うそうさ〜第二号室〜

フリゲ・鬱展開・ヤンデレ 万歳!

フリーゲーム「zero-answers」感想

「動体視力は知力でカバー!」
できない脳筋プレイヤーな前置き。

 

 

えー、今回はプチレア(旧あそこのひと)さんところのフリーゲームzero-answers」の感想をつらつらと書きますね。一部レビューっぽいかも。


同作者様のフリゲを近頃取り上げてきましたが、この作品はまさに締めの一作。単体でも勿論楽しく遊べるものの、questionsシリーズ通して触れておくとグッと燃え上がるので、未プレイの方は先に他作品にも手を伸ばしてみることをオススメしておきます。

 

関連フリーゲーム感想記事↓

フリーゲーム「zero-questions」感想

フリーゲーム「100-questions」の感想

 

 


というわけで、さっそく魅力的なところから。

 

 


スロットで戦闘や探索を有利に進める

広いマップをうろうろしたり、面倒なエンカウントにストレスためたりすることはありません。というのは、探索が全てスロットという斬新なシステムがあるおかげ! スロットを回して金や敵に遭遇する、このさくさく感。ついついハマって回しまくってしまうのがこの作品の醍醐味です。


スロットと言っても全てが全て運ゲーというわけではないのでご安心。スロットの速さを操作することもできますし、アイテムの使いどころやバトルの戦略はプレイヤーにゆだねられています。
もちろん、目推しができるに越したことはありませんがね。私は超苦手なのでちょこっとだけ苦労しましたw 2つリールが揃ったらガッツポーズという低レベルさ。なのにハマっちゃう恐ろしさ。

 

 

個性的な学徒たち

育てる生徒は8人と多めですが、可愛い顔グラにしっかりしたキャラづけのおかげですぐ覚えられました。中盤になった頃にはもう、愛着がわきすぎて退却時に申し訳なさでたまらなくなることも。この手のゲームは仲間が駒扱いされがちですが、むしろこの作品では彼らを生き延びさせるために頑張りたいと思えます。
お気に入りキャラはムッツリさん。三白眼ですよ三白眼! 無言の凝視に何度助けられたことか。
キクチさんだけさん付けなのもツボです。殺す(可愛い)。

 

 

スキルとMPのジレンマバトル

限られたターン中に倒さないと討伐失敗、経験値がもらえなくなります。しかし、全力でスキルを使ってしまうとMP切れで行動できないことに。このジレンマを解消するのがまた楽しいんですよね。
うちはなかなか魔法陣を出せなかったもんだから、常にMPカツカツで頑張ってもらってました。

バトルは基本オートで進むので、スキル調整をして無駄なMPを使わないように気をつけるのも重要なところです。幸い、ボスについては事前に情報がもらえるので、いかに対策するかがポイントですね。

……私はわりとゴリ押ししました。ははは。先生役がボス戦だと参戦できるのも嬉しい仕様です。「お前達は私が守る!」みたいに勝手にテンションを上げてました。

 

 

ストーリーを深める『先達の記録』

初めに明かされる目標は、「生徒が戦争で生き延びられるよう強くする」ことです。ですが、ただ強化するだけならわざわざ危険な場所を探索する必要はないわけで……。探索を進め、先輩学徒の体験記を読むことでだんだんとこれから起こる戦争の意義がわかるはずです。
進むごとに狂気と謎が増していくこのドキドキ感。詳しい感想は追記にしまっておきますが……とにかく、システムだけでなくストーリーも注目どころです。

 

 


とまあ、こんな感じで。


スロットゲームや頭を使うコマンドバトル、どんでん返しのあるシリアスストーリーに興味のある方へオススメします。


追記ではネタバレ込みの感想など。

 

 

 

同作者様の他フリーゲーム感想記事↓

フリーゲーム「zero-questions」感想

フリーゲーム「100-questions」の感想

フリーゲーム「ブルーバレット」感想

 

 

 

 

ネタバレ注意。

 

 


ラストの演出熱かったですね!キーボードで操作するPCゲームだからこその味というか。あの展開にはうおおおおおっと盛り上がりました。


今にして思えば、さりげなく出てきていた操作説明や、今までのシリーズとは違った顔グラを採用していることなどは全部伏線だったわけですよね。すげー!

 

 

ストーリー面では、一番お気に入りキャラのルークが知らずの間に死んだことになっていてショッキングでした……。ペンプティはquestions2作の軍師様、かなあ。
『レベル25』を並行してプレイしていたので、レインの電脳猫の意味が分かって嬉しいです。エンディング後に言っていたどうこうが、レベル25の方の、希望を叶える企業に繋がるのかな。

 

 

単体としても楽しく、でも芯の部分はシリーズを通してプレイするとわかる――このファン大喜びな展開たまりませんでした!