「ロケットを飛ばそう、そんなロマンから科学は始まる」
科学と化学の違いがよくわからん前置き。
えー、今回は、シャイムの私目さんところのフリーゲーム「二酸化テルル」の感想をつらつら書きますね。
未プレイの方は、是非、上記サイトの作品紹介文を読んでみてほしいと思います。私はもうこれだけでわくわくしました。一目ぼれに近い感じです。ピンときた方や、化学に興味のある方はプレイして損なしです。
で、さっそく良いなあと思った点を。
化学と恋愛の共通点はロマン
選択肢は常に二つ。空想的に思考するか、化学的に思考するか。たったそれだけです。だというのにここまで魅力的に感じるのは文章力のなせる技でしょうか。
タイトルからして理系っぽいこのゲーム、空想にいくとバッドになるかと私はひやひやしてしまったのですが、決してそんなことはなかったです。むしろ、空想が化学に繋がるあの流れにときめきました。
そして同時に、化学ってロマンだ…! と思えてしまいます。もっぱら文系な自分ですが、新鮮な考え方というか、他ではなかなか味わえない展開にわくわくしました。
吹き出しとキャラ立ち絵のぬるっと感
横からささっと出てくるキャラの立ち絵や、会話が吹き出し式なところが特徴的だと思いました。特に会話部分って、吹き出しオンリーか地の文と同じ枠に入れるかのパターンしか見たことなかったので……シンプルながらもやっぱり他の作品とは違うなあと感じました。
ちょっと残念だったところ
・画面のちぐはぐ感
イラストも綺麗で、原子表も話のテーマにぴったり。でもなんでか、ちぐはぐな感じがしてしまいます。例えば、宇宙空間にドラクエのスライムが漂ってる的な……いや余計わからんか。ともあれ、自分には違和感がありました。
立ち絵でてっきり高校生だと思いこんじゃってましたしねー。
・感想催促
いや、わかるんです。自分も拙いながら小説っぽいもの書いちゃってるんで、感想来るとすごく嬉しいとか燃料になるとか次の作品の傾向探りになるとか、わかるんです。だけど、こう、隠しイベントと引き換えって言われるとなんかもやっとするの何故なんでしょうね……。
サクラやらされる気分になって、プレイ後のすっきり感がちょっと曇ってしまいました。
とまあ、こんな感じで。
ちょいともやっとしたことも書いてしまいましたが、良作なのは確か。
やっぱり文章に惚れこんだゲームでした。
目に見える見えないのシーンは、最高の盛り上がりだと思います。