格・印象]
作中でパッとしないと称される通り、私からの印象も例に漏れず……。
余計なことは言わない、だから内心は毒を持っていても無害に見える、そんな感じ? 事なかれ主義というか、器用に生きられそう。
[性能]
やることが多い……ッ!
技のコストが控えめなのと、どの技も優秀なのがあって、かなり忙しいキャラでした。中距離攻撃、対ボス高火力、回復、どれもこなせます。いよっ万属性(※光です)。
どこだったかな、30章あたりで「光膜にMP毎ターン回復効果がある」と知り、以降は光膜要員になりました。レプチのヒールソングと違ってノルアはそこそこ前線にも置けるから助かりますね。
■モルフィン
[性格・印象]
愉悦部だあああ!
……昨今の若人に愉悦部って単語は通じますか? わかりませんが。まあリョナラーみたいなもんです。大人しくて有害なモノクマと言っても良いです。
この服だと目の色も赤青にしたくなるであろうところを、あえて緑黄なのが面白いところ。傍観者でありたいからか、積極的に火種を持ち込んではこないので、それがこの裏表を表すような服装に出ているのかもしれません。
個人的には性癖面で仲良くできそうですし、煽りセリフも好きなんですが、終盤になるとかなり影が薄くなってしまいましたねえ。まあ、登場するだけで一般的なプレイヤーのストレスが溜まってしまうキャラではあるだろうし、難しいか……。
[性能]
回復性能が高い!
彼女1人いれば壊滅状態の盤面も復帰可能、と言っていいくらいに頼もしい性能をしています。攻撃技も優秀ですが、やはり回復のためにMPを温存したいのと移動力の低さがあり、後方に回りがちでした。
■オキシト
[性格・印象]
無口無表情妹キャラ。アドレナ親衛隊のうちの一人。
アドレナと強い結びつきがあるものの、彼女自身は人間関係を閉じているので、ストーリー上の印象は薄めでした。
[性能]
シールドブレイクさえできれば花丸。
自身が盾と言うよりは、周りに盾になってもらう感じ。バフ技もありますしね。安心して前衛に出せたのはそれこそ終章手前くらいだった気がします。
■レニィ
[性格・印象]
自分の目のことを大してコンプレックスには思っていない、みたいな話で好きになりました。戦闘面でも交流面でも視野が広く、何かあった時に声をかけやすい人という印象です。なんなら向こうから来てくれそう。
常識人&リーダー枠かなあ。
アドレナが無自覚な魔性の女だとしたら、レニィは人徳で周りに人が集まってくるタイプだと思っています。
恋愛話にも意外と乗ってくれる辺りでますます惚れちゃいました。
[性能]
シールドダウンが最優先。
パフォレイターで自ら殴っても良し。
通常攻撃もしっかり強くて、活躍の場が多いキャラ。ただ雑魚敵の技が弱点属性に当たりがちで、脱落しやすくもあります。なので、位置取りはかなり難しいキャラでした……。
強敵を警戒してレニィに対してヒールソングをかけた後、結局MPが余ったから回復役をさせておく、みたいな運用になっていた覚えがあります。
■ミュー
[性格・印象]
年頃のお嬢さん。以上!
……いやあ、多くが語られなかったので多くを語れない感じの子です。
[性能]
高火力! ただし紙装甲!
それでも前線に放り込みたい圧倒的強さがある!!
空拳の射程の長さも使い勝手が良く、MPも自力で回復できるので、サブヒールを持たせれば微々たるものながら応急処置もできます。
何より光るのは移動力の高さ!
遊撃部隊に組み込んで、本隊に合流させるまでがとっても楽で助かりました。
■ヌクレア
[性格・印象]
大人組(情緒が安定していて中立的でバランサーになりやすい人たち)のうちの一人。
初めて立ち絵を見た時は予想外な構図にびっくりしました。ただの棒立ちじゃなくてこういう個性があるのが良いよねえ。
[性能]
基本的にはレスキューアームで戦線を押し上げたり、あるいは孤立ユニットを引き戻したり。本編のひよりは攻撃役として運用していたので、やっと本来の動の能力を味わった気がします。
通常攻撃の射程は長いものの、火力があるわけではないので主に削り役。
■ギャバ
[性格・印象]
武人! 割り切ってる! かっこいい!!
ラストでいきなり見せ場が与えられたキャラ。でも、あれがなくても性格がカラッとしてて好き。竹を割ったような気持ち良さがありました。
[性能]
使いやすい~!!
通常攻撃が2種類ある頼もしさよ。
射程こそないものの移動力があり、高火力も出せて、属性攻撃もできるという多彩さ。汎用アタッカーとして動かしやすいキャラでした。
■セロトン
[性格・印象]
男!?
本編中もずっと美人な女性だと思い込んでいたので仰天しました。
研究者気質なのに尖ったところを感じさせない、デキた大人だなあという印象です。興味関心はハッキリしているものの、「やりたくない」も特に見えなかったからかなと推測。
感情や意欲を合理的に動かすことができる、柔軟な理屈屋というイメージです。
[性能]
ルフィンと同じく、安心して前衛に出せるユニット。
通常攻撃でも雑魚相手なら十分火力が出せますし、中距離射程の技もあるので囮もこなせます。シールドダウンを破格のMP4で当てられるコスパの良さも光り、いやあもう、言うことなしですね。
剣の能力者は多くいますが、その中でも一番バランスが良くて扱いやすいと思っています。
■モチリ
[性格・印象]
わかってた、紐の能力な時点でドスケベ百合要因だと!
常に明るいため、ストーリーが落ち込みすぎた時に持ち上げてくれるキャラでもありますが、造形に人間味を感じない子でもありました。
[性能]
回復も攻撃も射程が長く、移動力も高め。
「あと一手足りない」を埋めてくれるユニットでした。
紙装甲なのでそこだけ心配。
うっかり馬型の前に出すと一撃で瀕死になっていたような印象。
テンタクルアームズの火力が高く、色付き強化敵にも十分通用します。この威力を射程4の長さで使えるのは頼もしいもんだ……。
■コレシス
[性格・印象]
男の娘かと思いきや、性別が中性……というか無し?
おリボンはそういうことかあ、と納得した覚えがあります。
性別を気にしている旨然り、強くなることへの執着然り、色々と気になる設定はあったものの明かされなかったような。周りとの絡みも控えめ。楓と立ちかけていたフラグはどこへ行き再び立つ見込みはあるのか、私、気になります。
[性能]
超重力念動投げ、最高~!!
HP割合ダメージの頼もしさたるや、終盤になればなるほど拝みたくなります。フォンオリジンやΩ型はコレシスがいなければ仕留められなかったことでしょう。
一方で、他の技の火力は低く、撃たれ弱く、移動力も低め。
無重力移動でヌクレアのレスキューアームと似たことができるので、中盤までは運搬係でした。
■ツィー
[性格・印象]
最終戦の参戦をあっさりパスしたり、イースリーにメンタルが弱いと言い切ったりと、見た目のキュートさに反してサバサバした性格でした。
ですが嫌な棘は感じず、むしろ「そうだよね、こういう意見は当然出てくるよね」と納得できて嬉しかったです。なんていうか、ぬくぬく仲良しチームじゃなくてちゃんと急ごしらえな組織をしているなあ、みたいな……。この辺の生々しさや多様性があるからこの作者様の作品は好きです。
なんかツィーの感想というより全体の感想になったな。まあええか。
[性能]
高火力紙装甲。
属性攻撃ができるのは頼もしいものの射程は低く、ワイルドスタイルのHP毎ターン回復ではとても間に合わないくらいに打たれ弱いので、かなり慎重な運用を求められました。
割り切ってプラズマロアーだけでやっていくのもありなんだとは思うんですが……。つい弱点属性を突きたくて前線に放り出してしまい、後悔することが多かったです。ごめーん!
■プローラ
[性格・印象]
イースリー親衛隊。
彼女がいないとイースリーは潰れていたはず。
なんかねえ、プローラがイースリーを最後まで心棒してくれていて本当に安心したんですよね。幻滅しないんですよこの子!
絶対的に自分を信じてくれる味方がいるのって、なんか、帰る場所って感じがしませんか? そりゃ時には重いし、押し付けがましいならそれは迷惑になるだろうけど……。プローラはずっと“支える”だったのですごく印象が良かったです。
お手洗いに行くのをイースリーに引き留められるあのシーンが大好き!
プローラ個人がというよりも、プローラのする愛し方が好きです。
[性能]
通常攻撃にHP吸収がついているので、前に出してもけっこう生き延びてくれます。通常攻撃に属性が乗っているのもあって、ついアタッカーとして使ってしまいがち。
さすがに終盤は回復役として使いましたが、するとMPが足りなくなるという歯がゆさ。削り役の前衛にリヒールを使ってバフをかけることが多かったです。
■ガンマ
[性格・印象]
伊達男、ただし決まらない。
要所でバシッとかっこいいことを言って決めてくれるキャラだったような。軍人としての感覚も、ナンパな感覚もあって、バランスよく非がないキャラだと思います。出てくると場が引き締まる感じ。
[性能]
射程9、助かる~!!
常にロングレンジショットを打たせていたのでオートリフレッシュが必須でした。会心を出す確率がべらぼうに高かった気もします。反撃を許さず敵をバンバン屠っていく姿はまさに砲台。これだけ射程があれば移動力も気になりません。
柔らかいのでそこだけ怖いですが、通常攻撃の射程も長いので、全然おつりが来るレベルでした。
■メラトン
[性格・印象]
既婚者!?!?
いや、良い嫁さん捕まえましたね旦那さん……! お幸せに……!
守るべきものという動機があり、軍内部での地位があり、人望があり人当たりが良く、物事の優先順位もつけられる。
なんというか、登場時点で葛藤もなく完成してしまっているので、それ以上も生まれがたいキャラです。
[性能]
スピニングブレイドで強敵を乗り切り、基本は雑魚を削る係だった印象。
断熱圧縮剣が蜘蛛に役立つかと思いきや、いかんせん火力足らず。ですが移動力と中距離攻撃技があるので、遊撃兵として有能でした。
風の膜は便利なんだけどMPが枯渇しやすかったので、ここぞの時限定。
■ポラリス
[性格・印象]
ビジュが最優勝~~~!
かわいいは正義! 赤髪青目バンザイ!
あの手だと日常生活って難しいですよね? 頭洗いづらそう。
本人が大人しいし出力も苦手そうだから仕方ないけど、もう少し深掘りしてほしかったな~。不思議ちゃんっぽくなるのかな。
[性能]
HPが減っていれば強技を打てるトリッキーな仕様。
氷の中距離攻撃とガードブレイクが比較的使いやすかったかな。通常攻撃の火力も十分。
終盤はすぐやられてしまうので、サブヒールを持たせて適宜走らせながら応急処置兼削り役をしてもらっていました。
■テロメア
[性格・印象]
大好き~!!
本編でも好きでしたがこちらでも変わらず好きでした。ちょっとした時の言葉選びが本当に優しくて、なるべくポジティブなものを取り上げようとしている感じが素敵……。
レニィやタウリなど、視覚に難ありのキャラとの交流が見られたのも嬉しい。
本編の烈や加音に当たる子こそいませんが、人種が同じというのもあり、本編よりも受け入れられていた印象。
イースリーの存在も大きいだろうなあ。
包容力や素直さがより前面で見られました。
[性能]
オートリフレッシュは必須。
本編では最終盤で火力不足になりましたが、パラレルでは最後まで主戦力として夜の虹をぶちかましてもらっていました。射程の長さと貫通は正義。
■楓
[性格・印象]
おそらく彼女もどこかの作品の世界線のゲストキャラだな……?
不幸体質らしいですが、悲壮感はなく、むしろやれやれ系主人公らしいたくましさを感じました。まあ、心身ともにタフじゃないとこの作者様の作品の主人公はやれんか。
[性能]
レベルが40超えて「うん!?」と叫んだキャラ。
そういや地球人ならレベルキャップは外れて然るべきですね。盲点。
育てればなんとか運用可能。ただし、MPがすぐ尽きるのと、打たれ弱さのわりに射程が短いのは難点。通常攻撃に属性は乗っているものの、前線には置きづらかったです。
■シキ
[性格・印象]
こちらもハーチウムのゲストキャラ。わ~い久しぶり~!
本編でもクリア後特典として登場していましたが、パラレルではガッツリ作中で参戦してくれます。
ヴァレンツァがいるからか、色々乗り越えた後だからか、丸くなったなあと……。ハーチウムではストイックでクールビューティーな印象でしたが、こちらでは素直で柔軟な年ごろの女の子って感じでした。
おい君、ランドくんとはどうなったんだい!
[性能]
飛翔剣で中距離攻撃はできるものの、それ以上にガードブレイクを放ちたい!
登場時は雑魚とちまちまやり合っていましたが、ある程度育つと見違える大器晩成型です。強敵と単騎で対峙させてもだいぶやり切ってくれます。人型程度なら1人で大丈夫だったような。
MPがすぐ切れる前衛なので、光膜やリヒールを重ねがけしていたのもあるかも。
■ヴァレンツァ
[性格・印象]
こちらもハーチウムからのゲストキャラ。
あ、明るっ!! こんな明るい子でしたっけ!?
ファニーな普段着と言い、ずいぶん印象が変わった子です。責任感はあるものの世間知らずなお嬢さんという感じ。アドレナやイースリーと違って姫役に見えないのは、おそらくシキによって自己肯定感が備わっているからかもしれません。
初めての乗り物に乗るときって緊張とわくわくがあるよね……。
うちの地元も新幹線がないからわかるよ……。
[性能]
ぶぶぶぶ物理弱点!?
とても前線には出せませんが、どの技も中距離射程なので、出す必要もなく安定して動かせるユニットです。敵の長距離攻撃と反撃にだけ注意かな。
MPが切れるかと思いオートリフレッシュを持たせがちでしたが、実際は余ることが多かったように思います。素でMPが潤沢。さすがバルキリー……。
▲ここまでメイン(改造可)▲
▼ここからサブ(改造不可)▼
■サイロニー
[性格・印象]
強気で勝気なおねえちゃん。
だからこそ、色々あった後も次女を受け入れたのが意外でした。曲がったことが嫌いってわけでもないのか……。
作中でもビーム袖と冗談めかして言われた戦闘モーションが好きです。あれやる時って袖破けたりしないのかしら。
[性能]
2軍の中では主力。
中距離攻撃やガードブレイクなど、欲しい性能は一通りそろっています。剣の能力者だけど属性攻撃があるのも嬉しい。削り役はこなせる=2軍の中では優秀です。
■サイロキス
[性格・印象]
意外なところから裏切りが来たなあ!
長女と三女に対する物言いたげなシーンはあった気がするので、内側にため込む人なんだろうとは感じていましたが、まさかこういう形で爆発するとは思いませんでした。おお~。
この性格だと物語では埋もれてしまいかねないので、「良い爪痕残したね~!」という気持ちもあります。
作劇の都合を感じますが、だからこそいてくれてよかったキャラです。アドレナたちの論に反発する人はあって然るべきなので、こういう役回りはむしろ嬉しい。好感が持てます。
アドレナに情を抱くには関係が薄く、しかしある程度物語としてのインパクトを与えるくらいにはプレイヤーからの覚えがあって、私的な感情よりも大多数の損得で動けるキャラ。そりゃこの人になるよなあ、という納得が強かったです。
もともと裏切り役にするために生まれたというよりは、ちょうどほしい位置に彼女がいたから裏切り役になったという印象ですが……。実際のところはどうなんでしょうね?
[性能]
エネルギーシェアが使えるだけで十分!
2軍はみんな前線に出せない能力値なので、回復さえできれば優秀です。
とかいいつつ、そこそこタフだし、中距離攻撃もできるしと、有用ではありました。さすがに最前線には置けませんが、主力の打ち漏らしを片づけるなど、何かと使い勝手は良かったです。
三姉妹の中で一番器用かも? 性能に性格が出てて好き。
■サイロジス
[性格・印象]
決して控えめではないんですが、姉たちの影にどうしても隠れてしまう子でした。
余談ですが、サイロジスとサイロニーだけで三位一体が発動して驚いたことがあるんですよ。トライアングルアタックではないんだ?!という。
そして次女の裏切りを経て納得しました。この辺りも巧いな~。
[性能]
前線に置けないのに射程が短い!
うーん、無理かも!
後ろからてこてこ付いてきてもらっていました。
ほら、支援効果は馬鹿にできないから……来年は一緒に甲子園出ような……。
■ナノプ
[性格・印象]
英雄願望! 自信家!
しかし臆病ではある!!
最後が重要で、きちんとビビッてくれるおかげで暴走せずには済むんですよね。ここがキャラ造形として巧い。
下手に場を引っ掻き回すことなく、ムードメーカーとして安心して見ていられたキャラです。
初登場時のギャバのツッコミが好きでスクショを撮りました。
これだけでも登場してくれてありがとうの気持ちだよ。
[性能]
ヒーラーはそれだけで価値がある!
MP不足にはなりやすいですが、2軍に継戦能力を期待するのは厳しいというものでしょう。弱点属性さえ突ければ最低限の攻撃もできて、やるべきことはできる子という印象でした。
■ヘモコ
[性格・印象]
おいおいこの土壇場に濃い子が来たなあ!?
リスク中毒のギャンブラー……ってイカレ面で描きたくなりません? こんな困り眉の愛らしい顔をして……もう色々ととんでもねぇよ……。
生まれつき満たされていると破滅を求める、いやあ、貴族の特権ですねこの野郎。こういうキャラを堂々と出してくれるの、肝が座ってて良いな~!
キャラデザインが好みだったので危うくどっぷり好きになるところでした。好きになったとて報われない予感がひしひしするので、登場が遅めで本当に良かったです。
[性能]
射程はあるものの火力もMPも不足。
削り役すら難しく、うまく運用できませんでした。
■タウリ
[性格・印象]
盲目キャラ2人目! 嬉しい!
終盤参戦ということもあり深掘りは無かったですが、キャラの見た目と性能がもう好きでした。こののんびりした雰囲気で反撃メインの戦い方してる時点で、肝が据わってる……いや肝が据わってるからおっとりして見えるのかも。
その、見た目や菜食主義の辺りからどことなく牛さんを連想してしまうんですが、さすがに煩悩が過ぎますか? うーん!
[性能]
おいおいこの終盤に濃い性能が来たなあ!?
極端に低いMP、カウンター前提のスキル、かろうじて命中率が設定されている範囲攻撃……。
いやもうこんなん楽しすぎますって!! デコイのために生まれたユニット! 発想の勝利!! 最高!!!
リスキーなだけに、雑魚相手ならちゃんと火力も出せるので大満足です。2軍だからと期待していなかっただけに喜びがなお大きかったですねえ。
こういうユニットだけならもしかするといるかもしれませんが、それを有効活用できる戦場までセットで在る作品は唯一無二なのでは? いやあ楽しいゲーム体験をしました。ほくほく。
■ペプチダ
[性格・印象]
不憫キャラ。
スキルの関係でHP1で走り回らせることが多くなり、なお扱いに説得力が増します。やるべきことはやるしかないと割り切る性格っぽいので、なおさら良いように使われてしまう悪循環ががが。
立ち絵が横顔なのも、なんだか覚悟(諦め)の早さを感じさせる気がします。
[性能]
確かにこのスキルは実践投入したくなるなあ~……。
範囲デバフのディスティニーボンドが思いのほか強力でした。一撃で倒せない強敵に耐えるだけの時間を稼げるのはありがたい。
HPカウンターも決まれば強いです。怖いので雑魚にしか使えませんが、同じ2軍メンバーの火力と比べれば十分に使い勝手が良かったです。
まとめ
やっぱりキャラについて語りたくなる作品だったな~!!
印象の濃い薄いはあれど、徹底的に「差別化」されているところが本当に大好きです!
長文にお付き合い、ありがとうございました!
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