うそうさ〜第二号室〜

フリゲ・鬱展開・ヤンデレ 万歳!

フリーゲーム「天に届ける迎春花」「あのころスイート+」感想

「システム一番キャラクタ二番」

三時のおやつは鬱展開な前置き。

 

 

 

えー、今回は2本仕立てで感想をつらつら書きますね。プレイしたのは、moto(http://www.arca666.com/)さん製作のフリーゲーム『天に届ける迎春花』、および

エトリエさん製作のフリーゲーム『あのころスイート+』のふたつです。

相互に関連性はないのですが、絵師さんが一緒だったので合わせて。

ではさっそく前者の方から。

 

 

 

 

 

 

 

天に届ける迎春花

 

システム

 評価すべきはとにかくシステム! RPGとの紹介もありますが、パズル要素が強いです。

目的はとにかく塔を上っていくこと。レベルアップの概念はなく、アイテムでドーピングしながら進んでいきます。戦闘には運要素が一切なく、戦闘前から受けるダメージなどの結果が予測できるようになっています。

いかに強敵を避けるか、ドーピングアイテムをどう入手するか。

手狭で限られたルートをうまく歩きまわって、どんどん自分を強化しつつ進むトライ&エラー系のゲームでした。かなりロジカルに楽しめるので、パズル好きな方には是非ともチャレンジして頂きたいところです。

 

 ストーリーとキャラクター

主目的は塔を上って迎春花を取ってくること。それ以外の説明やストーリー性はほとんどありません。まさにシンプルイズベスト。システム自体がかなり効率化されているので、ストーリーもそれに合わせた感じでしょうか。

さくっとプレイしたい方、お話そっちのけで早いとこ操作に移りたい方向け。

そんなわけでキャラも無個性寄りなのですが、グラフィック等はほのぼの系のイラストで、可愛らしいものが多かったです。超強いボスキャラもどことなく和んで見えましたw

 

 ぬるゲーマー用のお助けシステムも搭載

さて、コツがわかっていない初めのうちはすぐにやられるor金欠になるパターンが多いかと思うのですが。どうにも先に進めない人用の救済システムとして、養成所なるものが用意されています。ここを使うと難易度がかーなーり易しくなってくれるので、この手のゲームに初めて触れる方や、一週目はさくさく遊びたい方におすすめです。

かくいう私も初回クリアでは養成所使いました! それでも無双ゲーというわけではなく、ゆるいなりに頭を使えて、ほどよく難易度のあるプレイができたと思います。

鍵を使うタイミングや回復薬の温存に悩まされるのが楽しいのなんのって。きのこおいしい。

なお、クリア時スコアは4955でした。ぬるゲーマーゆえ。とはいえネット上には20000超えの方もいるようでびっくりです。

私はバージョン1.01でプレイしたのですが、現在はバージョンアップして初日から魔法が使えたりチュートリアルが加わったりと、さらにユーザーが親しみやすいよう改良されています。やったね!

 

 

 

とまあこんな感じで。

縛りプレイもゆるゆるプレイも楽しめる、ほのぼのの皮を被った本格派パズルRPGでした!

 

 

 

『あのころスイート+』

http://www.wa.commufa.jp/~etorie/game_no8/index.html

 

 で、続きましてこちらの作品。迎春花をクリア後、レビューを求めて色々巡っていたら「この作品を遊んだ人はこちらも楽しんでいます」みたいな感じで紹介が出ていたので、DLしてみました。

で、DLした後に迎春花のほうでグラフィックに関わっていた方の作品だと気づくなど。てへ。

実はノーマルモードしかクリアできていないので、半端な感想文になっているかもしれませんがご容赦ください……。上手いこといけたらまた追記しますので!

 

バトル

このゲームのポイントは何よりもバトル、もっと言えば戦闘に入るタイミングだと思います。

マップ内の敵を倒してレベルアップしながら進む……と書くと普通のRPGっぽく見えるのですが。このレベル上げがすごくシビアな一作になっているんですね。

まず、敵がかなり強い。シンボルエンカウントなので、敵の種類や倒す順番に気を使いながら進める必要があります。常に全力で戦い、なんとか隙を見てMPを補充。とにかくバトルに関しては手に汗握る難易度が楽しめます。

敵は時間経過で復活するので、ならばと思いザコ敵を狩ろうとするわけですが――まあそう簡単にはいかないわな。同じ敵を3回倒すと、4回目以降からは強敵化します。逃げるコマンドもないのでぶつかったらゲームオーバーと考えて差し支えありません。ひぃ。

次に、こちらの移動速度がかなり遅い。ルートを絞って進まないと強敵に囲まれて終わりです。なのでいかに進んでどこで敵を倒すかに頭を使うという。

要は、運要素ありの詰将棋みたいな感じ……? 例えとしてはちょっとおかしいかも?

何にせよ、かなりのトライ&エラーが必要なので、マゾゲーに近い印象がありました。

 

 システム

前述したシンボルエンカウントの他にも、面白いシステムが複数組みこまれています。例えば、お着替えで使用できるスキルが変わるシステム。シンボルで有効な技を見分けて、敵と戦う直前に急いでお色直しするわけですね。たーのしい。弱点看破系の戦闘が好きな方はこういうのテンション上がると思います。

戦闘終了時にHPが全回復するのも良かったなあ。MPは回復しないってところがミソなんですよねぇ。いかにコストを抑えつつギリギリで戦うか、やはりここにも頭を捻らせる要素があります。

敵シンボルがけっこう不規則(だと思う?)に動くので、運要素も絡んできます。めげないしょげない泣いちゃだめ……。この点に関しては賛否両論かも。クリティカルのおかげで勝てるってこともままあるので、一概には言えませんがねw

 

グラフィック

難易度に反して絵柄はほのぼの可愛いです。敵ですら可愛い。強いけど可愛い。

レイモンドお兄様の立ち方がとても素敵です…!元々兄キャラ萌えしてるのもあってテンション上がりました。

お着替えするとマップ上のドット絵も変わるのが嬉しかったですね~。燃える人はそれこそ全衣装で全クリア目指したくなるのではないでしょうか。

でも個人的には両者とも普段着が一番好きです。えへ。

マリーのほうは髪型チェンジまでできるという大判振る舞い。それこそ着せ替えゲー好きな方も楽しめるかと思います! ツインテやったー!

 

スキル欄のテキスト

文字で語られるストーリーがほとんどないので、お話は少し薄味に見えてしまう気はしました……。

が、キャラクター性はばっちり。というのも、スキル説明のテキストがキャラ口調になっていてすごくそれらしいんですね~。レイモンドの貴族スマイルの説明書きですっかり落とされてしまいました。だってかっこいいんだもの…!

マリーのほうは衣装を変えると口調もそれっぽく変わるのが可愛かったです。徴収どきどき。

というわけで、キャラ萌えキャラゲーしたい方も最低限の要素は確保されているので満足できるはずです!

 

 

 

 

 

とまあ、こんな感じで。

難易度はかなり高め、ながらもピンと来る人はつい何度もチャレンジしたくなるタイプの一作でした!

 

 

 

余談。

このゲームとは一切関係ありませんが、あのころスイート+のチームはボカロ界隈でも活動しているそうで。動画ページを見てみたところ知ってる曲が出てきて驚きましたw

というわけで動画リンクもついでにぺたぺた。

nico.ms

懐かしの名曲でした。