「こっち来て俺と一緒にどう?なんてナンパはもう古い」
漢らしく道を切り開いて堂々と仁王立ちする前置き。
えー、今回はVanripper開発のフリーゲーム「Helltaker」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。
普段はウディタゲーやRPGツクールゲーなどを遊ぶ私ですが、STEAMを導入してから、プレイできるゲームが増えました! やったー!
というわけでやーっと、この気になっていたゲームをプレイ。
パズルを解いて悪魔を口説け!
ハーレム&倉庫番という斬新なジャンル。1か所だけ難易度高めのアクションあり。私はとりあえずカンニングなしでエンディングクレジットを見るところまで行けました。だいたい2時間くらい。アクション得意な方やパズルが得意な方はもっと早くクリアできると思います。
頼れる日本語訳パッチも配布中(2023年現在)!
詳しくはグーグル検索でGO to HELL!
というわけで、良かった点など。
食らえ、司法パワー!
何よりもまず挙げたいのが、テンポの良さ!
もうね、死ぬも口説くも爆速なんすよ!! 閉店ガラガラの勢いがあまりに良すぎる。このスピード感、ほんとクセになります。
リトライが早いというのはパズルゲーとしてプレイしやすくてありがたいですし。ストーリーとしても、サクサク死んでは蘇り女を求め続けるグラサン男というシュールな面白さを提供してくれます。いや~、ほんとこの世界観大好き。
ハイスピード惨殺orお持ち帰り
パズルを解いたご褒美として待っているのが、キュートな悪魔たち!
しかし本作はここで一捻り効かせてきます。そう、ただいちゃつくだけではないのです。
我々はただパズルを解くだけではなく、ナンパも成功させなければならない……!
ミスって勢いよくぶっ殺された時はヒャッハーーーー!と奇声を上げてしまいました。ノリが楽しすぎるだろ!
どちらも違った緊張感があってむちゃくちゃ面白かったです。
パズルがお嫌い? でも安心!
escキーの押し方さえ分かっていれば、本作に(おそらく)詰みは存在しません。
なぜなら、メニュー画面からパズルスキップができてしまうからです!
それでいいのかパズルゲーム!?
それでいいのだ悪魔ハーレム!
プライドのために申し上げると、私は断固として自力クリアしました。ふんす。
ただ、難しいステージのパズルを飛ばせるというのはすごく、開発元さんの潔さと懐の広さを感じます。「パズルマジで苦手だけどサムネの悪魔ちゃんかわいいからプレイしてぇよ~~~」というプレイヤーさんも遊べる……ストレスでゲームを嫌いになってしまうことがない……ひたすらに楽しいを提供してくれる! 漢らしい!
プレイヤーの幅が広がるという意味でも、素直に良い点だと思います。
ヒントと見せかけたいちゃいちゃタイム
個性派な悪魔ギャルたちをさらに深堀りしてくれるコマンドがこちら、ヒントシステム。序盤こそ様々な助言をくれますが、ヒントという機能はわりと早々から放棄されます。そこが良い! この自由さが悪魔的で好き!
数が多い分、一人一人のテキストは短めですが、それでもズガンとぶっ刺しにくる魅力と性癖を感じられるのが良かったです!
テンポよくプレイしているとついつい見るのを忘れかけてしまうんですが、あえてステージ選択に戻って見返すなどもしていました。ノーリスクですぐステージ戻れるの、助かる~。
とまあ、こんな感じで。
とにかくハイテンポで遊びやすいので、ガッツリ遊びたい時も、ちょっとした暇つぶし気分の時も、いつでも遊べる良作でした!
追記ではネタバレ感想。
パズル要素
ステージ6から難易度跳ねあがってませんか!?
ここからすごく悩む時間が増えました。ただ、寝て起きたらさくっと解けた時もあったので、集中力の問題かも? てへへ。
Steamだとスクショ撮りやすいので、スクショで途中経過を取りながら考えられるのも良いですね~。頭良い人はそこまでしなくてもよいかもなんだけど。
あと一手さえあれば……!というシーンがかなり多くて、パズルとしての上手さを感じました。目の前に女の子がいるという状況も、あと一歩の悔しさがより感じられて良い。気持ちいい~!
ドタバタラストバトル
いや~、アクションゲーム始まったな~!!
ラストのギミックがもうめちゃくちゃ楽しかったです! 脳汁ドバドバ!
アクションに苦手意識を持っていた頃の私であればおそらく「うわーどうしよ……」と絶望していたと思うんですが。アンダーテールで鍛えられた我が身に恐れるものはなかった! ふはは! 13回ほどやり直してクリアできました! いやっほーい!
立ち絵表現もすごかったですね~。動画みたいにぐりぐりぬるぬる!
とある方法で見られるアートブックファイルでは、圧倒的な努力の結晶が見られて慄きました。神演出は人間による悪魔的な量の作業によって成り立っている……。
勢いとノリがすごく良かったので、あまり深く考えずジャスティスを口説きに口説きまくってしまったんですが、良い感じにちょろくてニヤニヤしちゃいました。いいぜいいぜ、ずっとヘルテイカーのターン!
好きな悪魔は?
ヘルテイカープレイヤーに出会ったら聞きたくなる質問第1位に入ると思いませんか? 好きな悪魔っ娘は誰か。天使っ娘も含んでよいとする。
ちなみに私はマリーナが大大大大好きです!!!
パズル上の不機嫌そうなミニキャラで早くも気になっていたんですが、話し始めてさらにときめきました。ゲームオタクキャラなんてみんな好きだろ、だってゲームしてんだから(暴論)。
なんか物事全部諦めてそーなところも好き。あれほどアグレッシブなお姉ちゃんがいたらな、そりゃな……。
ズドラーダは人気そうなイメージ。
特に、コアな需要をゴリッと獲得してそう。煙草押し付けてくださいって土下座する豚が集まりそう。ド偏見。
ジャスティスもすごく、人気ありそうですよね~。
彼女もエピローグでの小粋なやりとりが好き。全体的に言い回しがとても知的でおしゃれな本作ですが、ジャスティスは特にのらりくらりと鋭さの塩梅がちょうどよかったです。ミステリアスバイオレンス。
とか言いつつ、モデウスのTHEおんなのこ、な感じも好きです。照れ照れ。エピローグの会話が好きなんですよ~。悪魔ならではの倫理観と価値観の違いを感じて。
ロマンス展開にそわそわしちゃう乙女かわいい表情と、ヤベー悪魔らしさ、どっちも味わえて最高でした……。
しまった、こうやって書き連ねていくと結局悪魔全員について語りだしてしまいそうだ。
とにかく魅力的なコがいっぱいで最高だったぜ~という話でした!
ヘルテイカーが欲望塗れだけど紳士的なところも、好き……。
SFな世界観のボーナスステージもあるんですが、第1ステージからかなり難しかったので、本記事はとりあえずはここまで。
あっちもクリア出来たらまた書き足すか、別記事を書きに来ます!