「食べられたいくらい愛してる!」
冷静に考えなくても怖い前置き。
今回は、空色天体博物館さんのところのフリーゲーム「満月の夜に狂宴を」の感想をつらつら書きますね。例のごとくレビューっぽいかもなので注意です。
なんと!あの!大好きなカニバ系フリーゲーム「新月の夜に晩餐を」の前日譚となっております!やったああ!思わずガッツポーズ決めた人はきっと私だけではないはず!
というわけで、満月の前に新月の方をプレイしておくことをオススメ致します。
注意事項としては、鬱展開、捕食、欠損、ヤンデルです。そうですね、好みがドストライクで丸被りですね。今作ではあの妹君が主役です。キャーステキー!
前作同様、一周目は一本道。
二週目を改めて初めからすると、選択肢が増えて別エンドに辿りつけます。
というわけで、キャラへの所感をネタバレしない程度に少々。
・ロビン
掴みどころのないキャラだと思っていたら、まさかまさかの後半で覚醒。はい、元凶でした。傍から見ていると確実におかしいはずなのに、彼視点で進むとまるで違和感がなくて、冷静な壊れっぷりにぞくぞくしました。
ラスト付近で歓喜するあの盛り上がりがたまりません!
・トミー
前作では得体のしれないラスボス臭漂う彼女でしたが、今作でさらに味が深まったように感じましたねー。理解できない、というのがこんなにも魅力的だとは思ってもみませんでした。
彼女のエンドの独白がとても印象に残っています。壁ドンしちゃうその強引さに痺れる惚れる! 展開が色っぽくてどきどきしました。生存的な意味でもどきどきしました。
・ジャック
あとがきでは彼の株が落ちたのでは等、書かれておりましたが、むしろさらに上がりました。グラフの上昇っぷりがとどまるところを知りません。
スチルが!食べたい時のあのスチルが!ガン見しました。
相変わらず、不器用な葛藤が濃厚に表現されていて、何度出会っても良いキャラクターだなあとしみじみします。本当、また会えてうれしいなあ。
前作が食欲を超えた純愛だとしたら、今回は食欲を超えた狂愛でしょうか?
なんて、無理やり対比的に書いてみましたが。
新月の切ない苦しい雰囲気も、満月の愉悦と哀れな雰囲気も、どちらも雰囲気が濃くて大変楽しめました。
相変わらず極上のヤンデル感です……! 是非プレイしてみて下さい。
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