「危ない橋を叩き割れ」
溺れちまう前置き。
えー、今回は、Space not farさんところのフリーゲーム「グリムボルトDeep」の感想をつらつら書きますね。
ジャンルは思考型パズルライクRPGとのこと。かなりの中毒性があって、色々な駆け引きとスリルが楽しめます。この作品、もともと有料配布のゲームだったんですが、今年初めに驚きの無料化をされました。わー!
というわけで、魅力的だと思った点をいくつか。
主人公達はみな悪人
仲間達の目的は脱獄。
そう、とっても可愛いグラフィックに反して、どいつもこいつも大悪党なのです。一部情状斟酌の余地もあるだろうけども。正義側より悪側に惹かれる方、ちょっとヒャッハーしたい方、なかなか合うと思います。
プレイ始めに多くのことは語られません。本棚を調べると、キャラに関する一言コメントが見れるしくみです。多くを語り過ぎず、ちょっとしたスパイスを足してくれるようなこの具合もお気に入りです。
某罠師の過去につい笑っちゃいましたw いやまあ、笑い事じゃないんですけどね。可愛い顔してえげつない子もいたりして、ぐぐっとそそられます。
キャラクター選択で120°変わるプレイスタイル
初めに主人公を選択して進めていくこのゲ-ム。選んだキャラによってメリットがあり、それに合わせたプレイが必要となってきます。例え一人に飽きても、とっかえひっかえして最低5周はできるってことですね!おいしい!
わたしの初プレイはディズィでして、そのせいか、彼が一番ゲームバランスの良い主人公だったように思います。盗むか逃げるかの心理戦のおかげで凄い緊張感でした。
ちなみに好きなのはアロンルート。ほら、このサイト、ヤンデレとか鬱展開とか推奨してるんで、ねえ。言わずもがなです。彼のルートは二週目から解放されるので、病んでる男性が好きな方、こうご期待です。
ギリギリスリルを楽しむシステム
主人公が扉を開けたり宝箱を開けたりするたび、危険度が溜まります。これがMAXになると敵と戦闘……このバトルを起こすタイミングにも悩むところです。「宝は欲しいけどここで行動するとバトルになっちゃう…!」といったジレンマが思う存分楽しめます。
レベル上げをしなくて済むぶん、アイテムの活用が重要だったように感じましたねぇ。炎耐性強い!うまい!
バトルをしていないキャラはちょこっと回復できる、という独特の回復システムもあって、かなり緊張感のあるものでした。
とまあ、こんな感じで。
悪人サイドのキャラが好きな方や、頭を使うスリルっぷりを楽しみたい方などにオススメです。
さて、追記では軽い攻略というか、ネタバレ含めた自分のプレイ感想をば。気になる方は、下記よりどうぞ~。
同作者様の他フリーゲーム感想記事↓
いやはや、中毒性がやっばいゲームでしたね!
序盤はほぼ死にゲーというのもあって、がんがんリトライして熱中しちゃいました。
使いやすかったのはアロンとディズィとシノかな?
アロンはバトルでの強さ、シノは鼠に対するワイヤートラップ、ディズィは逃げで、かなり活用させてもらいました。そのせいでうっかり殺しかけたり……。
ディズィに杖系を盗ませておくと、魔術師二人に付け替えて弱点ぼっこできてやりやすかったですねぇ。逆に、主人公がディズィじゃない時はそれができなくて、バトルがけっこう難しかった印象です。
初プレイでは結局、忍者ちゃんを仲間にせずにクリアしちゃいました。鍵が足りなかったんや……。ワンオンキルがないとクリアがぐっと難しくなる気がします。
まだ全員分をクリアしてないのでアレですが、またアロンルートを攻略したら書きたそうかなあ、なんて。彼のルート勝てる気がしないw がんばりまっす!