うそうさ〜第二号室〜

フリゲ!鬱展開!ヤンデレ!万歳

短編フリーゲーム5作品感想

「大粒ばかりじゃ腹も裂けちまうよ」

連休だからこそ短編ゲーもいかがですかな前置き。

 

 

 

えー、今回は操作有りの短編フリーゲームの感想を書いていこうと思います。作者様はそれぞれ別々。ジャンルや雰囲気もバラッバラです。

 

作品はそれぞれ下記の目次の通り。

 

 

 

 

『Legendary Scales ~伝説の2人~』(ギャグ)

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ギャグ全開の短編RPG

ひたすら一本道に進み、全てがボス戦のシンプルな構成です。戦闘難易度はややシビアなので、ある程度コマンド戦闘に慣れている方向け。めちゃくちゃ古い作品なのですが、技を使った時のエフェクトやストーリー内での演出などには当時ならではの凝った演出が感じられます。砂時計カッコイイ。

マップはかなり狭めでシンプルですが、その随所に隠し要素が込められています。同じ行動を何度もしてみたり、色の違う床は怪しんでみたりするといいかも。一応すべて無視して進むこともできますが、技機械なるアイテムが発見できて戦闘も楽になるので、是非ともオススメしたいところ。

また、謎解きクイズの回答に差分がかなりあるにも関わらず何を答えても進める、この豪快さも大好きです。掛け合いを楽しみたい人や、気づいた人だけがニヤッとできる感じ。

お話としては、いや~とにかくメタギャグがずるい! メタなボケって人によってはだいぶ冷めてしまうかと思うのですが、本作はそれを許される雰囲気作りが上手かったなーと思います。わりとみんな真顔でボケてツッコミも淡々としてるのがこれまたずるい。突拍子もないことが畳みかけられるタイプの笑いと、じわっとくる笑いがあり、どちらも抱腹絶倒を誘ってくれました。

一方で、敵側の悪巧みの真相がかなりしっかりしているところもポイント。ただのバカゲーと油断したところで殴りかかってくる…………わりに、あっさりそこがスルーされて進んでいくところもまたこの作品らしいところ。

しっかりゲームしてるギャグゲーを楽しみたい方向けの一作でした。

 

 

 

 

『死神の隠居暗殺記』(ギャグ)

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ギャグな推理短編ゲー。

数分でクリア可能、けれども会話分岐やちょっとした展開の違いが面白いので、全て見ようと思うと10分以上はかかるかなと思います。

推理ものというと犯人当てをするイメージが強いですが、本作は障害となるものを暗殺してしまうという斬新な一作でした。なんといえばいいのかな、メタ視点で物語を順当に導いていく感じ?

難易度はそれほど高くなく、仮に間違ったとしても直後に回答がわかるので詰むことはありません。また、マップもセリフもシンプルではあるものの、不思議と誤った展開も見たくなる魔力があります。さりげなく枯れてる花の趣よ。

ふぇぇん引きこもるぅ、な魔王様の顛末も笑いながら応援したくなりました。

明るくお手軽な推理ゲーをお求めの方向け。

 

 

 

 

『箱庭の花乙女』(シリアス)

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数分でクリア可能、シリアス、キャラの関係性がメイン。三角関係寄りの百合ゲー。

動かすノベルゲ―に近く、分岐も選択肢一つで難易度は簡単です。お散歩ゲーと公式では書かれているのですが、雰囲気としてはしっとりとしています。

やはり注目すべきはグラフィックのクオリティでしょう。ミニチュアのようにかわいいキャラチップと、透き通るような美しい立ち絵、そして手描きの温かみを感じるマップ。どれも惚れ惚れとする見た目で、どのシーンを切り取ってもまさに絵になる作品です。

死と再生、別れと再会を繰り返す世界観も素敵。いずれ搾取される女の子たち、っていうのがすごく切なくてグッとくるんですよね……。通りすがりのキャラクターが投げかけてくる哲学的なやり取りにもザクリと刺されます。触れたら壊れてしまいそうな雰囲気がとても好みです。

転じて、おまけモードのちょっとした遊び心も好き。例の子の苛烈なところも好きで、ヤンデレと言いたいけど言い難い、噛み合うからこそ噛み合わない感じが胸に刺さりました。

独占欲と聞いてピンとくる方向け。女の子同士の少しドロリとした、でも切実で悲しいお話です。

 

 

 

 

『999』(シリアス)

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数分でクリア可能、シリアス、一本道。

説明文にもあるとおり、ひたすら山を登るだけのお話です。正直言うと、序盤はかなり淡々として単調な印象があったんですが……なるほどラストで印象が変わるタイプの作品でした。序盤に情景描写を入れてあったらなあという気持ちと、でもこのひたすら登るばかりのストイックさを推したい気持ちがあります。

進むごとにこまめに変化していく背景や効果音、最後の数歩の溜めなど、演出面が丁寧に作られている印象。あと単純に主人公が片メカクレなのが嬉しい。年齢が少し上のほうなんだろうなと思わせる面持ちも上手い伏線でした。

このテキスト量でしっかりと、世界観説明・二人の関係性・独自設定などを伝えきってくれる手腕がすごかったです。小分けにして上手い引きを作りつつ、昇り切った先には何が、と思わせられる作品でした。

 

 

 

 

『1BeatHeart』(ミステリ・スピンオフ)

http://1beatheart.nobody.jp

 

1bitHeart」のスピンオフ、実質続編。前作は交流がメインで、多様なキャラを楽しむゲームという印象が強かったですが、今作はミステリ要素がかなり濃くなりました。お話自体は乞う続編!って感じで不完全燃焼……。でも、グラフィックはめちゃくちゃハイクオリティですし、ボイスも健在。何より公式CPことミサネちゃんとナナシさんのいちゃいちゃもガッツリ楽しめます。

何よりED曲がマジ最高だったので総括好きです!

キャラが好きな方や、ゲーム画面に惹かれる方は是非。

 

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フリーゲーム「記憶の檻」感想

「檻を解き放て、獣よ闊歩せよ、そして」

何もかも荒らされてしまえば取り返しは付かなくなる前置き。

 

 

えー、今回は月読みの里さんところのフリーゲーム記憶の檻」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。

 

 

エンド分岐無し、一本道の探索ゲー。

プレイ後の感想は、一言で言えば「凄まじい」。是非ともネタバレ無しでこの世界に放り込まれて欲しい作品です。

まあそれでは本記事の意味がないわけで、さっそく語っていこうと思います。

 

 

というわけで、良かった点など。

 

 

思索と認知を揺らがす一作

 

本作の主人公は一人とは限りません。

本作の主人公はあなたとは限りません。

しかし本作の主人公はあなたです。

こういうちょっと意味深なことをにやにやしながら投げかけたくなるくらいには、ギミックに富んだ作品です。

 

ですが謎解きや追いかけっこはなく、探索もシンプルにわかりやすいものとなっています。ご安心。こう、「ゲームしてる」というプレイの実感をしっかり握らせてくれつつも難易度は易しいのって本当ありがたいし上手いなあと思いますね……。

 

 

 

四つのゲーム性と一つのテーマ

 

さて、あらすじとしては、数人の操作キャラを通じてそれぞれの“記憶”を覗き込んでいくお話です。

なぜ檻の中にいるのか、その答えを彼らは持っていません。……まだ。まっさらなプレイヤーと操作キャラを同調させるこのスタイルがすごく好きでした。思いもよらぬ形で答えが提示されていく衝撃も気持ち良かったです。

 

特徴的なのは、ゲームシステムがガラッと変わるところ。

初めは、まるで全く別のゲームが組み合わさったような作品だなあと感じていたんですよ。ですが、共通するマップやあたたかみのあるグラフィックには統一感があって……ちぐはぐなようで一つの作品だなと…………思っていたところであのオチです。震えました。本当に怖かった。大好きですああいうの。

少しずつゲーム内でできることが増え、情報が増え、しかしマップは依然として閉塞的なまま。ここも巧みでした。

バラバラに見えるものが特定の何かに収束される、みたいな、すっきり回収される満足感を味わいたい方には強く勧めたい気持ちです。満足とは、少し異なる形になるかもですが。

 

 

 

文字とアイコンで誘導する手法

 

プレイヤーの誘導の仕方がとてもスマート。ここも主張したい魅力です。

操作キャラが切り替わるごとに別のプレイ感になる、と前述したとおり、プレイヤーは情報が一切ない状態で何度も放り出されます。しかし、プレイ感はかなりスムーズでした。

 

まず、移動範囲が狭いので取れる行動が限定されていること。

次に、謎の影や動くものなど、プレイヤーが能動的に動かなければいけない場面では何か異質なものが必ず紛れ込んでいること。なんだあれ、行ってみよう。この流れを完璧に押さえているように思います。

最後に、アイコンや数字での誘導。特に初めに操作することになるセダリは、ドットがさりげなく変わるので、今どういう状態だから詰まっているのかが伝わりやすかったです。

 

文であっちへ行けと命令するだけではなく、自然とつかみ取るような動きをする場面も含まれているため、プレイヤー私が「ゲームをしている」実感を持てたのかなと思われます。

 

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

 

起動画面からして「おっ」と思える作品だと思うので、公式サイトのスクショにピンときたらとりあえず触れてみるのが一番かと。

 

追記ではネタバレ感想。

 

 

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フリーゲーム「雪花庭のクレデンテ」感想

「小さな花は雪に埋もれて見えなくなってしまうから」

静かにしおれるその前に奪い去っていきましょうな前置き。

 

 

えー、今回はcream△(乃花こより)さんところのフリーゲーム雪花庭のクレデンテ」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。

 

 

パートボイスあり、戦闘無し、難易度易しめの鬼ごっこあり、エンド分岐ありのADV。鬱展開や流血系のスチルもありますが、全体的にはほのぼの路線の作品であるように思います。

 

というわけで、良かった点など。

 

 

構成力を感じるストーリー

 

意味深なプロローグを見せて掴んでおいて、ぽんと時系列を飛ばす構成。単純と言えば単純なんですけど、素直に驚かされたんですよね。「ここであのOPがくるのか!」とテンションが上がりました。

メインストーリーだけでなく各キャラのエピソードもそう。見たいところをきちっと切り取りつつ、余分やテンポの悪いところはさくさくっと省略されています。なんだろう、構成がこう……一冊読み切りで売れ行きによっては連載が決まるラノベみたいな感じ……? 例えとして良くない気もしますが! 操作パートとストーリーパートの尺が丁度良かったです。

レオンがすごく好きなキャラなので、欲をいえば彼の過去はもう少し知りたかったですが……。諸々の設定を踏まえると、明かされないからこそ映えるという気も。

 

 

 

ヤンデレ青年×善性少女の年の差ネタ

 

恋愛要素、と書こうとしつつも躊躇ってしまったんですが……。プレイヤーの恋愛の定義によって少し見え方の変わってくる作品のように思います。

キャラ属性だけで取り上げるなら、歳の差・種族差。そして年の差ものの魅力って、お互いが対等になれないもどかしさや、年下側が無知ゆえに言い様にされてしまう危うさみたいなところだと思うんですよ。なので抱く愛の形が違うこの二人は、年の差ものの真髄だなという気もします。

 

ヤンデレ一歩手前なオルガにも注目したいところ! ギャグなヤンデレシーンも、ガチで怖気の走るヤンデレシーンも、両方好きです。彼がツララに執着する理由づけもしっかりあるので、病む過程重視の方も満足かと。

ツララが驚くほどに純真なので対比するといっそう差があって好きます。

まとめると、関係性重視の方には色々と悶えるところがありそう。

 

 

 

進行や分岐がわかりやすいシステム

 

エンド数は多いものの分岐条件は単純で、作中のあちこちに直接的なヒントも用意されています。取り逃しはカバーできないものの、このヒントのおかげでフラグをすっ飛ばすことはまず無い……はず。仮に探索しすぎて特定のエンドにしか行けなくなったとしても、あとから救済措置で調整できるようになっているのでとても助かります。救済措置の位置がエンド突入前なのも気楽で良き。

また、次の目的地や話しかけるべきキャラクターの位置がきっちり明示されるのもわかりやすかったです。

 

 

 

スチルとマップで魅せる銀世界

 

まず、初登場のキャラが出た時に挟まるステータス画面が好きです。戦闘はないけど魔力と力が設定されているところも好き。メッセージウィンドウやちょっとした吹き出しもさりげなく装飾が凝ってて良いんですよねえ……。

あっ、でもツララちゃんのスカートの短さはツッコミを入れたくなりました。寒いよ! 肌あったかくして!

 

スチルはほのぼのと鬱のギャップがすごくて、作風の幅広さを強く感じました。個別エピソードもそうですが、特に暗い面はガツンと殴られるような衝撃があってすごく好きです。BADENDのえげつさは特に必見。表情の圧が良いんですよね~。

 

マップの美麗さにも注目です。銀世界と言ってもただ白いだけではなくて、氷と雪のマップの違いや、夜と昼のライティングの違いなど、きちんと細やかな差異が描写されているんですよ。看板などのおかげで動線もしっかりしていて、歩いていて楽しいマップでした。

イエティの顔がちょっとキュートな感じなのは笑っちゃいましたが、あの場で急にリアル調のキャラチップが出てきてもそれはそれで違和感があるかも。

 

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

寒い冬に身を寄せ合う迫害された者たち、という光景にピンとくるものがあるならおススメです。

 

 

追記ではネタバレ感想。

 

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フリーゲームサイト「マテンロウ計画」5作品感想

「あの日仕込んだタイムカプセルの場所はどこ?」

掘り出すためにタイムスリップしちゃいたい前置き。

 

 

えー、今回はマテンロウ計画さんところのフリーゲーム「おいかける」「トネリコさん」「トネリコさんとアンダーワールド」「六面体勇者」「身代わりナイトメア」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。

 

今回取り上げる作品はどれも長らく公開停止になっていたのですが、公式サイトにて「過去のゲーム詰め合わせ」という形で再公開がされました! やったー!!

気になりつつもプレイできない作品がたくさんあったので、とっても嬉しいです。

 

 

というわけで目次はこちら↓

 

 

 

『おいかける』

 

[概要]

数分~数十分、一本道を進み続けるノンフィールドゲー。いわゆる雪道ゲー。

 

[感想]

タイトルとお話とシステム全部が噛み合ってる作品大好きなんですよね。これぞゲームだなあと感じます。

ゲーム画面に表示されている二人の人物とゲージも、こうして文章にすればタイトルと比べ合わせて何のゲージかピンと来る人もいると思うんですが……。最後の最後になっても一切ゲージの説明がされないところが好きなんです。わかったらそれでいいし、わからなくてもプレイに支障はない感じ。気づいてなるほどって思う感じが好き。

 

あと敵の名前も個性的でよきです。初手燃やしてくるあれとか笑ってしまいました。

ゲーム性としてはそうだなあ。私は防御を全部捨てて攻撃力↑ばかり拾っていたので、最終的に防御5くらい。それでも防御したら耐えれる時もあって、意外にも引き返すことなく初見でクリア。やったぜ。

数十分もかからずプレイでき、前述の通り色々なものが噛み合っているので満足感はたっぷりでした。

 

[一言]

シンプルなゲームシステムが好きな方向け。

 

 

 

 

トネリコさん』

 

[概要]

クリアまで30分くらいのRPG。仲良し男女のだらだらゆるゆるほのぼのゲー。ラストどの素材を使うかで分岐。

 

 

[感想]

 

独特のゆるーーいノリがすごい楽しかったです。セリカトネリコも仲良し男女なんだけどベタつきはなくて、だらだらーっと掛け合いしつつ一緒に遊べる良い友達な雰囲気でした。

「はなす」コマンドが大好きなんですよ! 初めての「はなす」はメタく身もふたもない導入から始まりますが、いやはやこのノリが味わい深くって。ストーリー進行によって内容が変わるのも細やかですし、ゲームのアドバイスと二人の掛け合い両方がちょうどいい配分で見れるのも素敵です。

ライバルとして出てくるエンリュウも悪意はなく、ほんとに競争相手って感じがしてほのぼのしました。

 

特徴的なのはセミオートバトルかな。

ランダムエンカウントでも操作要らずでさくさく進めましたし、システム自体かなり斬新で面白かったです。魔法の発動タイミングなどややわかりづらいところもありましたが、キー入力即発動ではないことだけ意識しておけば簡単かと。

難易度についても、私は一時道に迷ったので全クリ時はレベル8でしたが楽勝でした。たぶん5・6辺りが適正レベルなんじゃないかなー、なんて。

 

最後にグラフィック面、装備品でさりげなくバトルの演出やモーションが変わるところも丁寧で好きです。

また、キャラチップのサイズが小さめなんですが、くるくる動いてリアクション取ってくれるので見ていてとても賑やかでした。かわいいし元気いっぱいで微笑ましい。

 

[一言]

タンスを調べると引き出しがきちんと開くところ、最高に凝ってて好きです。

 

 

 

 

トネリコさんとアンダーワールド

 

[概要]

ノンフィールド?すごろく風?なマップ、キャラが倒れても3回は復活できる、ちょっと変則的なRPG。クリアまで数時間。裏ボス有、台詞が一部変更されるくらいのエンド分岐有。

 

 

[バトル]

 

前作と比べてノリとキャラは共通、システムはガラッと変更。セリフも漢字混じりで読みやすくなりました。

特筆したいのはバトルについて。単純に物理で殴り続けるだけだとけっこう難易度高め、LPを理解するとけっこうさくさく。LPというのは気絶から復活すると使えるようになる強力なスキルのことで、あえて回復せずさっさと瀕死になっておくという戦略が加わります。そのぶん気絶からの復活はかなりお手軽で、HP回復アイテムで復活できる他、一度バトルが終了するとHPは全回復。締めるところは締めて、ゆるいところはリスク軽めの良バランスでした。

あと嬉しいのが、気絶してても経験値はしっかり貰えるところ! これだけでも拝み倒したくなるありがたさでした。

 

裏ボスがしっかり用意されているのも、戦闘好きとしては嬉しい点。撃破後のイベントやボス名を見ると、錬金術あるあるの後ろ暗い闇設定も垣間見えて実に良いです。この方の暗い方面の創作も好きなので、片鱗が見れてハッピーでした。

といっても、基本はギャグ一辺倒なので安心してくださいね。深読みしない限り平穏です。

 

 

[ストーリー]

 

ストーリー自体もポップなギャグ。

「はなす」コマンドも強化されて、よりお手軽におしゃべりしやすくなりました。文章量もぐっと増えて、テンポよくメタメタしく元気いっぱいです。

 

前作ではトネリコセリカの関係性を友人寄りだな~と感じていたんですが、本作ではセリカ→→→→→トネリコって感じ。第三者のエンリュウ君が突っ込んでくれるおかげで「あっわりとこの二人は距離感がおかしいな?」と気づけました。ありがとう。そんなわけで、ロリコン的なべとつく片想い男が好きな人にもオススメできます。

 

イベントをこなしてとあるキャラを入れているかどうかで会話に差分も加わります。細やかな会話分岐は見るのも探すのも楽しくて好き! 同じダンジョンでもボスを倒す前と倒した後で少し会話内容が変わることがあって、そういう細やかさも素敵でした。

 

 

ところで、エンディングにも関わるので薄字にするんですが、

勇者が魔王を → 六面体勇者

お菓子づくり → Sweet*Sweet

ゾンビと何でも屋 → lostbrave

ゴミ捨て場前の彼 → 停滞少女

なんでしょうかね?

 

 

[一言]

トネリコさん』のノリが好きな方や、ちょっと変わったバトルを楽しみたい方向け。

 

 

 

 

『六面体勇者』

 

[概要]

エンド分岐あり、全クリで30分前後、バトルがサイコロで行われるRPG……でいいのかな。舞台はRPGあるあるの勇者魔王ものですが、プレイ感はアドベンチャーに近いかも。

 

 

[感想]

 

「サイコロの出目で敵を倒すが1が出たら世界が終わる」

この発想がもう最強なんだよなあ!

掴みばっちり進行サクサク、そして時に容赦なくゲームオーバー。王様のセリフを見た瞬間に、ピンとくる人は絶対いるはず。

使うキーがかなり少ないところも上手いなあと思ってまして。会話中にHP確認、即サイコロ、はい次みたいな。特殊なシステムだけど説明要らず、あるいはすぐそこに書いてるのでテンポがめちゃくちゃ良いです。

 

で、ネタで終わるかと思いきやタイトルが効いてくるんですよね!!

六面体。そうですただのネタゲーで終わらないところが魅力なんです。

 

エンド1とエンド6の対比とかもう最高ですね。最高でした。予想外の大好きな展開に狂喜乱舞しました。ヤンデレ大好き。

どのエンドでも1つ到達してしまえば、「じゃああの人がいなかったら/いたらどうなる?」という疑問が出てくると思います。この誘導の仕方も上手。いわゆるRPGのお約束にメタを張るのが好きな方向けです。勇者だけど悪いことしたい、いたずらっ子な人はより楽しめるかも。とかいいつつ私は良い子ちゃんなエンド2でしたが!

 

なおデフォルト主人公名のアールマティは「献身」「心に従う」といった意味を持つとのことで、見事にエンド1と6に当てはまる感じがしてにやにやしました。

 

セーブ画面の数字を0にするためにちょっと捻りが効いているところも細やかで好き。ほんと、色んな側面で楽しめるんですよねこのゲーム。出オチ、探索、RPG、どの面でも秀逸です。

 

 

[惜しい点]

あえて言うならエンド回収の都合で魔王はもう5点分くらいHP少ないと嬉しかった、かな! でも倒した後にセーブできるところは親切で好きです。

 

 

[一言]

発想の勝利に甘んずることなく中身も丁寧に整えてお出しされた作品。

 

 

 

 

『身代わりナイトメア』

 

[概要]

男と女、二つの人格を入れ替えて戦う短編RPGクリアまで1時間強、くらいだったかな。音楽の国がテーマでバトルBGMも凝っているので、MIDI音源再生方法について調べておくと吉。

 

 

[バトル]

 

ステータスは二つだけ、スキルセットは三つだけ、装備品や状態異常はなし。削る部分を削っているからこそ、キャラを入れ替えながら戦うというトリッキーさが生きるんだろうなあと思います。

レベルアップの概念もなく、勝利すればランダムでステータスが上がるというシンプル仕様です。ある程度強くなると頭打ちになるのかな? ほどよく手ごたえを感じつつ楽しめるバトルでした。何より、二人がくるくる入れ替わるのって見栄えが良くてとっても楽しい! 

 

 

[ストーリー]

 

今回はダークのダの字もなく、とにかくポップなギャグ展開でした。

注目したいのはキャラの性別や関係性について。具体的にはクリア後の情報のネタバレになってしまうので伏せますが……。独特の見た目や設定をしていつつも言動はただのラブコメ。このギャップがまず興味深かったです。

というか、設定の盛りっぷりがすごいんですよね。主人公は二重人格、お師匠様激愛、片や関西弁、片や押せ押せ暗黒微笑。これでキャラの属性の交通事故を起こさずに、さらっと短編で終わらせているのが見どころでした。

 

『停滞少女』と明らかに繋がってはいますが、あんまり世界観や設定は重視されていない感じなので、知らなくてもさらっと遊べるかなと思います。

とりあえず、クレイドール男のメカクレっぷりと崩れかけ俺敬語がめちゃくちゃ好きです。

 

 

[惜しい点]

・終盤ppが意味をなさなくなる

・逃げても敵が固まらないから逃げきれない

 

 

[一言]

風代わりなバトルシステムと、ポップなラブコメの温度差が面白い一作。

 

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

 

やっぱり一番刺さったのは『六面体勇者』かな!

正直プレイできないんだろうと諦めかけていた作品群だったので、この機会に触ることができてとっても嬉しかったです!!

 

 

 

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フリーゲーム「停滞少女」感想

フリーゲーム「Sweet*Sweet」感想

フリーゲーム「機械仕掛けの夢」「イヴの日に死んでしまうアナタのための走馬灯機構」「lost brave」感想

フリーゲーム「コッペリア、あるいは偽りの乙女」感想

「貴女は麗しお人形、恋も救いも知らぬ者」

ただし痛みは知っている前置き。

 

 

えー、今回はcream△さんところのフリーゲームコッペリア、あるいは偽りの乙女」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。

 

 

 

というわけで、良かった点など。

 

 

人に憧れる美しい人形達

 

人間に好きと言ってもらえたなら、彼女達は人間になれる──。

この設定からしてロマンティックでドキドキしちゃいますよね! 運命の恋を待ちわびながら歌と劇で世界中を渡り歩くドールたち。これだけでもう、創作意欲が湧いてくる方は多いのではないかなー、なんて。

 

あと上手いなと思ったのが、“主”“使い手”“持ち主”といった単語が一切出てこなかったところです。ドールはあくまで“運命の人”を探すだけ。誰かに付き従うものでもなければ道具でもなく、命を持つ一人の存在として扱われています。

だからこそ! 

だからこそ、彼女達がか弱き花として搾取される描写も光るんですよね……。

初めから道具と決められていれば諦めもつくのに、人間と見分けもつかないほど精巧だから、なおさら勘違いしてしまうんですよ。ここが本当に上手かった。人とよく似て、食事もできて泣いて笑える彼女達が、それでも人間になる意味に想いを馳せたくなりました。

 

 

 

3つの色で語られる鬱展開

 

本作は短編集めいた形式をとっており、プロローグの分岐で3人の内どのドールの物語を読めるかが選べれます。キャラクターや世界観は共通しているものの、ルート同士はパラレルな展開です。それぞれBADが1つとTRUEが1つ、そしてラズベティのみNOMALが1つ。選択肢は多いものの基本的にはラストの二択で分岐するので未プレイの方もご安心ください。

 

あくまで用意されているのはTRUEエンドであって、HAPPYでないところがポイント。言ってしまえば、どれも良質な鬱展開! 

どのルートも、構成やテーマは違えど私好みのお話でとても素敵でした……! ただ後味を悪くするのではなく、彼女達が選ぶ結末の是非自体を考えたくなったり、何かどうにかならなかったのかと想いを重ねたくなったりする話だったように思います。

心情描写や凶行に至る理由などはしっかり描かれていつつも、肝心のところはさっと隠しちゃう、ここが好きでした。想像の余地があるといえばいいのか……。もっと奥の闇を見たくなる、考察が捗る感じ。唯一の良心と見えるラズベティも月明りのベールを剥がせばえげつない仕込みがしてあって、もう、たまりませんね。好き!

 

情緒なく言ってしまうと、可哀想な目にあう女の子が見たい方には合うと思います。

 

 

 

綺麗なドールとモノクロ背景の対比

 

さらに注目したいのは、グラフィック面について。

これがまた、ダークメルヘンというジャンルにぴったりの雰囲気なんですよ! 黒基調の画面を彩る、3人のドール。ストーリー選択の画面やシーン区切りのカットインなど、どれもすごく雰囲気があって、一枚絵としても魅力的でした~! 

同じドールであっても皆衣装や小物に雰囲気の違いが出てて、そこも好きなんですよね……。ラズベティルートで出会うドール達が、ぱっと見てああそういう子なんだなって理解できる服装してるのがすごく好きだったんです。

 

マリアブルーがお姉さんらしく色気ある服装をしてるのも、彼女のルート内容を思うとぞっとして良かったなあ。

 

ただ難点として、探索パートのクリックポイントの不明瞭さが気になりました。

ポスターと劇場入口が同じ判定な一方で、テントと城門は別の判定だったり、マップ移動がドアや門ではなく単に画面端?だったり。勿論プレイした後なら建物とそこにまつわるキャラがわかるので判定の違いも理解できますが、初見時は規則がわかりづらくて戸惑いました。チュートリアルであったClickの円を常設するなどしてあるとより好ましかったように思います。

 

 

 

異形に近い見た目の人形師たち

 

作中では、劇団のベニーを中心に人形師も登場します。

中でも興味深いのは彼らの見た目。異色肌だったりごつい器材?がついてたりと、人形師のほうがよっぽど人間離れしてる外見なんですよね………。ドールの“運命の人”はやはりロマンティックな展開に映える美形揃いなので、なおさら異形めいた人形師たちのインパクトが強かったです。

ここに限らず、印象に残りつつも明かされない設定が意外とあるんですよね。ベニーの事情や人形の造り方、軍と国にまつわる情勢など。

でも、プレイ中はドールの運命の行方のほうに夢中だったので、語られない方がむしろテーマがわかりやすくて良かったと言えるのかも。

 

なお、公式からは本作の外伝・副読本も用意されています。記事を書いている201909現在は通販もされているので、気になった方はチェックしてみると良いかも。

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

 

ダークメルヘンに求めるものがギュギュっと詰まった良ゲーでした~!

 

追記ではネタバレ感想。

 

 

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フリーゲーム「忘却の沼」感想

「音がする、周期的に、粘着質に、呪いのように、魔法のように」

水音は妙に落ち着く気がする前置き。

 

 

えー、今回はハラワリさんところのフリーゲーム忘却の沼」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。

 

エンド分岐ありの短編BLノベル。公式には「しんみり」とありますが、個人的には「じっとり」と感じます。

タイトル通り、作品の印象はまさに沼。曲で言うとアンビエントな雰囲気。暗く、どこまでも持っていかれそうになる没入感を楽しめました。

 

 

 

というわけで、良かった点など。

 

 

隠喩が光る選択肢

 

特徴的なのは、エンド分岐が絵本のあらすじで決まる点です。選択肢といえば誰かに対する応答や主人公の反応を選ぶものが多いと思うんですが、本作はそうじゃない。登場人物のダイレクトな反応がわからないぶん、選択肢の影響が最後まで読めなくて、先行き暗黒の不安定さを心行くまで楽しめました。

けっこうメタ的というか、全クリしてから改めて選択肢を思い返すと「あ~……」って声が思わず漏れちゃうんですよね。わかる。でもプレイ中はわからない。ここが楽し有ったです。心赴くまま正直に選ぶと自然とBAD→GOOD回収に辿り着けたのもあって、上手いな~と感じました。

 

 

 

少し動く、だから不気味な絵本

 

隠喩たっぷりの絵本のシーン、日常を過ごす現実のシーン、幼少期の回想シーン、これら3つが交差しつつ本編は進行して行きます。

この絵本のシーンがすごく好きでした!!

絵本と言うとメルヘンなイメージがまず浮かぶ私ですが、本作の絵本は不可解で不気味な側面が強いです。こう、あるじゃないですか、やわらかい筆致で何でもありの世界観でふんわりと残酷なことが起こってるタイプの絵本。あれです。

画面自体はとてもシンプルなんですよ。シルエット中心で、黒基調で、淡々と進む感じ。画面上部ではムービーちっくな演出がされますが、動き自体はそう激しくもありません。

 

だからこそ不気味なんです!

私、うさぎが笑うシーンで本当に肝が冷えました。もう、あの、静かさの中で一滴、ビタンと悪意を塗り込める感じがすごく恐ろしくて………いや本当に画面上はシンプルなんですけど、だからこそ怖かったです。

ぬまが純朴そうに描かれているから、なおさら行いや絵本自体の不気味さが際立って素敵でした。

 

 

 

絶妙に異質として描かれている主人公

 

主人公は変わり者です。ですが、普通の人です。矛盾しているとわかっちゃいますが本当にプレイするとこんな感じに思えるんですよ……。

別に異常者ってわけじゃないんですよね。ちょっと好きなものが変わってるだけで、奇行に至る思考の流れはきちんと回想シーンで描写されますし、周りに馴染んでいて、気負うところも感じられないですし。

だから、「あれっ」と感じる描写が目立つとも言えるんですが。

 

この「あれっ」について、序盤に出てくるハンバーガーの食べ残しの話がすごく絶妙だと思うんですね。嫌いなものをぺってしちゃうのって、いくら同席者がオーケーしてもかなり異質というか、抵抗感のあることだと思うんですよ。で、情景描写などからもそこらへんのいわゆる……生理的嫌悪感みたいな……部分をしっかり認識したうえで描かれているように感じます。

その辺の境界線が薄い、マズイ一線を踏んじゃうけど本人にはどうも理解しづらい感じ。主人公視点で書いているのに、この客観的なヤバさが伝わってくるのは本当巧みだと思います。わりと“いそう”なリアル感が心底すごいなー、なんて。

 

 

 

どろりと濁ったアートワーク

 

グラフィック面に話が戻りますが、ホラーと思い違いそうなタイトル画面、シーン切り替えに挟まる章名のカットインなどなど、アイキャッチ?も素敵でした。文字だけでここまで雰囲気って出せるものなんですね……。

メッセージウィンドウ自体は小奇麗で、立ち絵もないシンプルな画面構成だからこそ、区切りに出てくる画像の数々に心をザワッとさせられます。好きです。

SEやウェイトはかなり重めですが、特にタイトル画面のあの暴れるようなSEの使い方は巧みでした。いやまさか、あの場で同じ音が聞けるとはね……。何度も繰り返される「ボチャン、と おとをたてました」のテキストもそうですが、あちこちにこういったリピートの演出が組まれていてとても印象に残りました。鳥肌モノ。

 

 

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

最後に未プレイの方への前置きとして、虫の描写が出てきます。シルエット表示だけですが、文章はわりとざわっとする部分もあります。ですが、この嫌悪感を煽る描写があってこそのこの主人公だと思うので、いけそうなら是非読んで欲しい気持ちです。

 

追記ではネタバレ感想少しだけ。

 

 

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フリーゲーム「臆病な充電器」感想

「理解しなくていい、解決しなくていい、お小言なんて到底いらない」

だが慰めだけでは先へ進めない前置き。

 

 

えー、今回はハラワリさんところのフリーゲーム臆病な充電器」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。

 

エンド分岐有、攻略対象一人のBLノベル。ルートによっては三角関係になります。舞台は現代日本、全員がジャンルは違えど社会人です。

 

 

というわけで、良かった点など。

 

 

はっきり見えない背景とさりげない演出

 

背景にはぼかしが入っていて基本的にシンプルな画面構成。立ち絵もなく、決めどころでスチルがすっと差し挟まれます。このスチルもどちらかといえばワンシーンの切り取りといった印象が強く、横顔を眺めたり部屋で過ごしたり、二人の日々を覗き見ているような構図が多めです。

で、じゃあ地味なのかといえばそんなことはなくて。

いわゆるヤバイ雰囲気になった時は背景画像にジリッとノイズが走ったり、気持ちのブレを表すように画面が左右にぐらんと動いたり、ささやかながらパワーのある演出が非常に多いです。画面全体で雰囲気作りがしっかりされているような印象でした。

特に某エンドの直前の演出がすごく好きなんですよね……。画面に大写しされるあの単語にざわっとしました。

 

 

 

与えるだけの充電器

 

この作品の雰囲気をどう書こうかかなり悩んでいたんですが……。依存といいたいけどそれほど甘くなく、じっとりとしてはいるけど憎悪ではなく、やっぱり形容が難しい、唯一無二の雰囲気です。それでもなんとかひねり出すなら、終盤は特に「デートDV」という単語がガチッと嵌り込む作品でした。

あくまで主人公は付属品、彼のもの、主導権は君。あくまで付属品にこだわり、最後にあの「概ね」という単語をぶつけてくるこの一貫した展開が痺れました。いやマジであの一文大好きなんですよ……。

GOODとされているエンドでも、言ってしまえば表面上二人の日常はそれほど変わりません。毎日仕事があり、何かに妥協に、擦り減ったり諦めたりしつつ日々を続けていきます。ただし、相手のことを考えるシーンの圧にはかなりの違いを感じます。愛とも恋とも言い難い、ドロリとした感情が滂沱のごとく流れていく様は、まさに圧倒の一言でした。

 

初めはお互いが支え合う物語なのかなーと思っていたんです。私情は入れず常識的にバリバリ仕事をこなすリーマンと、好きなことを仕事にした変人寄りな造形家ときたら、なんとなくお互いがお互いの穴を埋めそうな気がするじゃないですか。

が、そうじゃない。そこが良い。

支えあいじゃなくて、あくまで断絶なんですよねえ。そして別に分かり合いたいと叫ぶわけでもなく、すれ違いながら引っ付いていく感じ。主人公の想いというか、なりたい形が相手にちっとも伝わらないシーンがすごく好きでした。

 

 

 

オススメする際に言っておきたい点

 

留意事項として、けっこう攻略が難しく感じたゲームです。

エンド到達自体は楽なんですが、解放した今でもアフターストーリーの条件がさっぱりわかっていないなど。隠しエンドに至ってはなんとな~く○○君ルートかと思ってたんですがダメでした。無念。

といっても、好感度の表示が「充電量」という斬新さは好きですし、基本的にエンド二つは辿り着きやすい分岐になっています。大筋はきちんと拾えるのでその点はご安心。

 

そんなわけで、コンプ癖ある方やハッキリキッチリした終わりがないとヤダ!って方にはオススメしづらいかも。一方で、いつも通りの日常の裏に濃い濁り、みたいなのが好きな方にはしっくりくると思います。

 

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

 

最後に一押ししておきたいのがタイトル。

この関係性にこのタイトルを当ててくるセンス、「充電器」という表現の秀逸さ、その単語を連想させる描写の自然さなど、どれもが味わい深くて好きです。タイトルを見てピンと来たなら是非

 

 

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