うそうさ〜第二号室〜

フリゲ・鬱展開・ヤンデレ 万歳!

フリーゲーム「6月のマリッジブルー」「フィンリーノア」「ヤンデレ狼VS暴力赤ずきん」感想

「押しかけ女房ならぬ押しかけ彼氏、いかがですか?」

流されとく方が人生楽かもよな前置き。

 

 

えー、今回はよるのかたすみ(夕夜なこ)さんところのフリーゲーム「6月のマリッジブルー」「フィンリーノア」「ヤンデレ狼VS暴力赤ずきん」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。

 

相互に関係性はないので、気になる作品だけでも。

どれもグラフィックが美麗なので、リンク先のスクショで決めるのもオススメ。

 

 

 

ネタバレ配慮はあまりできていません

どれも1時間あれば全てのエンドが見れる短編ゲーなので、よろしければプレイ後に是非!

 

 

 

『6月のマリッジブルー』(シリアス)

novelgame.jp

 

[概要]

乙女向け短編ノベル。シリアス、ヤンデレ、倫理観ゼロ展開。目が覚めたらツインテヤンデレ男に結婚を迫られていた。

 

 

[感想]

 

シナリオの構成が読みやすかったです。

ぎょっとするOP→過去回想と説明→エンディング、掴みも上々で起承転結もあり。鬱エンドはあるにせよ、ハピエンの方は被虐待児にとってのシンデレラストーリーとも言えそう。

けっこうストーリーは突飛で、突っ込みたくなる点もありました……。まあまあ、ライトに親しめるヤンデレものということで。

 

何より、グラフィックが大優勝!

そして主人公(ヒロイン)のビジュが好み!!

彩度低い?んだけど透明感があって、まさに梅雨って感じがするんですよ。6月、良い……。

 

ヤンデレ好きとしては後日談で腕組みしてました。

灰李くんが安心できるならと提案する雲雀ちゃんと、雲雀ちゃんと一緒に生きたいからそれは違うと断る灰李くん。ここで好き勝手するんじゃなくて、雲雀の自我や人生を尊重するあたりが、本当に雲雀のこと大好きなんだなあと……。

個人的にヤンデレ、愛ゆえに相手をないがしろにするんじゃなくて、まず相手を一番に思っていてほしいので、こういう善な面でも雲雀ちゃん第一なところが見れて大満足

 

 

[一言]

陰鬱設定、病み病み共依存、狂人による救済が好きな方向け。

 

 

 

 

『フィンリーノア』(感動モノ)

www.freem.ne.jp

 

[概要]

暗闇に放り込まれた少女と、ヒーローなクマ。操作あり短編ノベル。恋愛要素なし、切なめ。

 

[感想]

謎の暗闇に放り込まれた少女。怯えつつも進み、理不尽に襲われ、ひたすら孤独にさまよい……。

……もうこれだけで性癖かなり刺さる舞台設定でした。主人公のミラは美少女なので、なお良い!

ストーリー自体はわかりやすく感動モノなので、うんうんと頷きながら進めました。引っ掛かりがなくすんなり読めるシナリオ、大事。

END1であえて結末を言い切らないところが好きでしたね~。

 

画面は真っ黒ながら、キャラ立ち絵は美しく、化け物たちも画風は落書きっぽくもしっかり不気味さはあります。グラフィック◎。

 

ただ選択肢があるとはいえ、ノーヒント暗闇探索は辛かったですね~。キャラ同士の会話システムも気づきづらかったので、ゲーム性は少々オススメしづらいところ。

でも2周目の発想は面白かったです! いっそ初見はEND2固定でエピローグにヒントを入れるなどしたら良かったんじゃないかなあの気持ち。

 

余談。

シーン区切りで一瞬だけ表示される英文、「読めないよ~気になるよ~~」と叫んでいたら、公式サイトで意訳含めて全文公開されていました。助かる~!

 

[一言]

感動モノを遊びたい方に。

 

 

 

ヤンデレ狼VS暴力赤ずきん』(ギャグ)

www.freem.ne.jp

 

[概要]

ヤンデレ狼にパンチを食らわしつつ、おばあちゃんの元へたどり着け!短編RPG。全エンド見て30分くらい。

 

[感想]

タイトルに“暴力”と記載のあるこの潔さ!

戦闘画面のちっちゃい赤ずきんを見た瞬間に吹き出しました。ぼ、ボクシンググローブを装着していらっしゃる……! このヒロイン、強いぞ!!

 

熱烈に言い寄ってくるオオカミさんと言い、初めからアイテムに入ってるどうしようもない犯罪道具と言い、ヤンデレブコメ要素がたっぷり。赤ずきんも腕っぷしは強いけど態度は流されて翻弄されてるように見受けられて、いや~、ヤンデレ属性のテンプレとも言える押しの強さをひしひしと感じました。

 

マップが大きめな一方で目新しいイベント要素が終盤に集中しているので、道中はやや作業ゲーっぽさを感じはしました。狩人さんと出会うポイントはもうちょっと中盤だと、より思い入れができて良さそうだなー、なんて。

でも、大きいおかげでかわいい歩行グラをたっぷり堪能できましたし、バフデバフがきちんと機能しているバランスも楽しかったです。

 

初見プレイではおひとり様で冒険していたのでラスボスだけやや苦戦しましたが、別ENDではサクッと楽にクリア。

アイテムとお金がざくざく手に入るので、ケチらず豪快に使えば難易度はかなり低くなります。

私は出会った敵は全て殴り飛ばすスタイルでプレイしましたが、RPG慣れしている方やアイテムやスキルをちゃんと使う方は多少逃げながらでもOKなはず。攻略テキストも同梱されているので、初心者さんもご安心。

 

[一言]

ノリも難易度もお手軽な、明るいRPG

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

公開されている数作をプレイさせて頂きましたが、どれも作品のテンションが異なっていて、幅広い作風の作者様だな~と感じました。

グラフィックに惚れた方は是非!