「ここに少女がいると仮定して」
意外と生存率が上がる前置き。
えー、今回はプチレアさんところのフリーゲーム「ブルーバレット」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。
クリアだけなら3時間前後、アナザーを楽しんだりスコアアタックしたりするならかなりじっくり遊べる一作です。
ざっくり要素を言うなら、ダンジョン、百合、自衛隊!こんな感じです。本編だと自衛軍って設定ですが。百合要素は告白くらいなので苦手な方も大丈夫…かな。まあそこは自己判断で。私は百合も楽しめる派なので、たまちゃんに萌えてました。
というわけで、魅力的な点をば。
どこまで進む?ダンジョンアタック
どんどん進まないとタイムアップになるけれど、強行して全滅しては意味が無い。この絶妙なバランスがたまりません。私は慣れるまで、進みすぎてゲームオーバーになることもしょっちゅうでしたw
タイム、って言うよりカウントって書く方がいいのかな。歩数に制限があるので、地図を見つつ多少のメタ読みで階段を考えつつ進んでました。
プレイ中はけっこう焦ってたけど、フロアをクリアしたらタイムリミットは伸びますし、他にも時間を延ばす手段があるので、詰むことは少ないと思います。
宝箱の数歩手前まで来ると地図にマークがつきます。歩数制限があるぶん、こういったところでは優しいのがありがたかったですねぇ。ほら、宝箱あるかどうかで既に進んだ道を引き返すのは虚しいのでね。
百合なマルチエンディング
物語の終盤になると、好きな子だぁれなガールズトークが始まります。そこで選択した子のルートに入れるというマルチエンディングストーリー。タマオとリョウコの二つを見ましたが、どっちもほのぼの百合で和みました。
開発やアイテムで好きな方針を選べるシステム
キャラクターごとの特性はある程度決まっていますが、装備品や開発アイテムが豊富なので自由度もあって楽しめます。
初めにポンプ修理をLVMAXにしたら700カウントくらい余ったでござる。でも焦りながらやるのは嫌なので、2周目もポンプをせっせと修理してました。あとは生成を最優先で。
後半になってくると、武器を装備するためにステータスアップの開発をしないと駄目なんですよねぇ。どの子に装備させようか、どのパラメータに振ろうかと悩まされるのもまた醍醐味でした。
行動順を見ながら決める戦闘
敵の行動が来る前に倒したり、こっちの攻撃でスタンさせたり。HPが低めに設定されているので、とにかくダメージが回ってこないよう考えて戦闘しないといけませんコマンド連打で済まさないこのこだわりの戦闘が熱かったです。
スタンが効かない敵が出て来た時の絶望っぷりははんぱない。まあ後半は技封じスタン耐性がデフォになるんですけどねハハハ。
使いやすかったのはやっぱりたまちゃん。行動値上げまくって、ばんばんコンボ決めてもらってました。
ちょっと残念だったのは、
百合押しのわりにキャラクターが薄め
本筋の生態実験どうこうが主人公達の今後に関わる感じではないので、メインは百合エピソードなのかなあと勝手に思っているのですが。そのわりに攻略対象の子に個性が薄かったのがちょっと残念かなー、なんて。個人的にキャラが薄かったなあと感じているのがトモコとミキなので、二人が好きって方のご意見聞きたいところです。
リョウコはツンデレ後輩と属性は立ってるんですが、いかんせんストーリーの関係で使えない・苛々される子になっちゃってるのがもったいない……。リオ上げのためにリョウコ下げされてる感じ。バトルでは大活躍なんですけどね。リオもぼーっとしてるところが強調されてて、皆に言われるほど強い子かなあ?と疑問が出ちゃいました。
タマオちゃんは大満足です。言うこと無し。ブラボー。起動画面ずっとたまちゃんでも良いくらいです。
システムに慣れるまではザコ敵でも苦労しましたが、スキルとアイテムを惜しみなく使うことを覚えてからはさくさくでした。地図を埋めた2周目以降が楽しいのなんのって。
ランキングがウェブに登録できる素敵仕様も。後ろから数えた方が早いですが、私のノーマルアナザーで計2回登録してるので興味ある人は探して鼻で笑うと宜しかろう。
というわけで、百合やダンジョンゲー好きな方にオススメします。
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